Hanaさんの映画レビュー・感想・評価

Hana

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アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ラブロマンスらしいラブロマンス。

でも、中年男性が主役で、若い女性と恋に落ちる作品は、度々観られるけれど、中年女性主人公のものは新鮮。

今この時代だからこそ、出てきた作品だと感じる。

そこにSN
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ソフィーの選択(1982年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ずいぶん古い映画なのに、色褪せない作品だった。
なぜ今まで観る機会がなかったのか不思議。

メリル・ストリープ、若いけれど魅せられる演技で素晴らしい。
ホロコーストを題材にしているけれど、ただ楽しむ映
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.7

トム・クルーズの映画なのに、全く知らなかったので、気になって視聴。

事実に基づいたストーリーらしいけど、現実離れしてて、見どころ満載。

映画としては面白いけど、当然ながら実際には巻き込まれたくない
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リトル・ガール(2020年製作の映画)

4.1

映画の最後に、「サシャとご家族に感謝を」との(たぶん)監督のコメントがあったけど、いち鑑賞者としても、ほんとに感謝したい。

被写体とよい関係性を築いたからこそ撮れた作品。

子どもの時期の出演という
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.7

アメリカへ移民した人たちのミュージカル。

アメリカという大国で、生き抜く力強さが踊りにまで表れていて、心が揺さぶられた。

たくましさは見習いたい。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.6

浅く観てしまうとあまり理解できないまま終わってしまう作品らしい。

観終わってから批評など読んで、ふ〜んそういうことだったのか〜と理解。
人種差別がテーマになっているということか。

ペパーミント・キャンディー 4Kレストア(1999年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと、ストーリー的によくわからない箇所や、現在の基準では受け入れられない暴力的な箇所あり。
特に暴力的なところは、個人的には見ていてしんどい。

可憐でか弱い花を手折って、気になる人にあげるような
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ユンヒへ(2019年製作の映画)

3.6

岩井俊二監督の『Love Letter』が好きな、韓国の監督が作った作品とか。

小樽も舞台になっていて、確かに雰囲気は『Love Letter』に似ているところも。

中年女性たちを主人公にした、珍
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.8

女性の権利が今ほど認められていなかった時代の話。
が、そういう時代に置いて、女性が権利を勝ち取っていくようなストーリーになるのかと予報していたら、違った。
ただ、そういう時代の女性たちを取り巻く、勝ち
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

-

花冠に惑わされて観てしまい、失敗したと後悔しても、時すでに遅し…
私は、ホラーはやっぱりだめということがわかった

ある男(2022年製作の映画)

3.9

想像以上に深い題材だった。
差別などが渦巻く、今の日本の生きにくさを、なかなか面白いストーリーに仕立て上げられていて、心揺さぶられた。

在日朝鮮韓国人、犯罪者の親族、貧困層など、阻害されやすいマイノ
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シャイン(1996年製作の映画)

3.7

人の人生を壊す毒親。
毒親自身も、毒親に自分の人生を壊されてきた。
どこにでもある親子の連鎖。
どこかで鎖を断ち切る必要あり。
健全に断ち切れなければ、そりゃ病んでしまうというもので…。

せっかくの
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わたしたち(2016年製作の映画)

4.0

小学4年生で、ここまで演技できるということに驚き。
自分の小4の頃を思い出して、心がキューと締め付けられるほどだった。
シチュエーションが似通っている、もしくは、この年齢にありがちな態度など、とてもリ
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.8

セリーヌ・シアマ監督作品。
設定とか人間関係とかがわからないままストーリーが進む。
それでも10代の突拍子もないところや、考えすぎて不思議な行動に出るところなど、映画の「画」として表現されているのがと
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.7

アカデミー賞など多数の部門でノミネートされた作品なので、鑑賞。
移民、農業、キリスト教など、アメリカではとても共感を得られる題材になっているらしい、が…。
(アメリカ人はそもそも、ほとんどが移民)
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.8

思春期の頃の、親との隔たりがとてもよく表れていた。
(ただ、ジョーの親も、パトリックの親も、たぶん、思春期ではなくても隔たりを作りたくなるような人格ではある。)

いろんな人がいていい。
お互いに干渉
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.8

マンガなどでもよく見るループものではあるけど、とてもリズミカルに始まり、そのあとも退屈にならないように作られていて、最後まで楽しめた。

いろんなことが起こる人生の中で、キラッと光る小さな奇跡を探すス
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子猫をお願い(2001年製作の映画)

3.8

2001年の作品ということだけど、女性の息苦しさとか、今でも共感できる要素がたくさんあった。
自分の生きたいように生きるって、なかなか難しいんだよね…

私の少女(2014年製作の映画)

