ヘロヘロさんの映画レビュー・感想・評価

ヘロヘロ

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DISTANCE/ディスタンス(2001年製作の映画)

4.0

井浦新
伊勢谷友介
夏川結衣
寺島進
浅野忠信
りょう

いいメンツ集めたなぁ。
井浦、伊勢谷、浅野は20代で駆け出し。
キャスティングが素晴らしい。

自然光撮影

撮影は山崎 裕

distanc
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ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

4.1

井浦新、伊勢谷友介のデビュー作で由利徹の遺作
前作と同様に、外の光を活かして室内と屋外の明暗さを対比で見せる
色数を落とし、光の粒状感の残る質素で優しい空気感を切り取っている撮影

ドキュメンタリーの
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花弁のしずく(1972年製作の映画)

3.4

田中登のデビュー作らしい。
中川絵里、白川和子ら伝説女優たちの共演。
引き戸、障子、畳、縁側などのアイテムが舞台装置として良く機能している。
足袋の足元のショットとか色々勉強になります。
中川絵里の目
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幻の光(1995年製作の映画)

4.2

光と陰とそこにある空気そして波音
大阪の生活音から奥能登の波の音へ
あらゆる場所に光は偏在し、それは死者の形見のように生者を照らす

宮本輝の原作は未読

丁寧に積み重ねられたショット

黒い衣装を纏
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.0

ミドルスクールで若干中二病な主人公は、翌年のハイスクール入学に向けて、クールでカッコいい大人の女性になるために焦っているAmerican少女。物語では彼女の苦闘が描かれる。
アメリカ文化の残酷さと心地
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3

光、水、闇、音、
青、黄、そして赤

不穏、

チェーンソー

シカ

イメージとサウンド
神話とドキュメンタリー

ゴダール
ランティモス

映像と音と創作の現在地点
説話論的な面白み?は無いに等
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メランコリア(2011年製作の映画)

2.5

記録

cast
キーファーサザーランド
姉の夫?役
披露宴、タキシードを着たキーファーを手持ちカメラで捉えたショットはジャックバウアーの様だった。

シャーロットランプリング
母親
ジョンハート
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サクラダリセット 前篇(2017年製作の映画)

-

記録
wowow
黒島結菜(20)

野村周平のナレーションが棒読み…
黒島結菜の演技は辿々しい

演出は上手くない
カメラワークが古めのテレビドラマっぽい
若干複雑な設定は冒頭から説明台詞が多く差し
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ニンフォマニアック Vol.2 ディレクターズカット完全版(2013年製作の映画)

3.0

セリグマ〜ン、おい!
1より宗教的ってか哲学的と思ったら、落ちが効いてるねってか?

アレックス STRAIGHT CUT(2020年製作の映画)

3.0

時系列が正順の再編集版ということでオリジナルと比較しながら鑑賞。
時間感覚はこっちがマトモなんだけど、思えば当然だがエントロピー増大方向のこっちの方が破滅的で救いようが無い感じ、やるせなさが募る。
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アレックス(2002年製作の映画)

3.7

クラクラ、ユラユラと眩暈を起こさせる様なカメラワーク、各シーンの天井繋ぎ、ライティングに個性が炸裂していて、視覚的な遊びが多く楽しい。

モニカベルッチ、ヴァンサンカッセルの絡みは美男美女で仕草もカッ
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デアデビル(2003年製作の映画)

-

再見

ノークレジットみたいですけど、マークマーゴリス出てます。

ボクシングの八百長を迫る悪徳プロモーターの役ですね。流石の悪役顔、いい味出してます。ブレイキングバッドでの車椅子でエスポジートを吹っ
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

2.0

キングスマンのキテレツな世界も魅力的なキャストでなんとか飲み込めたが、こいつは頂けない。
いろいろ喉につっかえて全く味わえなかった。
サムロックウェルもブライスダラスハワードも、ブライアンクランストン
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Bico(2004年製作の映画)

3.7

短編集にて

雪 火 母の手作業

アコーディオンの響き
懐かしさ

安心

美しいカラー撮影

Valimo(2007年製作の映画)

3.0

短編集にて

工場労働者が昼休みにリュミエールの『工場の出口』を観るっていう皮肉ね。

俺らのペンギン・ブーツ(1992年製作の映画)

3.8

短編集にて

レニカウのヒストリーPV

意外にもパパはトンガリ髭ですw

カラー作品

赤青黄が意識的に使われゴダールっぽい

サウナ
空気感

フィンランド感あって良き

ロッキーVI(1986年製作の映画)

3.0

短編集にて。

この短編集では一番古い作品かな

マッチ工場の少女の併映だったそう。全く覚えていないけど、再見かも。

悲しき天使(1991年製作の映画)

