詩郎さんの映画レビュー・感想・評価

詩郎

詩郎

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ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

3.0

こんなに荒れてる地域がある時代にジャッキー・ウィルソンとかサム・クックが音楽活動してたと思うとただすごいとしか言えないなと思った。
屋外の建物を本当に燃やしたり、当時のリアルさを表現したかったんだろう
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第七の封印(1956年製作の映画)

3.2

ブロックが話し相手が死と気が付かずにチェスの戦い方を喋っちゃうときに二人を隔ててる格子がチェスの板とかかってるようで素敵だと思った
どうして死神は閣下なんだ
多分旅芸人以外はみんな連れてかれたんじゃな
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D坂の殺人事件(1997年製作の映画)

3.0

真田広之ってこんなに綺麗な人だったっけ
いつものような光のぼやけ具合と顔に影を落とす感じの実相寺スタイルがよくわかる
堀内正美が出てたの嬉しい

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.0

意外とグロくない
あの家の気温が50℃とかになったせいで出演者体調崩しまくって撮影環境が劣悪になっていったということを雑誌で読んだ
Laut einem Buch von Marcus Stigleg
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ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.5

根気のない情報に踊らされるのはどんな場所でも普遍的だと思うけど、先生が言ってたドイツの縮図ってどういうことだったのかな
日本だとタイトルの中心は生徒の教室だけどなんドイツ語のタイトルって職員室なんだな
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.9

いつも静かに人間を見ている天使が本気で「Nein!」と言うところが切ない。天使たちの手は優しい。
近くにいるのになかなか同じフレームに入らない天使とマリオンの距離がなんとも言えない。マリオンが右から左
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雨月物語(1953年製作の映画)

3.0

ゆっくり長ーくショットが流れていく、よくこの作品の評価で聞く幽玄さが表れてると思った
ずっとスーっと動いてるカメラのおかげかなんか人を俯瞰して見てるというか、冷徹さを持ってたと思った

地獄の門(1980年製作の映画)

3.4

サスペリア以上の虫!最悪!よくこんなこと考えるなあ…いっぱい見てるわけじゃないからよく知らないけどイタリアホラーって虫使いがちなの??
このゾンビ(?)瞬間移動できるし物理的なパワーもあるしすごい
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羅生門(1950年製作の映画)

3.0

中学生?高校生?のときに見ようと思ったけどあんまりはまらなくて途中で諦めた記憶がある。
数年ぶりに全編見てみて、三船敏郎と森雅之が決闘を始めるまでの間とか、綺麗だなーと思う場面が多くてよかった
人間の
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.0

三原色、特に黄色の様式美を追求したようなセットが素敵
閉塞感を出すような演出が多かったような気がする
ローズマリーの空想が事実かわからなかったけど、最後はそうかあ、、、という感じだった
どっちにしろ妊
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バーニング・ムーン(1992年製作の映画)

3.0

Es gab keine japanische Untertietel, deshalb konnte ich fast nichts verstehen, was die Charaktere ge>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.6

何もかも上手く行かない汗だくの殺人鬼の話
想像してたよりもグロテスクではないけど自分は好き
この男を中心にして世界が動いているかのような映像が特徴的。それに人間の身長よりちょっと高い所から撮ってるとこ
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反撥(1964年製作の映画)

3.7

最低限の音楽しか使わず、日常に聞こえる音の中で淡々と狂っていくドヌーヴを撮っていくのかよい
白黒映画を見て毎回気になるけど、血の色って本当に赤を使ってるのか、白黒にした時にはっきり映えれば赤以外でもい
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ジャン・ルノワールの小間使の日記(1946年製作の映画)

3.4

こんな軽快でコメディ的な要素のある物も撮れるのか
でも流れ的にはメロドラマだった
それにほぼ?全部?セットで撮影してた。30年代は屋外で撮ってだけど
切り返しはやっぱり使う傾向にあるのかもしれない
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赤い天使(1966年製作の映画)

