ノルウェーのある都市、カップルのモナとロビーは新居のアパートに引っ越すが、モナはやがて、ロビーの姿をした魔物に襲われる悪夢を見るようになる。
“夢魔“とは、夢の中に現れて性交をする下級の悪魔のことで、>>続きを読む
前作「レ・ミゼラブル」で、自身が育ったパリ郊外の犯罪多発地区モンフェルメイユの現実を我々に突きつけたラジ・リ監督。
再び、移民や低所得者層が暮らすバンリューが抱える問題を、住民VS行政という構図で衝撃>>続きを読む
ラスベガスでディーラーをするフィルダウス。昼は死にそうな老人を介護し、夜はカジノでカードを配る。
夫は失踪、黒人の友人がひとりいるが、恋人に暴力を振るう隣人とは仲が悪いらしい。
らしい‥というのは、本>>続きを読む
1976年、対立する二大政党により国が分断されていたジャマイカ。国民的アーティストとなっていた31歳のボブ・マーリーは、銃撃されるがその2日後コンサートのステージに立つ。
36歳で癌で亡くなるまでの、>>続きを読む
ドイツのとある中学生で金品の盗難が相次ぎ、赴任したばかりの教員カーラは、職員室の自分の席のパソコンのカメラを起動させておく。
もともとカーラが“盗撮“をしたのは、校長たちによる、軽微な規律違反であって>>続きを読む
ベルギー、ブリュッセル。地下鉄の運転士レオはホームから転落する若者を、ぎりぎり急停車で救うが、彼は銃で撃たれており間もなく死亡。なんとその若者は、疎遠になっていたレオの息子だった。
息子を失ったレオは>>続きを読む
殺人の容疑で、ひとりの娼婦が捕まる。
彼女の名はアイダ。そしてマグダレーナ・ヴィラガとも呼ばれる。
先日ニナ・メンケス先生による講義ドキュメンタリー「ブレインウォッシュ」を観て、私はつくづく、ニナ先生>>続きを読む
2022年NYは人口超過密都市となり、美しい“家具“付き高層マンションに住める一部の上級国民を除いて、人々は仕事も家も失い食べ物も無く、政府が配給する究極の栄養食“ソイレント・グリーン“という合成食品>>続きを読む
面接のためデトロイトに来たテスが、深夜嵐の中予約した宿泊先の民家に着くと、ダブルブッキングにより、既にキースという男が泊まっていて、不本意ながらもそこで一夜を過ごす。
翌朝、家の周りはゴーストタウン化>>続きを読む
2001年9.11米同時多発テロのひと月後、ドイツのブレーメンに暮らすトルコ移民一家の長男ムラートが、旅先のパキスタンで“タリバン“の嫌疑をかけられ、米軍グアンタナモ収容所に収監されてしまう。
さあ、>>続きを読む
1973年秋から75年初頭にかけての、ジョンとヨーコが別居していた“失われた週末“と呼ばれる18か月を、2人の個人秘書であるメイ・パンによる、本人の証言だけよって描くドキュメンタリー。
ごめん、まずは>>続きを読む
300年後の世界、ウィルスにより言葉を忘れ野生化した人間に代わり、進化した猿たちが覇権を握る。
支配者いや支配猿プロキシマスの軍隊に村を襲われた若きノアは、言葉を話す人間メイと出会い、かつての人間の文>>続きを読む
何故か突然、目が合っただけで他人から暴行を受けるようになった、グラフィックデザイナーのヴィンセント。人を避けるために田舎の別荘に閉じこもるが、やがてフランス各地で暴力事件が多発する。
このカリム・ルク>>続きを読む
休暇でイタリアへ旅行に出かけたデンマーク人夫妻と幼い娘は、そこで出会ったオランダ人夫婦と幼い息子と意気投合し、後日招待状を受けとり、オランダの人里離れた彼らの家を訪れる。
ヨーロッパでは旅先で他の家族>>続きを読む
トークイベント上映で鑑賞。
う〜ん、モヤモヤイライラが止まらない。
映画というメディアが、いかに“男性のまなざし“に満ち、女性を“性的客体化“とみなしてきたかを大量の映画クリップを用いて、ニナ・メンケ>>続きを読む
最愛の妻に先立たれた元特殊部隊員が、そのスキルを再び使って、裏家業に手を染めるという、ありがちなアクション映画かと気軽に観に行ったのだが、これがなかなか深い話で、引き込まれた。
女の子?と思うほど可愛>>続きを読む
台湾と日本の写真映えする観光地をめぐる観光ガイド風ラブストーリー。
私にとって藤井道人監督は骨太の社会派監督というイメージだったので、こんな甘っちょろい、いや失礼、甘酸っぱい映画も作るんだ〜と驚き。>>続きを読む
ニューヒロイン、シドニー・スウィーニー目当てで鑑賞。
アメリカで社会現象化するほど大ヒットした本作。頭空っぽにできて、まぁまぁ面白かった。
カフェで出会い一目惚れしたビーとベンは、ある行き違いから一気>>続きを読む
