鑑賞したのは2023年に入ってから。気づいたらロングランも終わってたし、ようやく配信でもあるのかな。公開は去年の冬だから、今年の映画って感じもしないですけど…。
僕が、この大成功した傑作についてどうこう言うこともないのだけど、漫画のオタクなのに記録として残しとかないと嘘だよなって。
インターハイにて、山王工業高校との試合に臨む湘北高校バスケットボール部。手書きのスケッチに魂が吹き込まれて、横並びのスタメンが歩きだす。メンバーそれぞれが研鑽を積み重ねてきた成果、背負っている過去、さまざまな思いが、コート上で激しくぶつかり合う。体育館。弾むボール。バッシュの音。沖縄の家。兄と母親。その思い。ここには、原作で描かれていなかった物語があった。
バスケの流れるようなパスワークを躍動感満載で見られるのは、アニメーションならでの強みだと思う。そして、ラストの攻防からシュートシーンにいたるまでの息を呑むような動と静のコントラストは、直視したまま止まってしまうパワーがある。本当に傑作だと思う。
今まで、国産の3DCGアニメなんかピクサーやドリームワークスの足元にも及ばないくらいショボいからみてらんないと思ってたけど、海外のスタジオが目指してるのとはまったく違う方向性でスゴいもんが出てきた！死に体のクールジャパンは、まだ戦える。いいからテーピングだっ！
