Akiさんの映画レビュー・感想・評価

Aki

Aki

マッドマックス2(1981年製作の映画)

4.4

フュリオサの前に再鑑賞の2。


2になって一気に世界が荒廃し、内容も一層ハードでソリッドに。前作のキャラクターはマックスだけになっていてその人物設定だけが残り、そのほかは世界観が同一の別物と言っても
>>続きを読む

ソフィーの選択(1982年製作の映画)

3.8

関心領域の前に。


三角関係を主軸に主人公の成長が描かれるが、なんとも苦々しい。
ソフィーの選択というタイトルは何を指すワードなのだろうかと思って観ていたけど、単に男性2人からどちらを選ぶかという事
>>続きを読む

マッドマックス(1979年製作の映画)

3.5

フュリオサ公開の前にシリーズを見返そうと思ったのだけど、ほとんど内容覚えてなくて新鮮な感覚だった。
なんか過去鑑賞のイメージではとにかく全編大暴れしてたイメージだったけど、意外とほのぼの感もあったりし
>>続きを読む

恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

4.2

思ったよりかなり面白かった。


終始ギャグが笑える。
冒頭の件がめちゃくちゃ好き。グレンパウエルが優しいのがいい。2人がなんともキュートに見えつつ、かなり馬鹿な内容でアガる。


真面目にどうこう考
>>続きを読む

チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

4.3

未見。面白かった。

冒頭のオモチャ屋大爆破シーンでかなり心を掴まれた。 唐突な呪術からの雷!ドカーン!に笑ってしまう。

殺しのパターンが多様だったり、コンパクトな中にも手数が多めで飽きない。
医師
>>続きを読む

オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)

3.9

腕相撲ロッキー。当然好き。


祖父が結構イヤなやつで共感の余地があまりないキャラなのがなんとも。
そのイヤなキャラの内面を受け継いだ序盤の息子が、イヤ〜なクソガキって感じでコレもまたなんとも。
この
>>続きを読む

名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

3.7

意外とハードな内容で終始緊張感がある。
警察関係者が次々狙われる犯行も、謎とサスペンス性がかなり強めでいい。
特に中盤のホームから突き落とされる間一髪の件とかはギョッとして好き。


反面、解決編のテ
>>続きを読む

ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.9

原作映画は未見。元の映画ではネット小説を題材にしていたが、本作では絵画に置き換わっている。


ソウルメイトという題とキービジュアルから読み取れる情報から、冒頭の流れは親友だった人と疎遠になっている様
>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.2

ショーが上演され歌われているこの現実が決してユートピアなどでは無いことを、我々はよく知っている。


まずは単に楽しくて斬新な素晴らしいショーだと言える。
デヴィッドバーンを中心にメンバーが歌い踊る。
>>続きを読む

名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年製作の映画)

3.4

5月4日って新一の誕生日だ!ってシーンがめちゃくちゃ唐突で声出して笑った。


毎度ながら推理につながる提案発見をコナンが言い出して場を牛耳る展開がアンバランスで。


殺人が起こるかも知れない現場に
>>続きを読む

レベッカ(1940年製作の映画)

4.3

ヒッチコックのアメリカ第一作。


ロマンスの前半部からサスペンス、サイコ、ゴシック、ホラーを織り交ぜて展開していく。

音楽が良い。ロマンスしてても楽しさの中に不穏さが漂っている。


纏まったかと
>>続きを読む

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.9

未見の有名作。
ポップで見やすいし思ったより全然良かった。舐めてた。
世間的な漠然とした印象で、軽薄であんまり中身の無い映画なのかなと思っていたけど、良い意味で軽さがありつつしっかり結末に向けて段取り
>>続きを読む

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960年製作の映画)

3.2

変な映画!


コメディもホラーもロマンスもアクションも全部中途半端(サービス精神旺盛とも言える)。
音楽も結構ボンヤリした印象の曲がずっと煩く鳴っていたりして、その全盛りの要素を絞ってどこかに注力し
>>続きを読む

或る夜の出来事(1934年製作の映画)

3.9

身分格差恋愛もののスクリューボールコメディ。

親のコントロールから離れて自由に恋愛したいがあまりに、海に飛び込んでまで逃げ出してしまう冒頭。強気で行動力もあって、良いキャラクターだ。

途中で主役2
>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.1

面白い。未見だった大作。
まさにテーマパーク的楽しさに満ちた映画で、さながら絶叫マシン的。

アニマトロニクスを使った特撮はもう本物が実際にカメラの向こう側にいるようにしか見えず、圧倒的なマジックがあ
>>続きを読む

映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)(2013年製作の映画)

3.6

劇場版ドラでは万能すぎてしまうが故にいかにひみつ道具を使わせないかが気になるポイントだが、今回のスッポンはギャグでいこうって感じでまあ楽しくはある。けどラスト際まで引っ張られるとちょっとクドい気がした>>続きを読む

