回想シーンでご飯3杯いける

アリ&クイーンズの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

アリ&クイーンズ(2021年製作の映画)
3.4
インドネシアに住む少年が、疎遠になっていた母親との再会を求めてニューヨークに旅立つ話。大半がニューヨーク・ロケなので、インドネシア映画を観ている気がしない。そのぐらい映像があか抜けている。

少年が母親探しする間に居候する事になったシェアハウスに住むアジアン・コミュニティーのお姉さん達が何とも良い感じだ。ロケはニューヨークでも、基本はインドネシア人の視点で描かれているので、僕達日本人が観ても、まるで自分がニューヨークに滞在しているかのような気分が味わえる。主人公がイラストの世界で成功を目指す設定なので、映像も全体的にお洒落で良い。

ストーリー的な結末には納得が行かない部分もあったけど、アジアン視点で捉えたニューヨークに心酔する100分。