fさんの映画レビュー・感想・評価

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初恋(1997年製作の映画)

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"初めての恋が初恋とは限らない"
初恋を何と定義するかは自由でいいし、何回でも初恋をしていいとも思う

夢遊病の女の子と精神病の青年の話
出会っているけど知り合えない、でもどうにか距離を詰めてみたい
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欲望の翼 4Kレストア版(1990年製作の映画)

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擦れ違い、入れ違い、気づいた時には何もない
鳴り続ける公衆電話で胸がぎゅうってなった
何故こうも恋愛の上手くいかなさを描くのが上手いんだろう

2046 4Kレストア版(2004年製作の映画)

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恋の説明のつかなさ
雨の降り始めのような湿度
近未来的な世界観の中にどこか懐かしさを感じる
流動的で刹那的な生き方をする人間が多く出てくる王家衛作品の中で一番好き

いとみち(2020年製作の映画)

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人の温もりが画面越しにも伝わる映像だった
大事に大事に作られたんだなぁ、と
人の心を動かすことも、温めることも、握り潰すことも、導くこともできるのがまた人
見ないように見せないように蓋をしていた感情が
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

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余計な会話のみという余白の作り方
徹底されたミニマリズム
印象的な青

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

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かわいいおじさん達の戯れ
感情の起伏が少なく、穏やかでゆったり映し出される三人の掛け合いが心地よい
なんだかんだお互いの好意を感じつつもあっさり手を振れる関係が、爽やかな余韻を残してくれる
悲しくて美
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.5

エンドロールの曲を彼女が作っているのだとしたら、空間的な広がりと自由を感じたのと同時に、少しの寂しさと思い出を抱えながら遠くへ行こうとしてるのかな
私たちは、私たちが認識している以上に複雑で、単なる言
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ラブ&マーシー 終わらないメロディー(2014年製作の映画)

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ブライアンは音楽の神様から創られてこの世に生み落とされたんだろうな
ペットサウンズのレコーディングシーンは心踊る、涙が溢れそうだった

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3

何も考えずに楽しめていたことが、
きっと今までのようには過ごしていられなくなる
美しさの中に身を置きたいと考えるのは人間の本能の部分でもあるのかな
やわらかな陽射しの中に他人事にさせない強さがあって、
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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

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画面の奥に艶っぽい空気が漂っている
常に一線は保つけれども心を通わせた二人の魅せ方が美しい
花様年華という割に落ち着いた印象を受けるけれど、思い返してみると人生の一番美しい瞬間に感じられるのかも
二人
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ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

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人は忘れ、また忘れられながら生きていく

ファイの傷を癒しながら旅の終末へ向かっていく姿が切なくも頼もしい

サッカーのシーンの黄金色に輝く街並みが美しく、どこか懐かしいような気もした

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印象的
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

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初手の横顔の美しさたるや

人が丁寧に字を書いているところを見るの大好き

"話は愚劣だけど文章が好き"

"思考と言葉は切り離せない"
おじさんとの対話

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せかせか生きていた時はゆったり時間の
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ロリータ(1962年製作の映画)

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"あなたの為"が自分の為になった瞬間、その関係性は終わりに向かう

見舞いに来たハンバートが持ってる花を、気持ち悪い花って吐き捨てるのスカッとした

"随分騙したけど、でも物事ってそんなもんよ"と言っ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

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みんな流動する世界の中で生きている

わたしにとっての運命があなたにとっての運命ではない、ということはざらにあって
特に大きな期待もせず自分自身のアンテナに流されるようにして生きている主人公は、逞しく
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カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

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カラマリユニオンとか似た様なのがたくさんいてわちゃわちゃしているところとか、おじさん版ミニオンにしか見えなかった

スタンドバイミーのアレンジと、俺たちは遅かったんだ、みたいな台詞が刺さる

選曲のセ
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逃げ去る恋 4Kデジタルリマスター版(1979年製作の映画)

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冒頭と終演とでアントワーヌの曲の印象が異なる
回想ばっかりな人って過去に囚われている様で魅力を感じないのよね
本屋の兄とレコード屋の妹

家庭(1970年製作の映画)

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アンソワーヌ…
救いようがないダメっぷりだけれど愛嬌でなんとかここまでやってきた感じが、ティモシーのダメ男演じる時と重なった
演技の参考にしてたのかな
オレンジタートル、緑デニム、革ジャン、革靴にさら
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夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)

