Yorgos Lanthimos監督作品は、「The Favourite」もお気に入り。
確かに怪奇的な女性人物像が特徴なのかもしれない。
この映画ではアカデミー賞受賞の通り、映像、美術、衣装等が素晴>>続きを読む
インド映画ファンの中でもカルト的な作品との印象があり、観たかった作品。
コメディスリラーとしても秀逸だし、ベースにあるところは、実際に社会問題となった事件をモチーフとしており、この作品に重みをもたせて>>続きを読む
テルグ映画の面白さのエッセンスが多く織り込まれていて、満足感高い作品だった。
権力、不正に立ち向かう正義感、兄弟愛、そして最後のどんでん返し。
マサラ的な歌踊りも満載。
この映画は、興行面、評論家の>>続きを読む
法廷映画。
アカデミー賞脚本賞を受賞しただけに、その繊細で計算尽くされた会話、そして登場人物の心理状況の変遷が巧みに描かれている。
法廷映画といっても、勝ち負けがあるわけではなく、アンビギュイティであ>>続きを読む
9-13世紀に南インドで興ったチョーラ朝を舞台にした大河歴史小説の映画化作品。
南インドの歴史を学ぶにもよい教材であったりする。
Ponniyin Selvanの治世が兄のAditha Karikal>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
以前、駐在していたニューヨーク、マンハッタンが舞台、且つアカデミー賞作品賞ノミネート作品ということで観たかった映画。
ラブストーリー的には、シンプルなものでは、との先入観でいたが、この三人の関係性が意>>続きを読む
ラジニ様の社会正義モノ、勧善懲悪モノは、周期的に観たくなる。
この映画も、権力に対する弱者側の抵抗、スラム街問題を正面から描いたもの。(一部実話を参考にしている)
舞台はムンバイだが、主人公はスリム街>>続きを読む
米国にとってタブーでもあった”原爆”について、ハリウッド映画が正面から取り上げ、興行面で成功し、そしてアカデミー賞作品賞に選ばれたことは、いい意味での驚き。
映画を観ることで、このテーマを語ることが重>>続きを読む
宮崎駿監督の強いメッセージが伝わってくる。
現在の社会が、脆い均衡の上に支えられている、ということ。
それをビジュアルで訴えかけてくる。
アニメーションでなければ示せない世界観。
その危機感を妄想の>>続きを読む
インド人とインド映画の話をすると、何人かのインド人から「War」観たか?と聞かれるので、ずっと気になっていた映画。
基本、アクション系は敬遠気味なのだが、この映画は、そのようなことも鑑賞。
また監督は>>続きを読む
自主映画で鑑賞(現在、Netflixでも鑑賞可)
タミル映画界の鬼才監督Karthik Subbarajの新作。
(若手だけれども、これまでの実績から、”若手監督”との紹介は憚れる)
Subbaraj>>続きを読む
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自主上映で鑑賞。
監督が「Andhadhun」のSriram Raghavanということが鑑賞のモチベーションとしては大きい。
「Andhadhun」については、残念ながら、未だ観る機会がないのだが、>>続きを読む
インド絡みで鑑賞。
ストーリーとは関係ないかもしれないが、できれば、もっとJaipurの風景をフィーチャーして欲しかった。
老後をインドで暮らす、というのも、旧宗主国だからこそあり得る発想なのだろう>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
IMW2023パート2にて鑑賞。
2018年公開のタミル映画。
多くの映画賞を受賞し、特に主役のカップルを演じたTrisha、VSPの受賞が目立つ。この映画はこの二人の好演に支えられていると思う。(子>>続きを読む
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2013年ヒンディー映画。
Deepika PadukoneとRanbir Kapoorの二大スター共演で興行的にも映画賞的にも成功したカルト的な映画。
将来の夢、恋愛、友情、親子・家族愛と心を動かさ>>続きを読む
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日藝生による映画祭、「移民とわたしたち」の作品として鑑賞。
先ず以って、若い人たちが、このように社会問題に関心を持つことに賛意を抱き、応援したい。
この作品は、ベトナム人の三人の若い女性が主人公。>>続きを読む
そろそろオスカーシーズンが到来、その候補に挙がりそうな作品は観ておきたいところ。
本作品は、Martin Scorsese監督にRobert De Niro、Leonardo DiCaprioの共演、>>続きを読む
