さききちさんの映画レビュー・感想・評価

さききち

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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

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2024年46本目

どうしてもタイミング合わず、劇場で観れなかった映画。アマプラ配信が始まったので即鑑賞。

芝居の臭ささえ意図したものに思えるような、奇天烈ホラー。所謂「ムラ」系作品だけど、これは
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蛇の道(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます



2024年45本目

舞台挨拶&サイン会つき上映 @立川シネマシティ(fスタジオ)

その目は、何を見ているのか。とにかく目が印象的な作品だった。柴咲コウ演じる新島の虚ろで何も映さないまさに虚空の
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あんのこと(2023年製作の映画)

4.3

2024年44本目
舞台挨拶&サイン会付上映にて。

まず書きます。傑作です。
でも、辛い。コロナが始まった、あの何もかもに閉塞感があった 2020-21年の映画。
どうかどうかと祈るように観た。指が
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

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2024年43本目

マッドマックスと言えばここ!
立川シネマシティaスタ 極上爆音上映にて。

想像していた作品とは違って、困惑している。

神格化された前作と比較するのも酷なのかもしれないが、やは
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関心領域(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

2024年42本目

極上音響上映にて。
何故極音、と思っていたけれど、特に前〜中盤、音響が効果的だった。この映画、鑑賞時の音響次第で全く印象が変わりそう。しっかりした音響での鑑賞をお勧めしたい。
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.9

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2024年41本目
TOHOシネマズ立川立飛 轟音シアター初体験。

衝撃とワクワクは前編の方が圧倒的に好きだった。
日常と非日常が混じり合ってまさかの歪みが生じる塩梅が絶妙で好きだったんだなあ。
(
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変な家(2024年製作の映画)

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2024年40本目

『変な家』の間取りを扱う、『変な映画』だった。なぜこうなったのだろうか。今年の珍品枠。

無理と矛盾だらけの終盤に恐怖した。
いや、終盤に、と書いたけど、中盤から変、だ。

主観
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

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2024年39本目

劇場で観れなかったので、配信を喉から手が出るほど待ち望んでいた。
シンプルなストーリーは賛否が分かれるだろうが、個人的にはアリ。100周年の祭りみたいなものだしね。細かいツッコミ
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

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2024年38本目

立川シネマシティ極上爆音上映(bスタ)

中盤までのゴジラ×コング×人間 各パートの映像(画)・シナリオの相似が面白かった。

序盤からモンスターバトルの絵面が充実していて満足感
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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2024年37本目

手放しで最高!って訳ではないんだけど、鑑賞後も心をオブラートで包んでほんわかするような、柔らかい手ごたえの作品だった。

まさかあの曲であんな感情になるとは思わなかった。
中学生
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

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2024年35本目

基本的には、緊迫感で食い入るように観ちゃうんだれど、登場人物が悉くあり得ない選択をするorなぜか動かないので、その繰り返しが毎回毎回ノイズ。終盤、フラストレーションが溜まりまくっ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.1

2024年34本目

ぎゃーーーーやばい!すごい!語彙崩壊!


事前情報なし、浅野いにお原作、イクラ×あのコンビ主演、前評判すごい、でもアニメかーー、、くらいの知識で観に行ったんだけど、、、なんじゃ
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

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2024年31本目

面白かった!自宅で繰り広げられる対「母」の恐ろしさ。前半から終盤まで、張り詰めた緊張感が終始続く。追い詰めと「想い」の異常さにはドン引きと嫌悪感が爆発。「来る」「気づかれる」ので
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Winny(2023年製作の映画)

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2023年29本目

00年代に社会問題となった「ファイル共有ソフト」、Winny。

開発者である金子勇さんと弁護チームを主軸に据えた作品。
件のソフトの概要やユーザーの悪用については、体感冒頭の5
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.2

2024年28本目

痺れた!そして感動した。
今年ベスト10には確実に食い込むであろう一本。

「(家父長の閉鎖性という)呪い」と「選択」の映画。
ロングショット:冒頭とラストカットの対比がその選択
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

2024年27本目

ファウンドフッテージもの。
冒頭で注釈・説明があるため、「で、これなんであるの?」や「なんでナレーションできてんの?誰視点?」問題はクリアになってる。

かなり『ほんとにあった!
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

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2024年24本目

ゴリッゴリのゴア。
リメイク版はらわたのように、
血肉と「痛っ」と不穏な笑顔に塗れた湿度高めの悪夢が再びやってきた。

残酷描写やエグい血糊の量に、子役のメンタルケアは大丈夫なの
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.0

2024年23本目

快作!ヒット!面白い!
ブラムハウス×スコット・デリクソン。
キービジュアル、ポスターで食わず嫌いせず、もっと早く観ればよかった!