3.5

短編集にて
レニカウのMV

Paris 1994
ロバ
エルヴィス


ラララ、ラーララのフレーズが耳のこ

トンガリブーツにトンガリ頭が沢山出てきてレニカウ祭りの様相

ワイヤーを通して/スルー・ザ・ワイヤー(1987年製作の映画)

3.8

短編集にて。
レニカウのMV。
ジム・ジャームッシュ風の白黒が美しい。

タイトルに続き、MVの舞台として「アラバマ州とユタ州の間のとある場所で」と。

主演はThe Membersのボーカル、ニッキ
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.0

原題は『THE KILLING』
85分の尺が嬉しい。
スターリングヘイドン演じる強盗グループのリーダーはじめ全てのキャラクターが役割をしっかりと与えられている。
会話のテンポが速く、時間的隙間がない
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.0

ヨルゴス的解釈に興味ないので、基本的に物語についてはイミフ。
それでも最後まで見せるのはショットの面白さや劇伴を含めたシークエンスの持続力のなせる技なんだろう。

画面に登場し、秒でバリーコーガンの顔
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ニンフォマニアック Vol.1 ディレクターズカット完全版(2013年製作の映画)

3.6

冒頭の3分間の効果音と画面の濃密度に魅了される。
カメラポジションが良いのか?ショットの完成度が高い。
要所の音楽の使い方が気持ちいい特に、ヘビメタ入れてくるの意味わからんけど好き。

cast/
D
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新日本暴行暗黒史 復讐鬼(1968年製作の映画)

3.8

若松孝二を復習する #3

これ好きだわ。
「八つ墓村」も「丑三つの村」の原案でもある津山事件をモチーフにしていると思うけど、怨念とか村の因習とかいう趣向ではなく、兄妹の愛情と、被差別と世界への復讐と
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胎児が密猟する時(1966年製作の映画)

3.8

若松孝二を復習する #2

舞台劇の様な台詞
水の中(羊水)を想起させる光の演出
モノクロの撮影がカッコいい。山谷初男が若い!サングラスが似合う。時折、市川雷蔵に見えなくもない。

肉体 思想 SM
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.3

高所恐怖症には生理的にキッツイ映画。
マトモに観られず何度か離脱。映画館じゃなくて良かった。

ユニークな場所を舞台にしたことで唯一無二のワンシチュエーション作品となったことは間違いないが、自分にはト
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和製喧嘩友達(1929年製作の映画)

4.0

現存する14分のフィルムで、全体を想像することしかできないが、良作だったに違いない。

凸凹コンビのバディもの。
男2人女1人の恋愛もの。
昭和初期の風景に想いを馳せる。

短躯の吉谷久雄の表情仕草が
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現代好色伝/テロルの季節(1969年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

若松孝二を復習する#1

cast
若手の刑事役〜神田満= 丹古母鬼馬二!
ゴロニャン〜吉沢健(ダジャレ多め)

ショット
盗聴器を仕掛けた天井の室内照明越しに3人が絡れる寝床を写すショットが数回
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.6

吹き替えにて。
ストーリーはイングランド女王アンと女官のサラ、彼女の従姉妹のアビゲイルの関係を史実を基に描かれる。
主演のオリヴィアコールマンが数多の映画賞の主演女優賞を獲得した作品。


広角レンズ
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

フィンランドのラップランドの荒野で不死身(イモータル)の男とナチスとの戦闘

WWⅡの終盤、戦局が不利となりフィンランドから撤退する途中のナチス軍に絡まれ、戦うこととなるフィンランド特殊部隊最強の男は
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カンフーハッスル(2004年製作の映画)

4.2

3回目くらい。
毎回大笑いするとこは決まってるんだけど、自傷ナイフ拳からの唇噛まれのシークエンスと、大家のババーとの追っかけ。
この手の演出させたらチャウシンチーは世界一。天才。
物語がどんどんエスカ
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市子(2023年製作の映画)

4.0

映画館での見逃しを悔やんでいた本作をアマプラでこんなに早く…ありがたい。

散歩する市子の鼻歌と蝉の声,家族の会話が静かに優しく流れる静謐なエンドロールがまるで鎮魂歌のよう。

いくつかの感動的な人物
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名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

4.3


見慣れた道端が街の空間がダンサー田中泯によって切り取られ、異化され昇華される「場踊り」。あらゆる場所が彼の舞台。

山田洋次の『たそがれ清兵衛』で発見した田中泯という無名の俳優の異様な存在感に圧倒さ
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夜空に星のあるように(1967年製作の映画)

4.1

ケネスローチのデビュー作。
冒頭のドノヴァンの曲から掴まれる。
バックグラウンドの曲が悉く良き。
展開のテンポ良し。
ドキュメンタリー風の演出、会話の自然さ、ケンローチ節。

主演キャロルホワイトが不
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