3.6

大人からの虐待で心身不安定な子どもを描く作品としては、全体的にうすっぺらい印象を持った。
演技力が原因なのか、監督の映し方が原因なのかはわからないけど…。

マルティニークからの祈り(2014年製作の映画)

3.7

お金に困ったとき、違法じゃない形でのサポートがあればこんなことにはならなかったのか?
巻き込まれていくチャン・ドヨン。
コ・スは、前半、自分の失態を当たり散らすことで開き直るというダメ夫ぶり。

言葉
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

3.8

観るのがつらいほどの、児童への性的虐待。
しかも聴覚障害の児童。
これが事実を元にした話というから、さらにつらくなる。
お金で動く大人たち、自分の利益のために動く大人たち…。
既視感がありすぎて暗い気
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

邦画の恋愛映画の中では、わりと好きだった。
主役二人の演技が自然(プロだから当たり前だけど)。
DVや就職活動、圧迫面接、社畜など、人権をないがしろにされてるところが、ファンタジーの中で妙にリアルに浮
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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

3.9

アマプラで視聴期間終了間近だったので、駆け込みで視聴。
チョウ・ドンユイの笑顔にキュンとくる。
そんなに濃いストーリーではないものの、淡いグレーを帯びた映像がなんだか心に染みる映画。
期待値が低かった
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

映像が美しく、カイアの描く絵も美しい。
自然とはなんと美しくたくましいものなのかと感動する。
カイアは自然そのものだったのかもしれないと、ふと思う。

汚れた格好してても美人だからこそ幸せになれるとこ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

ジェンダー問題や、権力問題など取り入れられており、主に権力について考えさせられる。
今の世の中、男性が権力を持つことが多々あるが、女性とされる性であれ、権力を持つとやはり傲慢になるのだろうということが
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.6

超高齢化社会、安楽死を考える映画。
こんな政策が行われることはないだろうけど、今のままでは太刀打ちできないくらいの超高齢化社会が訪れる。
早く手を打たないとまずいぞ、という警笛を鳴らす意味で役に立って
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.0

人間は往々にして、自分のルーツを知りたくなるもの。
自分がどこからきて、どのように成長してきて今に至るのかということは、とても必要なことなのだろう。
私がサルーだとしても、同じように、生まれ故郷を探し
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.7

元祖ブレイドランナーは観ていないので、ストーリーが続いているのかはわからない。
アンドロイド(レプリカント)が子どもを産むという、踏み込んだ作品ではある。
アンドロイドは果たして自由意志を持ち得るのか
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.8

またドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品。

タイトルは多分、メキシコとアメリカの「国境」、法と法外の「境目」、そのあたりをかけているんだろうなと推測。

正義のためとはいえ、人を殺すのは、やはり悪だと個人
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Be With You 〜いま、会いにゆきます(2018年製作の映画)

3.4

日本版よりこちらのほうが星が多かったので視聴。

感動ドラマ系で、私でも楽しめるものがあるのか?と思って観たが…。
最近、シンプルに楽しむことが、やっぱりできなくなってきているんだな、と痛感した…。

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.6

1975年の映画。
音楽とか時代を感じるところもあるけれど、あまり古さを感じない。

精神病棟に入院している人と、外にいる人、意外とラインを引くことは難しいかもしれないのに、誰かが引く。

何が正常か
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.2

迫真の演技が素晴らしいことはわかるけど、内容はよくわからなかった…。

私がこの映画で受け取れたことといえば、つまり、やはり、戦争に動員されると人間は正常ではいられなくなるということ。
上の人間が決め
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.8

文と更紗は、二人でいるとき、たぶん心地よかったんだろうな…。

この作品の松坂桃李演じる文は、小児性愛者とレッテルを貼ることはできないんじゃないかと感じた。
家に連れて帰るのはもちろんだめだけれども…
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.7

サスペンスというジャンルはあまり観ないけど、これまでに観た『静かなる叫び』『灼熱の魂』『メッセージ』の監督の作品だったので視聴。

伏線?のところは、必要だったのかな?など疑問が残る。

Prison
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パターソン(2016年製作の映画)

3.7

ジム・ジャームッシュ監督は、きっと白と黒の模様を愛してやまないんだろう。

この作品でもローラの周りには白と黒のデザインが溢れていた。
白と黒だけで、こんなに魅力的に演出できるのかと感じる。
カーテン
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街の上で(2019年製作の映画)

4.0

『his』の監督の作品で、星が多かったので観てみることに。
『his』はそれほど…だったけど、この作品は、いい具合に私の興味をくすぐってくれる。

日本のどこにでもありそうなリアルな世界観で、人間味の
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