Dacさんの映画レビュー・感想・評価

Dac

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ソイレント・グリーン デジタル・リマスター版(1973年製作の映画)

4.1

好きな映画がリマスター版で上映されて久々に観たので、改めてこちらにも記録。

冒頭のその世界の"当たり前"の説明のパートが長い且つ唐突で、初見の人は観ていて疲れるかもしれない。
でも、"家具"や"本"
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VESPER/ヴェスパー(2022年製作の映画)

3.7

SF×植物。少しスチームパンクっぽさもある。

まさかの展開もあり、途中までワクワクしながら観ていたが、終盤は現実寄りに。続編があったら嬉しいけど、おそらくなさそうで悲しい。

世界観やビジュアルは非
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じゃ、また。(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

子供の頃に見た夢の雰囲気に似ていた。特に映画館。先に何があるかわからないけど、進んでしまい変な緊張感がある感覚。東京音頭がさらにその感覚を助長する感じがあった。
今年お祭りで東京音頭を聞いたらどうなっ
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巨人の惑星(2021年製作の映画)

-

紙を用いた世界の見方の話、自分もたまに考えることだったので一気に引き込まれた。
ちょっとだけケンタッキー食べたくなってしまった。

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.4

ドラマだと思って拡大版にしては長いと思ってたら映画で終わっちゃった(続編はあるけど)。

冴羽獠がいた。滑らかなガンアクション。鈴木亮平の役作りエピソードを聞くとありがたみが増す。ありがとう鈴木亮平…
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破局(1961年製作の映画)

3.6

エテックスがサブスクで観れるようになっている!!!
軽快な音楽とストーリーの対比が面白い。そして無音の時も物の音が印象的で、現代音楽のパフォーマンスを見ているようだった。

破局の原因、圧倒的大雑把さ
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忠臣蔵1/47(2001年製作の映画)

2.8

木村拓哉×松たか子の共演作を漁っていたら見つけた。
忠臣蔵作品はそんなに観たことがないのだけも、明らかに堀部安兵衛が「キムタク」であることはわかる。

キャストが豪華なのだが、その中でも「ピカチュウげ
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ミクロの決死圏(1966年製作の映画)

3.0

ドラえもんの「たとえ胃の中、水の中」をリアルにした感じだ!

倒れてしまった人間を小さくする研究の第一人者を救うために、チームでその研究者の体に小さくなって入り込むのだが、白血球や抗体についてセリフで
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NN4444(2024年製作の映画)

3.8

いろんなジャンルのホラーを観れたので満腹感がすごい。
そんなに怖くなくて良かった〜と思っていたら、しっかり夢に出てきた。

どの作品も音が印象的で、ずっと耳にこびりついている。

清竜人25のMr.P
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サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス(1974年製作の映画)

3.0

いろんな要素がごちゃ混ぜになった音楽SF映画。
ライブシーンがかっこいい。
SF的雰囲気は好きだけど、他の部分が理解できずいろいろ勉強してからもう一度観たい。

アトミック・チキン(2023年製作の映画)

2.8

タイトルで惹かれてすぐに観た。
モフモフしたニワトリ達の作画とのどかな風景の奥に山のように聳える原子炉。
コミカルだけどアイロニカルな作品。
核の怖さが誰にでも伝わりやすい。

デスペラードのギターマ
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.4

ブラピ主演じゃないんだ!そしてステイサムなんだ!今回は無双ではないステイサム。

オープニングがかっこいい。オープニングの感じが他でも観れるのかな〜と思ってたらそうでもなかった。

なんとなくダラダラ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

外の空気や景色、音楽やその日あった良かったことを感じ取って表情に出るくらい感受性が繊細で、小さな幸せを享受して日々を暮らしている平山の受け皿に魅力を感じつつ、めちゃめちゃ共感する部分があった。
それと
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.2

「遊園地で老人が罵られ、大変な目に遭う。」というシンプルなあらすじそのもの。
社会での老人の扱われ方の風刺。

めちゃめちゃ嫌な気持ちになった。冒頭のシーンではドラえもんのエピソード「ドラえもんだらけ
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(2023年製作の映画)

3.6

前半と後半のテイストがだいぶ違ったので驚いた。個人的には後半のテイストで最初から観たかった。

キャラクターがポップな描かれ方をしていて、話や演出がエグいのと対比で怖くなった。
曽呂利(木村祐一)と安
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回廊とデコイ(2023年製作の映画)

3.0

過去舞台と映像作品をまとめたもの。

小林賢太郎が詰まっていて役者に投影されている。特に久ヶ沢徹が小林賢太郎に見える時が数回あった。

小林賢太郎テレビのような雰囲気で、ラーメンズやKKPが好きな自分
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宇宙探索編集部(2021年製作の映画)

3.9

「ムー」的な雑誌の編集長が未確認生命物体を探す話。

最初から一気に引き込まれた。宇宙人のミイラが紙粘土すぎるし、伸び続けているらしい宇宙人の骨を犬が舐めているのもめちゃめちゃ笑った。
本当にめちゃめ
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

3.6

Ⅰでデニーロどこ……?となっていたのだけど、ヴィトーの若い頃を演じていることを初めて知った。

Ⅰとのマイケルの落差が激しい。腹を括った人間の覚悟はこんなにも恐ろしい。
ケイの台詞には茫然としたものの
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.2

観ていて本当に辛かったけど、この映画を観ることができて良かったと思う。

あまりにもショッキングで、しばらく映画館のロビーでボーッとしていた。流言飛語の中何を信じて良いかわからない時の人間の集団心理が
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.2

話がシンプルで観やすかった。
このシンプルさの好みが分かれそう。

冒頭の最悪シーンで画面を睨みつけながら観ていたのだけど、どんどんスカッとしていく。
(結局最後にはまた睨みつけていたけど)
ストーリ
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.8

3時間!?本当に!?

