YukiHommaさんの映画レビュー・感想・評価

YukiHomma

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ベイマックス(2014年製作の映画)

2.5

『ベイマックス』がもう10年前の作品という事実が恐ろしい。てっきり続編とか出てるもんだと思ってたけど意外と出てないのね。どうりで今見るとちょっと古さを感じるというか綺麗事が多いように感じた。『シュガー>>続きを読む

アトラス(2024年製作の映画)

2.0

思わず例の感想ロボットも「早く同期すれば良いのに…」と呟くレベルでモタついてて、ジェニファー・ロペスが天才として見てほしいんだろうけど、ただの頑固なオバサンなのでブレる。ちょっと映画の見過ぎだろってぐ>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

3.0

塀の向こう側の描写が一切無いけどオープニングの不気味さは、明らかに向こう側にいたと感じる怖さがあった。一切映らない誰もが知る残酷な歴史を、これでもかと悲鳴や轟音が聞こえてくる隣の敷地で幸せそうに暮らし>>続きを読む

スプートニク(2020年製作の映画)

3.0

はずれ臭プンプンのキービジュからは想像も付かないぐらい真面目なSF映画で良かった。音楽がちょい過剰だけど悪くなかったす。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

1.5

こんな酷くなる??
前章の青春8 : SF2の比率が良かったのに後章では数字が逆になってて、想像以上にどうでもいい話になっててなんかもう終始そういうのいらない…ってなった。まぁそうなるでしょうねってい
>>続きを読む

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.5

ラルフとヴァネロペがMCUで言うところのデッドプール的な立ち位置で暴れまくってる。歴代ディズニープリンセスはやっぱり華があるしもはやアベンジャーズに見えてくるし何なら狙ってるね。前作の完成度には及ばな>>続きを読む

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

4.0

ディズニーランドのアトラクション[バズ・ライトイヤーのアストロブラスター]が今年の10月に終了してしまうことが決まった。その跡地に新たに誕生するアトラクションが『シュガー・ラッシュ』ということで、どん>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

2.5

なんだかんだで毎回映画作りは上手いとは思うんだけどなんか毎回小手先感というか軽いという感じが拭えないのはなんなんだろう。今作は特にシリアスめなストーリーだったからよりそう感じてしまった。結局、如何に登>>続きを読む

冬時間のパリ(2018年製作の映画)

1.5

まじでジュリエット・ビノシュが可愛いのと口がたまにめっちゃ悪くなるところ以外全然面白くなかった。ちょっとどこを面白がればいいのか分からずで、会話しかないしめっちゃ長く感じた。

冷たい水(1994年製作の映画)

4.0

このヴィルジニー・ルドワイヤンの美しさは『レオン』のナタリー・ポートマンに匹敵するぐらいのポテンシャルがあるはずなんだけどあまり見られてないのが悔しい。
手持ちのカメラワークが上手かった記憶があって見
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食人族4Kリマスター無修正完全版(1980年製作の映画)

3.5

よく見りゃ分かったはずなんだけどキービジュアルの串刺しの女性の人選と流れが衝撃的で一気にリアルな方向に持ってかれた。あとはなんと言っても音楽のイカれ具合。大正解なんだけど。

チャップリンの給料日(1922年製作の映画)

-

コート2着に片腕ずつ袖を通す超ハイレベルファッションをチャップリンはこの時代で既に編み出していたということに震えている。今でこそたまにブランドのキービジュアルとかで見るけどこれは凄い。全然内容の話して>>続きを読む

(1997年製作の映画)

4.5

「この河は死んでますか?」と聞きたくなるぐらい汚れてる河に浮かぶ死体役として抜擢されたことを皮切りに謎の首の痛みに襲われるリー・カンションという時点でもう面白い。こんな設定でも『青春神話』から一貫した>>続きを読む

一日の行楽(1919年製作の映画)

-

なかなか椅子を組み立てられないチャップリンを20分という尺の中で体感5分ぐらい見させられる。割と鬼畜めなチャップリン。

流浪の月(2022年製作の映画)

1.0

あまりの理不尽さに同情させるだけさせて泣かせようとして来るいわゆる感動ポルノものなんだろうけど、佐伯文というキャラクターの掘り下げが全く出来ていないせいで本当に可哀想なキャラクターになってしまっている>>続きを読む

世界の終わりから(2023年製作の映画)

3.0

邦画のアニメじゃない作品でここまでのセカイ系って地味に珍しい気がする。確かにこの設定を実写で受け入れるのには突飛すぎる気もするし説明台詞も多いんだけど、これをやってくれるのも確かに紀里谷和明しかいない>>続きを読む

プロジェクト X(2012年製作の映画)

3.0

ずっと主人公の両親のことを思うと胸が苦しかったんだけどまさかこんなに清々しく終わるとは思ってなかったからすごく良かったしあんな器のデカい父親になりてぇなと思った。コスタってキャラが最高に突き抜けてて好>>続きを読む

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

3.5

何かに取り憑かれてるんじゃないかってぐらい頑なに広角レンズしか使わないの何でなんだ。それによってシュールさすら出てるんだけどこれは狙ってるのか狙ってないのかがイマイチ分からんのだけど何か唯一無二感あっ>>続きを読む

