鑑賞日:2024年2月16日
パンフレット:1100円
有罪か、無罪か――?
まずは、やはりこのデザイナーさんが入っていると、
パンフレットの価格が高い…(汗)
凝ってあるので、コレクションとしては良いのだが、
もう少し安いと助かるなぁ…と。
作品の感想に戻って、、、
自分にはまだ早過ぎたんや…
アリ・アスター監督の「ヘレディタリー/継承」「ミッドサマー」と結構好きな作品だったけど、今作は正直微妙過ぎてしまって…。
これは面白いのか、面白くないのか、その判断も出来ない感じでしょうか。
怪作過ぎる!!
まさにカオス!!!
もっとアリ・アスター監督を理解しないとダメなのか…。
ホアキン・フェニックスは見事なまでに主人公のボウを演じていたとは思います。
ただ、なぜタイトルは”ボー”なのに、字幕表記の主人公名は”ボウ”なのかがちょっと気になりました。
映画は、赤ん坊目線で、自分が産み落とされるシーンから始まります。
産んだ母親は、自分の赤ちゃんを床に落としたと言い、発狂。
しかも、赤ちゃんが泣かないので、さらに発狂。
医者がお尻を叩くと、泣き始める。
ボウはセラピーを受けていた。
セラピストのフリール医師に、父の命日に母親に会いに行くことを告げるも、それが本当に良いのかどうか判断も出来ず。
新しい薬を処方されるボウ。
アパートに帰宅し、フライトに備えて就寝するが、音楽をかけていないのに、なぜか音量を下げるようにとのメモがドアの下から挟み込まれる。
翌日、寝過ごしてしまったボウが慌てて荷物をまとめて空港へと向かおうとするが、荷物と鍵が消えてしまい…
母のモナに事情を説明するも、取り合ってくれない。
今度は水のないまま処方された薬を飲んでしまい、慌てて向かいの店へと駆け込むが、その隙に路上のいた人たちがボーの部屋を占拠。
翌朝、部屋に戻り、母に連絡をすると、電話に出たのは配達員で…
モナが落下したシャンデリアに頭と顔を潰されたことを知るボウ。
落ち着かせようとお風呂に入るが、ボウにさらなるトラブルがやって来るのだった…。
謎は謎のままで…
謎解きなんてものは、この作品には存在せず。
ホント意味不明過ぎてしまって、自分は何を見せられているんだ?状態でした(苦笑)
考察組からすれば、あのシーンはああいう意味があるんだ!とかってなるのだろうけど、自分はそこまで考察出来るワケでもなく…。
ボウを車で撥ねたロジャーとグレース、そして娘のトニと戦地で亡くなった息子のネイサンと同じ隊にいたジーヴス…
この一家のことも良く分からないままだったが、どうやらモナの会社と関係しているらしいというのが、後半分かってくる。
→たくさんの写真で作り上げられたモナのコラージュポスターの中にいたよね?
森の芝居小屋も良く分からん!
ボウに話しかけてきた男性の足首にもロジャーのところで着けられたデバイスがあったよね?
あと芝居の主宰者はボウの”父親”の部屋にいた???
そのボウの”父親”に至っては…(略)
なぜあの形???
そして、終盤はちょっと「トゥルーマン・ショー」が入っていたような…。
あー…
これは考えるのではなく、感じる作品なんですね、きっと。。
こういう作品を観ると、自分は単純明快な作品が好きなんだなぁ…と、つくづく思った。
上映時間が3時間近くあるので、体調を万全にして、かなりの覚悟を持って鑑賞に臨みましょう!