Ryan

スティーラーズのRyanのレビュー・感想・評価

スティーラーズ(2021年製作の映画)
2.2
ジュードロウの息子!ラフロウ!


ストーリー
天涯孤独のオリヴァーは、警察の目を盗んで街の壁にグラフィティを描いている。そんな中、警察に追われていたところを2人の男女に助けられたオリヴァーは、ある場所に案内される。


主演 ラファティ・ロウ(ジュード・ロウの息子)
監督 マーティン・オーウェン


1838年の小説『オリヴァー・トゥイスト』の現代版。

全く面白くない。
ガイリッチー作品に憧れた金持ち道楽映画。
作品を観て「間違いなくジュードロウの息子だから…」と感じさせてしまった時点でこの映画は負け。それ以上のパッションすら感じなかった。

この映画の唯一良いところはレナへディとマイケルケインの共演くらいだろう。
2人の名優がかなり場を引っ張り頑張ってくれている。もし、この2人の出演がなかったらもっと酷い事になっていた。

オリバーツイストが原作だが、今の時代に「オリバーツイスト」をやる意味がない。舞台が1838年や1900年代前半が舞台だから魅力的なわけで、わざわざ現代社会に置き直す必要がない。やっていることはバンクシーに近い。

友情や計画、作戦等のほぼ全てがチープ。
お手本の様な流行を取り入れたパルクールアクション等、もはや一昔前とも感じられる。
主演のラフロウも役不足で、ジュードロウによく似ているが"それだけ"である。

マイケルケインとレナへディ出演作は無視できないが、オススメはしない。
Ryan

Ryan