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Lokesh Kanagaraj監督とVijayのコンビ2作品目ということで、注目していた作品。
Lokesh監督は「Kaithi」のインパクトが大きく、好きな監督の一人。
(Masterも観たが、V>>続きを読む
バービーランドのSupreme courtの様子は、Roe v. Wadeを想起させ、アメリカが置かれているジェンダーの問題がやはりベースにある。
アメリカで大ヒットになるのは、そのような社会的背景と>>続きを読む
興行面では、インド映画、歴代5位となっているようで、文字通り今年最大のヒット作品。
特にSRKブランドは、グローバルでの訴求性が高く、グローバルベースの興行成績も大きく寄与していると思う。
SRK、デ>>続きを読む
インドのカースト最下層ダリトの女性たちが立ち上げた新聞社が、SNSを活用し、人権問題の解決に取り組む姿を描いたドキュメンタリー映画。
多くの映画賞を受賞し、Rotten Tomatoesでも100%と>>続きを読む
Kazuo Ishiguroの小説を読んでから、この映画を観る。
ちなみに、小説自体は、「生」、「死」、「記憶」と興味深いテーマがあり、且つユニークなアプローチもあり自身の評価は高い。
映画化に際し>>続きを読む
約1年前にKGF2を観て、どうしても観たかったKGF1。
KGF2同様、終始、痺れていた。
映画を観ていて、”痺れる”という感覚は、当然、滅多に起こらないのだが、敢えて表現すれば、感情、意識の閾値が超>>続きを読む
インド大映画祭で鑑賞。
IMDbの評価が8.8と高評価。
Wikiには、映画としての評価は高いが(映画賞も受賞)、興行的には振るわなかった、とある。
タミルの農村地区に残る伝統的な生活と都市型の「効>>続きを読む
インド大映画祭で鑑賞。
IMDbの評価が8.8と高評価。
2022年のFilmfare Awards South(タミル)で作品賞受賞。(その他内外の映画賞受賞)
2021年10月のリリースから話題に>>続きを読む
IMW2023(パート1)にて鑑賞。
最近の大将Vijayの映画の中で観れていない作品だったので自分としてはピースがはまった感じ。
Vijay映画の中でもエンターテインメント性やターゲットとする顧客層>>続きを読む
IMW2023(パート1)にて鑑賞。
IMDb8.1、タミル映画でカルト的な扱いになっている、ということで期待していた作品。
期待通りの心に刺さる印象深い作品だった。
自分の評価軸に独自性(ユニーク性>>続きを読む
2023年アカデミー賞脚色賞受賞作品。
Rotten Tomatoes90点。
実話に基づいた小説が原作。
実話は、2009年にボリビアで世俗から隔離生活するキリスト教派メノナイトで起こった事件。た>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
インド大映画祭で鑑賞。
2022年タミル映画。IMDb8.1、映画評論家の評価も高い。
たまたま、前日に「Women talking」を観たばかりなのだが、この映画も女性に対する性的暴力、Pedop>>続きを読む
インド大映画祭で鑑賞。
IMDbの評価が8.7と高評価、且つ内外の映画賞を受賞しており、インド大映画祭の中でもMUST WATCHとしていたが、期待に応える作品だった。
監督、脚本はSudha Kon>>続きを読む
SpaceBoxさんの自主上映会で鑑賞。
インド本国ではSP-1と共に大ヒットの話題作。タミル語映画。
タミル語圏では誰もが知っているだろう同名の歴史大河小説がベースになっており(ストーリー良し)、名>>続きを読む
Rotten Tomatoesの評価が96%、映画賞も受賞しているので、期待して観たのだが、正直、鑑賞後は、どのように評価すべきか戸惑った。
ただ、鑑賞後に監督のインタビューや各種評論を観て、ようやく>>続きを読む
自分で良いと思った映画を観た直後の状況に、精神が痺れるような感覚になることがある。必ずしも感涙するような感情の高まりではないのだが、これが自分のこの映画を観た直後の状態だった。
芸術の世界で頂点を極>>続きを読む
国立映画アーカイブで開催中の特別展「没後10年 映画監督 大島渚」と併せて鑑賞。本作はカンヌ映画祭監督賞を受賞。
フランスとの合作らしく(フランス語字幕)、映像美が意識されていると感じた。
”怪談”>>続きを読む
PATのある意味、伝説的な作品。
Rotten tomatoesでの評価が94%とPATの作品の中でも高評価。
70年代~80年代初頭、まさにPATが身近に観てきたポルノ業界をテーマにした作品。テー>>続きを読む
神奈川近代文学館で小津安二郎の特別展があり、改めてこの作品を認識、鑑賞。
邦楽は殆ど観ないのだが、本作は、2012年に英国映画協会発行の映画専門誌で「世界映画史上ベスト作品」に選ばれ、Rotten t>>続きを読む