ラルジャン(1983年製作の映画)

5.0

完璧な球体は絶対に作れないと言われるが、仮に全ての舞台が整って作れてしまった場合何やら凄いことが起こるらしい。この映画の物語はそんなロマンのある話とは程遠い地味な話ではあるんだけど、存在としては限りな>>続きを読む

不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)

4.0

めっちゃ好きだったんだけど全然言語化出来ねぇ。染谷将太は濱口竜介の映画では存在感強すぎるかと思ったけど良い意味で存在感あって良かったのと瀬戸夏実の色気にクラクラしたとしか言えない。確かに黒沢清っぽい。

PASSION(2008年製作の映画)

5.0

人はたぶん無意識の内に大人になるにつれて物事がなるべく面倒くさくならないように、なるべく大ごとにしないように、言いたいことを言わずやりたいことをやらずに日々生きていると思う。それが大人になるということ>>続きを読む

永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

4.0

58分という尺で一組のカップルの結婚直前までしか描かれてないのに結婚の全てが映っているんじゃないかと結婚してない自分でも感じる。笑顔で祝う場所で修羅場になって違う意味で笑っちゃう雰囲気になっちゃうの面>>続きを読む

悪魔を見た(2010年製作の映画)

4.0

勝ち負け云々で表すのは違うんだけど大切な人を殺されたという時点で主人公の負けはもう覆らない。どれだけ犯人を痛めつけ自分の中で復讐が完了したと思い込んだとしても死んだ人は帰ってこない。だから復讐は何も生>>続きを読む

ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

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終始「はにゃ?」だったんだけどこんな抽象的な感じで映画作りしてるならそりゃあんな映画に仕上がるわなとか思いつつも正直流石としか言いようがないぐらいくそかっこいい20分の予告編という名の短編。
それはそ
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シン・ゴジラ:オルソ(2023年製作の映画)

3.5

『シン・ゴジラ』はカラーのほうがいいね。構図もリズム特徴的だしカラー前提の仕上がりだと思うので仮にモノクロバージョンがオリジナルだったらこの2つの要素も変わっていたはず。

ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

3.5

マイナスカラーになったことで時代感も増したしオーバーなリアクションは何となく軽減されている気がする。フィルムグレインも足されていたので記録映像のような印象になって没入感は上がってると思う。ゴジラの放射>>続きを読む

白石晃士の決して送ってこないで下さい(2023年製作の映画)

2.0

白石晃士の元にカップルが撮った映像が送られてくるけど怖いからもう送ってこないでくださいっていう白石晃士だから許される構成。肝心のカップルが撮った映像なんだけど彼氏のウザさを見せられるだけでコワすぎシリ>>続きを読む

信頼(2024年製作の映画)

1.5

イタリア映画祭2024の中の1作。音楽がトム・ヨークってだけで見たけど失敗した。
サンドリーヌ・ボーネル似のヒロインの目力が凄くて、他人の弱みを握ってるかのようなこの目を伏線にしてた感じがするけど、ち
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦下を舞台に、ショアを架空のペルシャ語を駆使して生き延びたユダヤ人ジルの話。戦後にテヘランでペルシャ料理店を開こうとしているナチス親衛隊のコッホ大尉にペルシャ人だと嘘をつき一旦は処刑を免れ>>続きを読む

スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

4.5

大学のクソみたいな環境で見た以来なのでスリのシーンぐらいしか覚えてないと思ってたけど見返したら殆どのショットの記憶蘇ってきた。ただの超ミーハーな映画好きとして映画の学校に入って色々な名作を授業で見てき>>続きを読む

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

4.0

純度100%の喪失と再生の物語。そこに余計な設定は何もいらないし必要もない。喪失を無理に埋めようとしなくてもいい、ただ“1人じゃないよ”とそっと背中を押してくれるミカエル・アースらしい目線。

天使の復讐(1981年製作の映画)

4.0

いやーテンポ良過ぎて最高。声を出せない主人公が開始数分の時点で別々の男2人にレイプされるという最悪な序盤なんだけども、なんやかんやあって主人公が捨てた紙袋(死体入り)を落とし物だと思って追っかけてきた>>続きを読む

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.0

まさかのエリザベス・バンクスが監督で驚いた。このカットの後にこのカットかと言いたいところは何箇所もあったし役者に助けられてる感はするけど想像してたよりは全然良かった。
デブのオバさんレンジャーの死に方
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マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.0

今作から急にディズニーテイストぽくなってて焦った。マックスはぶっきらぼうだけど頼れるお兄さんみたいになってて可愛げが出てきてるし、音楽もレイダース・マーチみたいなアドベンチャーテイストだし演出も明らか>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

前作の『ケイコ 目を澄ませて』より数倍地味なのに数倍凄いことをやっていると思う。この映画の中の様に、見逃しがちな人間の些細な瞬間に気付ける眼差しが三宅唱の才能なんだと思う。恋愛に発展しないでくれと願っ>>続きを読む

マッドマックス2(1981年製作の映画)

2.5

俺が知ってるマッドマックスの世界だ。あと北斗の拳。世界観だけでなく、メル・ギブソンのおちょぼ口も原哲夫の作画の元ネタだったらアツい。

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