ホラーというより、ジュブナイルスリラー。
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

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2024年22本目

今回も終始胸痛む展開。
容疑者Xが最高傑作なのは否めないけれど、絡み合う秘密と人生に唸り、残された課題に胸刺される。

あえて好きな順を記録するなら、
容疑者X > 本作 > 沈
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ジュリアン(2017年製作の映画)

4.1

2024年21本目

ポスターは地味だが、素晴らしい作品。
圧巻。DV被害・モラハラとは何か、を追体験する教科書になるのでは。
緊張とストレスで終始胃がキリキリ。終盤のとあるワンカット長回しから恐怖が
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カモン カモン(2021年製作の映画)

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2024年20本目

言語化できず意識的に、もしくら無意識に隠す気持ち。未成熟な子どもに関する話かと思っていたら、大人にも通ずる話でぶん殴られた想いだった。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

2024年18本目

ミスリードにまんまと引っかかった。
てっきり妹を皆で守っているのかと。

『容疑者X』は超えぬものの、面白かった。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

2024年17&19本目

IMAXGT@池袋グラシネにて。

サンドワームの背からの主観カットで浮遊感を感じた(マジ)。これだけでIMAXGTで観た甲斐があった!観る、を超えて体感する圧倒的な3時間
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

2024年16本目&25本目
初日初回 IMAXGT@池袋グラシネ

これが公開される社会で良かった。
戦争や原爆讃歌ではなく、むしろそのアンチテーゼになっていて安堵。
主眼はオッペンハイマーという「
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

2024年15本目

美麗な映像。まずこれだけで最高の映画経験ができる。この感動、『リメンバー・ミー』以来。

そしてテーマ性。言わずもがなの移民・マイノリティの目線。ディズニーらしく着地点はある程度
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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2024年14本目

印象的な数々の長回しと、思わず凝視or二度見してしまうようなカット繋ぎの妙。
題材的に、沁みるかと思ったが、ストーリー的には今の自分にはさほど響かず。

ただし、なんとも言えない
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

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2024年13本目

しっかり観るのは劇場公開時ぶりかな?
人物描写の繊細さ・哀愁と、堤真一の名演が胸に刺さる。
TVシリーズのガリレオとは趣きが異なり、かつ倒錯劇だけれど、胸が押し潰されんほどの名作
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

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2024年12本目

そっちか〜!
前情報なしの方が楽しめるけど、若干食傷気味の題材ではある。

単発でスッキリ!を期待して観たのに、続編匂わせまくりなため、なんだかモヤっとした。

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.9

2024年11本目

劇場公開中に悔しながら行けなかった1本。ようやく!

難しいことは抜きにして、シンプルに楽しかった!単なる「サメ映画」、というよりサメ&モンスターあり、テロリズム、肉弾戦、爆破も
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N号棟(2021年製作の映画)

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2024年10本目

公開時、新宿ピカデリーまで観に行けず、ずっと楽しみにしていた作品。

なぜこの題材でこうなってしまったのか…という思い。矛盾する行動も多く厳しい。めちゃくちゃ残念。

『和製ミッ
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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2024年7本目

夜/電車/交差する道/光
の使い方にノックアウト寸前だった。

中盤のあのショット、そしてそこに相似・対比となる数ショットだけでもこの映画を観た意味があると思った。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

2024年6本目

2024アカデミー賞受賞作。
正直自分には響かなかった。

子視点で観ると、反吐が出そうな想いと親への想いとの揺れ動きで潰れそうになる。

多面性を描くにしても、そもそもアイデア盗
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

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2024年5本目

ようやく監督がアカデミー賞。
バチバチにキマった構図はそのままに、錯視や奥行きを活かした映像が展開。まさに映像芸術。

市子(2023年製作の映画)

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2024年4本目

2023年末公開以降、気になっていた作品。
年末からの慌ただしさが少しだけ落ち着き、ようやく観れた。

何故これは日本アカデミー賞に噛まなかったのでしょうか。冒頭から予期した不穏を
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

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2024年3本目

設定を聞いて想像したプロットとは良くも悪くも裏切られた。貧困、人種、家族、介護、愛のかたち、プライドetc...現代アメリカの問題を説く。それは他国・日本にも共通する問題であって、
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