ホラーマニア斗真

The Queen of Black Magic(英題)のホラーマニア斗真のレビュー・感想・評価

The Queen of Black Magic(英題)(2019年製作の映画)
4.3
インドネシア🇮🇩のホラー映画といえば、"マカブル 永遠の血族"や"悪魔の奴隷"などが有名ですね。Netflixでは"ザ・ドール"や"サードアイ"、"悪魔に呼ばれる前に"などのインドネシアのホラー映画がたくさん配信されていることを知っていますか?

こちらの作品も面白いですが今回、紹介する作品の方がホラーファンが喜びそうな要素がた〜っぷり詰まっています。つまり、本格的なホラー映画ということになります(笑)

ストーリーは…
孤児院で育った主人公たちは孤児院の院長がもうすぐ亡くなるという知らせを受け、家族と一緒に孤児院を訪れるが、何者かの黒魔術(呪い)をかけられたことで、悪夢のような悲劇に巻き込まれるという話。

本作品は1981年に公開された、インドネシアの同名作品を現代的にリメイクした作品。オリジナル版も見ましたが、個人的にはリメイク版が面白かったので、今回はリメイク版である本作品のみを紹介していきたい🪱

Netflixにて配信されている"ザ・ドール"と"サードアイ"はやり過ぎて笑っちゃう部分が多くてホラー映画としての怖さはあまり感じられないのが本音。しかし、本作品は真面目に怖がらせようとしている部分が多くてホラー映画としては成功しているように感じた👍

登場人物が呪いをかけられた場合、例えば自身の肌をナイフで切り刻んだり、ムカデやワームが肉を食いちぎって出てきたり、虫を美味しそうに食べたり、唇を釘で打ち込んだりと痛々しくて気持ち悪い〜😱

ホラー映画では子供は殺されないという、謎のルールがありますよね?でも本作品ではこのルールは通用しないのです。本作品は子供に対しても容赦ない映画だったな🤭

視覚的な恐怖(ショッキングな映像)がたくさんあって見応えもあるし、登場人物がなぜ呪われてしまうかの原因を探っていくというストーリーも普通にしっかりしていました。それに俳優たちの演技も良かったですし(笑)

日本、欧米、韓国とは違った、独特な恐怖を味わえる作品でした。日本のようなジワジワとも違う、欧米のようなドッキリやグロさとも違う、韓国のような胸糞悪さとも違いますね。

上手く説明できないけど、人間が生きていく上でこんなことがあったら嫌だなあと感じるポイントを鋭く突いてくるような感じがあった。生理的に嫌な演出が多い。特にムカデや毛虫、ゴキブリなどの昆虫を使って殺すんですよね。つまり、虫が嫌いな人が見たら失神すると思います(笑)

あ、本物の虫を使っている場合もあれば、CGで表現している部分もありましたね。CGだとしてもリアルな感じだったので見ている時はゾワゾワしました🤢

インドネシアのホラー映画を20作品以上見てきましたが、現時点で本作品が1番怖い作品だと思いました。怖いというよりは気持ち悪いという感覚でしたね。ちなみにジャンプスケアはないので、ビックリ系が嫌な人でも見やすいかな!

というわけで、呪術、魔女、生々しい自傷行為、気持ち悪い虫、グロテスクな幽霊等とホラー要素がたっぷりな作品でした。気になる人はぜひ♪🤣

※至急、日本語版のDVD化を望む!(笑)

個人的に怖いイギリスのホラー映画👇
【イギリス編】
1位 ズーム/見えない参加者
2位 バイオレンス・レイク
3位 シャイニング
4位 The Children
5位 ディセント
6位 ジェーン・ドウの解剖
7位 POSSUM
8位 ラストナイト・イン・ソーホー
9位 インブレッド
10位 28日後…

次回は韓国編です🇰🇷
お楽しみに♪