Yuuki

フィアー・ストリート Part 1: 1994のYuukiのレビュー・感想・評価

4.0
1994年、シェイディサイドのショッピングモールで刺殺事件が発生する。犯人はその場で射殺されたのだが、この街では昔から殺人鬼による凶行が頻発し「呪われた街」と噂されていた。ある日、ここに住むディーナの別れた恋人サムはひょんな事からこの街に伝わる呪いが降りかかり、命の危険にさらされる。ディーナは友人達と協力してサムを救おうと頑張る!頑張れ!な話

「グーズパンプス」シリーズなどティーンエイジャー向けホラー小説をよく書くR・L・スタインのホラーシリーズの映像化。めちゃくちゃ分かりやすくて良い!!分かりやすいけどワクワクするストーリー展開、分かりやすくて魅力的なキャラクター達、分かりやすくて怖い謎の殺人鬼、分かりやすいけどアッと驚く殺人描写、パート2・パート3へと繋がっていく謎と伏線、ホラー&ジュブナイル&ミステリーがアッパレバランスで構成された良作と言っても過言ではないでしょう!

個人的には善悪問わずキャラクターが魅力的でかなり好感が持てたかな。ディーナの弟が特段に良くて、いつもインターネットでチャットする陰気な男ながら今回の事件と街に伝わる謎を一気に推理する「やれば出来んじゃん!」感が特に良かったな〜。ベタな役どころだけど散りばめられた謎のピースをハメていってストーリーが爆走する爽快感と気持ちよさ、アッパレです(明らかな童貞なのにここぞで男を上げるところも最高)。そしてメインとなるディーナとサムのカップルが女性同士ってのもよくある関係性から一歩進んだ新鮮味と清らかさがあって良かったな。言わずもがな、殺人鬼も魅せ方にバリエーションがあって花丸です。三部作なのでこれからの真相解明が楽しみ!敬具
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