4.0

切断されて乱雑にバケツに入れられた四肢は軍医の苦しみの暗喩のよう
極限の状況のもとでも欲のままに生きる人間たちを描くことは監督が言っていたことを体現していると思った
爆薬を多く使って戦場を再現すること
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盲獣(1969年製作の映画)

3.8

身体への偏執、フェティシズム。このセットよく作ったな。五感を使って楽しむ芸術ってちょっと考えさせられるなあ。映画って触れないもんなあ。
彼らがたどり着いた究極の快楽ははたから見ると狂気だけど本人たちは
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獣人(1938年製作の映画)

3.0

これが詩的リアリズムというものらしい。けどよくわからん!
「河」とこの作品を見て思ったけど画面の真ん中に人を配置するときはその人にピント合わせて背景はぼかしがちなのかな?
ジャン・ギャバンは宇宙刑事の
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The Ghost(英題)(1982年製作の映画)

-

Ich konnte gar nicht den Film verstehen!
Die Ausschnitte waren lang und die Aufstellung der Mensche
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(1951年製作の映画)

3.6

恋心や人生が不確定な河の流れと水面の揺れで表現されているようだった
筋肉の動きにあわせて形が変わる体に反射した太陽の光みたいな、それこそ形が定まることのないものの美しさを捉えていると思った
効果音を削
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ナチ刑法175条/刑法175条(1999年製作の映画)

3.0

Was die Opfer dem Geschichtsforscher erzaehlt hatten waren grausam. Sie haben nicht als Menschen geg>>続きを読む

市民ケーン(1941年製作の映画)

-

Ich habe das auf ein Buch, dass Andre Bazin, ein franzoesischer Filmkritiker, den Film hoch eingesch>>続きを読む

カット/オフ(2018年製作の映画)

3.0

先生いわく、ドーン!みたいな勢い任せではなくじとーっと静かに見る人の心に侵食していく感じがドイツ映画っぽいらしい
そこそこ驚かしあったけどな
「もっと死を見えるようにすればいいのに」みたいな台詞が好き

処女ゲバゲバ(1969年製作の映画)

3.4

目隠しをされて危機的状況にいるのをなんとなく把握できてない二人とそれを見ている組織の人間たち、星をもてなす謎の人たちは滑稽。でも非道な面も持ち合わせている。星がボスと呼ばれることで力関係も協力関係も解>>続きを読む

ZOO(1985年製作の映画)

3.7

物の配置から人の体そのものまでとにかく左右対称にこだわって撮ってると思った。
腐るところだけ音楽が一周回って軽快な感じがするのは、観察対象なのもあるけどあの二人は腐るということに安寧的な物を見いだした
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キートンの鍛冶屋(1922年製作の映画)

3.5

リズムの良いドタバタ。これがスラップスティックコメディというものか。何かの本で読んだ、「人物像がどうのこうのよりもそこにある身体の動きの方が先にたっている」ということがよくわかると思った。

ゆけゆけ二度目の処女(1969年製作の映画)

3.8

白黒の血は本来何色だったのか。彼らがいる屋上は開かれているようで閉鎖的な感じがする。また彼らの生がどっかに行くか行かないかの瀬戸際みたいな感じもある。どうして一度地下へ降りたんだろうか。
出かける
D
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.9

映画のポスターが掲載禁止になったときの「良いからだめなんじゃないか?」っていう台詞にいろいろ詰まっているように思った。暴かれたくないものを晒されたら晒した人や物を潰しにかかるみたいな。当時の映画業界と>>続きを読む

美女と液体人間(1958年製作の映画)

3.0

円谷特撮では馴染みの方がたくさん出演していて楽しい
ケムール人をカラーで見たらこんな感じなんだろうか。溶けるところが光る通り魔みたい。後に出てくる特撮作品の元を感じられる。この時代のセットってこんなに
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ウルトラQザ・ムービー 星の伝説(1990年製作の映画)

3.0

実相寺作品でよく見る構図とか移動撮影はよく出てくる
こういう人が簡単に触れてはいけない何かっていう題材は好みだから楽しめた
風習は見せ物じゃないんだなあ

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