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アブドゥルとジョゼのchiyoのレビュー・感想・評価

アブドゥルとジョゼ(2017年製作の映画)
4.0
2021/7/22
東ティモール映画祭で鑑賞。1978年、空襲で家族を失った8歳のジョゼ。現在は名前をアブドゥルに変え、キリスト教からイスラム教に改宗し、インドネシアで家族とともに暮らす。そんな彼が、NGOの支援を得て実現した、東ティモールの家族との再会。恐らく、アヴドゥルの妻は自身がインドネシア人なこともあり、夫の家族との再会は怖さもあったと思う。が、娘たちと同様に、彼の孤独をしっかりと理解し、彼の心に静かに寄り添う。中でも、長女の聡明さが素晴らしい。東ティモールのことは何も知らなかったけれど、インドネシアとの関係や東ティモールの風習等、とても勉強になった。特に、一度家族から離れた者を、再び家族として迎え入れる時の儀式が印象的。
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