名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

3.4

大筋では面白みを感じられるけど、前作よりも飲み込みづらい。
殺人犯本人と被害者への感情移入ができずに微妙な感触。犯行の方法とかルールもまどろっこしいし、一々手間のかかるようなことするより普通に殺す方を
>>続きを読む

海外特派員(1940年製作の映画)

3.8

概ね面白いんだけど、若干気になる点もある。
主人公とヒロインの造形とかは感情移入しづらく感じた。

一方で、アクションや特撮、サスペンス性、コメディ性は高くて見せ場が多く、楽しい映画になっている。
>>続きを読む

サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.6

すごい映画。名作だ。
めちゃくちゃ面白い。

ずーっと飽きずに観た。


サスペンスで始まるが、その演出はホラー的。

でも、段々ノーマデズモンドに対して感情移入してしまって、最後の大オチでは怖気持ち
>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.7

サスペンススリラーアクションか。

主人公=魔女のイメージから、ホラー的演出とかジャンプスケアとかがくるのかなと思ってたら、意外と無かった。


正直120分は長いと感じた。話が全然進んでくれない感じ
>>続きを読む

カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~(2024年製作の映画)

3.9

正直、時間が丁度良かったから観ようかなくらいのもんで、作品に何か思い入れがあるとかではない。

序盤は「鎌倉か……。」「そりゃ結構ですね散歩も楽しいでしょうね」などと斜に構えていた。

しかし途中から
>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.4

学生当時に友人から勧められて借りたけど見ずに返してしまった、当時からの宿題感のあった映画。


2007年の作品で小規模の制作だった点を鑑みると作画とかはやっぱり今に通じるレベルの高さがあると思う。特
>>続きを読む

フォロウィング(1998年製作の映画)

4.0

変質者が他人を尾け回したら尾けてたソイツにバレて、しかもソイツが自分より一層ヤバいやつでした映画。
個人的には、尾けていくってのはさすがにないけど道行く人はどんな人なのかな、とかふと考える瞬間はあるの
>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.9

寡黙な少女。
邦題は、それなりに内容を表しているとは思うものの、原題のままの方が良かったと感じる。


生と死を見つめ、自分とその居場所を再定義していく話。


家や学校には全く居場所のない少女。母親
>>続きを読む

ドラミちゃん ミニドラSOS!!!(1989年製作の映画)

3.4

作画は良いしミニドラは可愛い。

話としてはのびスケがジャイアンタイプのイヤな感じの性格になってるのが受け付けない。話の起伏のつけ方として気に食わない。それはのび太としずかの教育が良くないんだろうなっ
>>続きを読む

名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年製作の映画)

3.6

コナン映画はほぼ未見。人に薦められたので試しに見てみた。


映画化第一弾の本作は、まずもって説明が丁寧だという印象。TVシリーズのをさながらスケールアップしたような内容を扱いつつも、どこか「あるある
>>続きを読む

ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ(1981年製作の映画)

3.7

面白かった。

のぶ代期の大長編ドラえもんは全部観ているのだけど、このほど配信された併映作品に関しては観ていなかった。履修。


コメディに寄せていて、ギャグも大振りで結構愉快だった。
それでいてカメ
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.6

個人的には圧倒的キャリアハイの出来だと思った。
映像の強さがずっと持続していて、スクリーンへの惹きつけが凄い。


時系列シャッフルに関してはもっと整理できたかもなって気もする。

上映時間の長さは感
>>続きを読む

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

4.5

ディズニーはピクサー含めて大体映画作品は鑑賞しているが本作は未見だった。
完全に舐めてた。もっと早く観ておけばよかったなと思うくらい好き。


見始めてすぐコレってリトルマーメイドじゃん、となりかけた
>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ理解できたわけではなくて、解釈が難しい。
上映時間は長く感じた。ネガティブな印象ではないけど、映画としてどこに辿り着くのか分からず途中若干睡魔。


喪失/再生と別離の話か。


人生が半
>>続きを読む

邂逅(めぐりあい)(1939年製作の映画)

4.1

素敵だ。

なんとも温かい。
明日の希望を夢見て願う尊さと、誰かを思い遣る優しさ。
単なるロマンスってだけじゃなかった。

ゆったり観ていると、船上でのキスシーンとか、窓に映るエンパイアステートビルと
>>続きを読む

ヒッチコックのゆすり(1929年製作の映画)

3.7

冒頭がサイレント映画的な始まりだったのでちょっと戸惑い。途中からセリフの音声も入るようになる。
調べると本作はイギリス初の長編トーキー映画という事らしく、サイレント版の後トーキー版が制作されたようであ
>>続きを読む

(1954年製作の映画)

3.6

la strada 、道。
道そのものには果てしなくどこまでも続く永遠性がありながら、反面ザンパノは、それを走り続けなければ生きていくことができない辛さを抱えている。

ジェルソミーナを邪魔に思ったザ
>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.7

重苦しく息詰まる映像。内容はいいと思う。


しかしなんでこう時系列が飲み込みづらい内容にするのかってのはイマイチ理解ができない。もっと整理して描いて良かった筈と思ってしまう。
とはいえそれによって別
>>続きを読む

>|