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気送便かっこいいなぁ、ロマンが詰まってる
朝の食卓で筆談してわざわざ手紙みたいに渡すのかわいい
特になにがあるわけでもないけれど何故か眺めていられる
近頃はトリュフォーの気分

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"人間はすばらし
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二十歳の恋(1962年製作の映画)

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レコードプレスシーンは夢で溢れている…
"音楽と煙草"に憧れるのは洗練されたこの時代あっての価値観
現代の音楽と煙草文化とは異なる
最後の写真も良い味出してる

相当好き

あこがれ(1958年製作の映画)

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白黒からも溢れ出す初夏の瑞々しい衝動!
接写でわかるベルナデットの皮膚感が魅力的
フランスの田舎の風景は永遠のあこがれ

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ショートカット×謎帽×キャミソールかわいいー

セレブリティ(1998年製作の映画)

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喋りすぎる人間は好きじゃない
知性や品性は沈黙から生まれるのね

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"でも欠点じゃないわ、ただの弱点よ"
ディカプリオ美
ウディアレンは音楽が良い

ラヴィ・ド・ボエーム(1992年製作の映画)

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哀愁の中にも微かなやさしさが漂う
金はないけど寂しくはない
今必要な分だけ稼いでのらりくらりしているのも悪くない、なんて思ってしまう
現代のみんな!働きすぎだよ、休もう

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友の女の為に大切な本や
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悲しき天使(1991年製作の映画)

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歌いながらよく分からん楽器弾いてる兄ちゃんカッケェ
とんがりわんちゃんと謎麺も推し

恋愛睡眠のすすめ(2006年製作の映画)

3.0

夢と現実を行ったり来たり、何度寝かして夢の中で夢を見て起きた時の感覚に似ていた

蛇口からセロファン🚰がとってもかわいい

シャルロットの声とちょっと歯を出す笑い方が好き
口元にジェーン・バーキンの面
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グッバイ・ラバー(1999年製作の映画)

3.0

・オープニングからの金髪ボブの襟足
・ペギーのファッション、黒半袖タートル×パンツ×ベルト×重い靴
・「野次馬を撮れ」でカメラがこっち向く演出かっこよ…私らもこのストーリーの野次馬なんだ…
・My f
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

言葉にできない

リアルタイムで上映していた時代に生まれたかった

そんな時代が必ず来る

砂漠の春

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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たとえオッペンハイマーでなくても、いずれは優れた頭脳を持つ誰かが成していたかもしれない
ただどう扱うかは、その個人・国家、またはタイミングによって大きく変わっていたんだと思う
途中ゲーゲーしてる青年が
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

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なんてピアノは残酷
こうして人は言葉を失うんだ
観るんじゃなかった
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部屋で電話するシーン、監督は王家衛好きなんだろうな

ガタカ(1997年製作の映画)

3.0

"一番"って呪縛だと思う
追い求める一歩を踏み出したら、もう"一番"以外は間違いになるから

というか、適正者って何への適正なんだ
今まで「この環境に100%私は適している!」という状況を経験したこと
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.5

あたたかくて柔らかくて、春の微風みたいな余韻が残る
東京のビル群が淡い朝焼け色に染まる情景
眠れないまま迎える明け方
耳元に残るi miss you
刹那的な永遠を感じる
この作品の全てが好きだ
エン
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.0

face to face 観る為の1時間半
将来はユマママみたいな強い母ちゃんになるんだ
2のジャケが好き

岳 -ガク-(2010年製作の映画)

3.0

転ばないよりも
転んでも受け身をとれること、立ち上がり方を知っていること
それが自信と勇気になるって、大人は教えてくれないんだよなあ

さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.2

収まるべきところへ収まった
その平穏を得る為の獣道
トーマスはきっと素敵な恋を見つけると思う
大丈夫だ、この世界で生きていける

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.8

2つの音で不快にさせる天才
finの代わりのf***で痺れた、ビリビリきた…
アリスをいい女の手本にします
美しい映画の形すぎて引いた…
右脳で観る映画

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人類が誕生してから何度も繰り返されてき
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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

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狂気…

実験を始めたのはいいが実験始めた側の人間はきっともう地球にいなくて、乗船員のレポートも届かなくて、一体誰が何の為にした実験なの…

エンドロールの演出、行ったり来たり出たり消えたりの浮遊感が
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