ken個人記録用

そして、バトンは渡されたのken個人記録用のネタバレレビュー・内容・結末

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

感動した!
どんでん返し感動系。
石原さとみ演じるお母さんが自由気まま過ぎてついていけず、2/3くらいまでイマイチで離脱しそうになった。しかし後半のどんでん返しで、自由気ままな理由が分かると、感情が裏返り一気に感動した。
短い命だと思ってたから、今を楽しんで生きていたのか。ダラダラしたり急に不機嫌だったりしたのは体調が悪かったのか。娘に辛い姿を見せないように家を飛び出していたのか。短い命の中、愛する娘のために何でもする、結婚すらも。
娘のために結婚までして与えたピアノ。卒業式で娘のピアノを聞けたのは、言葉にできないほどの感動があっただろう。

そしてバトン。多くは父から夫への1回だけ渡される。でもこの映画では3回バトンが渡された。一般的に子供にとって親が変わることはマイナスなイメージがある。3回親が変わった事実は変わらないが、しかしどう向き合ってどう行動してどういう結果になるかは、その人次第。
マイナスと思われるような事実に対しても、卑屈にならず、笑顔で前向きに過ごしていたから、プラスになったのかなと思う。