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ジェーンとシャルロットのごーのレビュー・感想・評価

ジェーンとシャルロット(2021年製作の映画)
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先月亡くなったジェーン・バーキンを、娘のシャルロット・ゲンズブールが撮るドキュメンタリー。

初めは東京のシーンから。
映像がどうしても「ロスト・イン・トランスレーション」を思い出してしまうが先入観からだろうか。

子供の頃の母の態度が気になっていたシャルロットは母にカメラを向けて当時のことを問う。
返ってきたのは意外な応えだった、、、。

その後はあまり内情的な会話は無く、昔を思い出したり孫娘と朝顔の種を植えたり。
母も娘も互いを思いやっており、とてもかつてわだかまりがあったようには見えない。
また、撮影は数年前と思われるがジェーンは全く元気に見える。

「人はなぜ母親から旅立とうとするのか」という問いがあったが、ラストではシャルロットがこの問いに対する想いを独白する。
そのセリフがとても母親への想いに溢れていて感動的だった。

シャルロットは「午前4時にパリの夜は明ける」での役のように、穏やかでお洒落な、素敵な女性だった。そんな女性の発するフランス語のとても美しいこと。出演作をもっと観ないと、と思った。

鑑賞後、家族と話したくなりこのお盆に帰省しようかと思ったけど台風が来てて日和る。
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