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茶飲友達のごーのレビュー・感想・評価

茶飲友達(2022年製作の映画)
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2013年に実際に起きた高齢者売春クラブ摘発事件がベース。

行為中、茶柱が立ってるのが暗示的だなと思ったんだけど、茶柱は自然とできたものではなく毎回入れてるようだった。
TENGAとそれに似たデザインのポッドが並んでたり、サービスから帰ってきた嬢が「大っきかったー」と言ってみたり、笑える所が多かった。
「承知でーす」とか「心のパンツを脱げ」とか印象に残るセリフもいくつか。
妊娠が分かって役所に相談に行くシーンで、生活保護の申請をやんわり断った後に「未来の友達に会いたい」みたいな母子家庭支援制度のポスターを映すのが皮肉っぽかった。
劇中、自死を思いとどまって携帯を見るシーンがあるんだけど、その画面の中に出てくるプリンセス佐藤、というのはティーフレンド役のクイン加藤さん(「大っきかったー、壊れるかと思った!」というセリフが印象の)に似せたものだったらしい。
出てくる家族はどれも問題があり、だからこそマナは茶飲友達をファミリーにしたかったんだと思う。
最後のシーンで渡辺哲が、茶飲友達が無くなったことを知り崩れ落ちたように、世の中には確かにこのサービスのニーズはあったということだ。
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