闇堕ち系があまり得意ではないのだけど、マイケルの目から光が消えていくのが自然で引き込まれた。
そしてコルレオーネの人柄の厚さ。
ファミリーを大事に、麻薬には手を出さない、そんな
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プール(2009年製作の映画)

3.0

ゆったりとチェンマイでの日々が流れていく。
私もプールサイドでみんなとギター弾きながら歌を口ずさみたい。

自分を置いて外国に移住した母と、本当は行って欲しくなかった娘。
うまく話せない親子の両方の気
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キッドナップ・ブルース(1982年製作の映画)

3.4

誘拐っちゃ誘拐だけど、テンポや会話が不思議で緊迫感は一切ない。
夜の映画館でグダっと観たい。

楽器の演奏シーンがそこそこ出てくるが、そこで聴き入ってしまう。トランペットを使って子供と遊んでくれるおじ
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アース・トゥ・エコー(2014年製作の映画)

3.1

突如子供たちのスマホがバグって地図が表示され、そこに行ってみたら宇宙生命体と出会って壊れた宇宙船のかけらを探す話。

ジュブナイルみたいだ……!
(どうぶつの森のジョニーも思い出した)
POVで撮られ
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.1

物語はシンプルで、深読みをしてしまっていたが、そこも計算に含まれていたらすごい。
(実際含まれているのかもしれない)
痛烈な皮肉が描かれている。

ただ、導入などところどころ長く感じるシーンが多く、特
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At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

3.7

気まずい。一人で部屋で観てたのにずっと気まずい。その日、多分ずっと気まずい顔をして生活していた。
一人で観るのをおすすめします。

富裕層のパーティーで数人の男女が上辺っぽい会話をしている内容がリアル
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

4.2

ナチスの元で、捉えられた一人のユダヤ人がペルシャ人だと嘘をついたら収容所の大尉の目に留まり、嘘のペルシャ語レッスンを提供する話。

存在しない言葉を生み出して記憶する主人公の力が純粋にすごい。
大尉も
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2300年未来への旅(1976年製作の映画)

3.0

人は30歳になると"転生する"と信じられている、AIマザーが支配する東京ドームみたいな世界が、ある出来事により徐々に暴かれていく話。

邦題がこんな感じだが、『2001年〜』のパチモンというわけでもな
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

真実は人の見え方によって変わってしまう、その見え方が絶妙に噛み合わない部分が非常に怖かった。
自分もなるべく柔軟にものを考えて発言したいと思っているけど、実はある人にとっては不用意な言葉が無意識に出て
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ジブリを普段全然観ないのだけど、映画館で久々にジブリを観て、純粋に画が美しかった。
正直内容はスッと入ってくるものではなかったが、観終わった後も色が脳に焼き付いていて、「これがジブリ……?」と少し感動
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さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

3.7

ストーリーの間に挟まれる楽曲とサイケな映像、それを観れただけでも良かった。
『1969年のドラッグレース』の映像で、家を出るのが億劫だった時期だったが、少し活力が湧いた。

内容はまる子が授業で習う仔
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まーごめ180キロ(2023年製作の映画)

3.1

まーちゃんごめんね

元々ざっくりとした内容は知っていて、ライブでお披露目されたものなので観る機会がなかったが、今回映画館で上映されようやく観れた。


この映画のメイン・大鶴肥満は体型とキャラクター
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

2.8

順番的に真ん中っぽいやつを観てしまった。
アナベルって勝手にパワータイプだと思ってたけど、そうではなかった。
階段を駆け上がってくるのかと思ってた……。

たまに仕組みがわからない部分があったが、他の
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

たまに、自分が受験で違う道を選んでいたら、とか中高を違うところに入っていたら、とかいろんな人生の分岐の別パターンについて考えることがあるが、まさにこの映画もそう。

フィクションではあるだろうが、別の
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赤ちゃんよ永遠に SFロボットベイビーポリス(1972年製作の映画)

3.4

いつかの未来、人口が増えすぎたことに出産禁止令が出ている国で、周りは国が提供する喋る人形を子供と思い込んで育てる中、ある夫婦が子供を出産し育てる話。

ディストピア映画。雰囲気がたまらない。
人口増加
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僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)

3.4

レンタルビデオ屋の店員とその友達が、店主の留守中にいろいろあってビデオの中身を消してしまい、誤魔化すために自分たちで名作を撮影してお客さんに貸す話。

「いろいろあって」の部分がそんなことある!?とい
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