「ドライブ・マイ・カー」にこれっぽちも心を動かされなかったので、今回はスルーしようかと思っていたのですが、皆さんの感想が思ったより興味深かったので、じゃあ田舎の綺麗な景色でも観てくるかぁと重い腰を上げ>>続きを読む
1991年、襲われた女性が森の近くて保護される。それは10年以上犯行を続けていた連続殺人犯の手口に酷似。
既に捕まっていた犯人は誤認逮捕で、新たな容疑者が浮かび上がる。
1991年と1988年を行きつ>>続きを読む
1940年代の上海。中国共産党、国民党、そして領土的野望を持つ日本軍。お互いの本心が分からない中で、激しいスパイ戦が繰り広げられる。
おまけに時間軸も入り乱れる。
何を信じていいのか、その時の体制の何>>続きを読む
2021年、ベラルーシ政府がEUに混乱を引き起こす狙いで、大勢の難民をポーランド国境へと移送する。
しかしポーランド政府は非常事態宣言を発令し、受け入れを拒否。
ポーランドに希望を抱きたどり着いた難民>>続きを読む
1900年のバレンタインデー、オーストラリアの寄宿制女子学校の生徒たちが、岩山ハンギング・ロックにピクニックに出かけ、3人の生徒と1人の女教師が失踪する。
1967年に発表された同名小説を基に映画化。>>続きを読む
2027年、地下空洞の怪獣の王コングと、地上の怪獣の王ゴジラの存在で、自然の調和が保たれている世界。未確認生物特務機関“モナーク“は異常なシグナルを察知する。
虫歯治してやるとか、もう完全にコングは人>>続きを読む
犯罪に手を染めていたが、今は宅配便の仕事をしているニノン、5年間の昏睡から目覚め、屋敷を相続したルイーズ、本当の母親を探している図書館勤めのイダ、そして家具修理職人のロラン。
パリで暮らす3人の女性た>>続きを読む
9歳の少女ベニーは児童虐待のトラウマから、時に感情のコントロールが出来なくなる問題児。学校にも馴染めず、里親やグループホームを転々としている。
彼女の願いは大好きなママと暮らすこと。
日本でも9歳児は>>続きを読む
2022年2月、ロシアがウクライナに侵攻。
ウクライナ人のAP通信取材班が、マリウポリに20日間とどまって撮影を行った。
マリウポリの危機を察知し、現地入りしたわずか1時間後に侵攻が始まったという。>>続きを読む
1858年イタリア・ボローニャのユダヤ人居住区。生後間もなくメイドによってこっそり洗礼を受けたことを理由に、教皇の命で7歳のエドガルドが連れ去られ、カトリックの教育を受けさせられる。
19世紀の史実を>>続きを読む
労働争議の暴動で夫を殺されたイレーネは、夫の遺志を継いで女闘士となる。
なのに敵の工場経営者ドベルドといい仲に。ダメでしょ。これ絶対みんなから反感買うよね〜。
社会派ドラマなのか、不倫メロドラマなのか>>続きを読む
ナマケモノ怖くない、かわいくない。
主人公美人じゃない、のナイナイづくしの本作。
地味な女子大生エミリーは、目立って皆にチヤホヤされて、女子学生クラブの会長になる為に、物珍しいナマケモノを手に入れる。>>続きを読む
新文芸坐シネマテークで鑑賞。
「ポゼッション」が好きすぎて、それからハマってしまったズラウスキーっぽいと言われる過剰でヘンテコな愛の表現作品群。
本作を観ることができて最高に幸せです。
大寺さんありが>>続きを読む
日本のアニメ「魔法少女ゆきこ」が大好きな12歳の白血病の少女の為に、高額な衣装やステッキを買ってやろうとする、失業中の父ルイス。
情緒不安定な人妻バルバラは、金持ち精神科医の夫に与えられた薬を大量に飲>>続きを読む
家に閉じこもって空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーのフリアンは、内気な性格。隣人の少年クリスチャンを火事から救うが、それ以来パニック発作に襲われる。パーティで美術史を学ぶ女性ディアナと出会い、>>続きを読む
ロンドンの寂れたタワマンで暮らす40代の脚本家アダムは、12歳の時に交通事故で両親を亡くしたという過去を引きずり、孤独に暮らしていた。
久しぶりに実家に行ってみると、そこには30年前に他界した両親が当>>続きを読む
1920年米マサチューセッツ州ボストンで起きた強盗殺人事件の犯人として、イタリア移民でアナーキストのニコラ・サッコとバルトロメオ・ヴァンゼッティが逮捕される。
サッコは襲撃された靴工場で働いていたこと>>続きを読む
新文芸坐シネマテークで鑑賞。
既婚の幼馴染に長年執着し(パストライブスかい!)勝手に2人で住む家を着々と整えるデヴィッド。
そしてそんなデヴィッドに恋し、後をつけまわすアパートの隣人ジュリエット。
男>>続きを読む