菓子味屋さんの映画レビュー・感想・評価

菓子味屋

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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.7

名作と名高く未視聴だったので見てみた

なるほど、当時わりと流行っていた雰囲気物か…
独特なカメラワークと空気感、わかりやすいストーリーテリング、躊躇いなくどんどん人が殺されていく過激さと異常性
好み
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.7

映画館で公開日初日のあさイチで見て大感動し、本日からNetflixで解禁され再視聴

Slam Dunkを見たことない人が見ても充分面白いとは思うが、本作はシリーズを当時見ていたファンに向けた作品だと
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範馬刃牙VSケンガンアシュラ(2024年製作の映画)

2.7

刃牙はずっと見ており、アシュラは見たことがないので、刃牙ひいき

The 予定調和コラボ

強さの対比をコラボで表現するのは、どちらかが勝たないと無価値だし、引き分け的な着地は不毛そのもの。双方の作品
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.5

鈴木亮平が凄そうなので初視聴。

いやー想像以上に冴羽獠だった。何でも身長も同一で本人が原作の大ファンだとか。銃の取り回しもアニメさながらのカッコ良さが印象的だった。香も知らない女優さんだったけど、す
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2012(2009年製作の映画)

3.2

Netflixがやたらと表示して勧めてくるので、長いけど覚悟を決め視聴

感想としては、ボリュームが多いのはいいけど長かった。そして不都合なことをご都合主義で成り立たせようとしている映画といった印象。
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.0

この前見たディパーテッドの原作ということで、順番が逆転してしまったが初視聴。

話の骨子やギミックは、細部に渡るまでディパーテッドが再現していたことがわかり、この作品自体のクオリティの高さを感じた。
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.7

すごい世界観とストップモーションアニメをほぼ1人で制作した作品というだけで、ものすごい異端作。

自分は宇宙も好きだが、メイドインアビス同様、地下攻める系もかなり好き。広大なデストピアの再現や未知の生
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アトラス(2024年製作の映画)

3.5

ここ最近やたら出てくるので、視聴してみた。

SFモノとして、安直だったり、擦られた内容もあって既視感を感じたが、AIとの闘いを未来的な技術満載で描かれており普通に最後まで楽しめた。あと敵の強さが異常
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.8

栄華を築いたヤクザの衰退を描いた人間ドラマ。

少し前に見た役所広司の素晴らしき世界と同じテーマだったが、家族という要素が入った分、よりディープだった印象。

最後の1分が、個人的には1番好き。

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つみきのいえ(2008年製作の映画)

3.7

フォローさせてもらってる方の視聴履歴から興味を持って初鑑賞。

アニメーションも音楽もおじいさんの佇まい、そして思い出も、ワインを日常的に飲む習慣も、どれもすてき。

ショートフィルムは、伝えたいメッ
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トランスポーター(2002年製作の映画)

3.0

以前テレビで、BMVを潔癖そうな男が運転しているところだけ見てて、面白そうだったので初視聴。

100分もない時間で仕上げている点や、主人公のジェイソンステイサムが強くて几帳面なキャラ設定、そしてスー
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

過去に見ていたが改めて見直してみた。

スコセッシの癖映画。

豪華なキャスト陣、潜入捜査とお互いに近づいて行く緊張感とハラハラ感、インファナル・アフェアのリメイクとしてハリウッド映画に昇華させた豪華
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

音楽もののアニメーションは、どうしても楽器の演奏シーンとアニメーションが合わないで、違和感がいつもあったが、この映画はそれを払拭する仕上がりだったと思う。実写と見紛う演奏中のクオリティは圧巻だった。>>続きを読む

ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

3.9

ここまでのシリーズで1番だった印象。

ポールウォーカーの死もあって、当時大変だったようだが、CGや弟の代役などで、上手くまとめられていたように感じる。が、不自然さは正直あるが、そもそもそんなにデリケ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.7

評価が高く、前から気になっていたので初視聴。

役所広司の凄さが全面に押し出されているTHE役所広司ムービー。

短気で情緒が不安定で、今後に対する不安とわずかな希望を見事に演じきっており、役者魂を強
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ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

4.0

前作に続き初視聴。

相変わらず、頭のネジが外れた作品で面白かった。
前作同様に、粗い作りに見せておいて、実は周到な伏線回収が際立っている。ただ下品さと奇想天外さが、若干前作より弱まった印象だが踏襲し
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

公開当時少し気になっていて、改めて会社の人に勧められ、初視聴。

82分という時間、展開の質と量、恥ずかしながら出演者ほとんど知らなかったけど作品にハマったキャスティングと演技、フリとオチの具合など、
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

さほど内容を知らずに軽い気持ちで視聴してしまった。

第二次世界大戦についての映画はたくさんあるし、その中でもナチズムやホロコーストの類のドイツにおける話は、どうしてもシリアスなタッチで、見る側のテン
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

タイムパラドックス系

「幸せとは?」を、考えさせられる映画

何がいいのかよくわからなくなる、なんか不思議な作品

何かで時間は、ただの人が作り出した概念と見た。多元宇宙論が正しいのか、よくわからな
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Winny(2023年製作の映画)

3.5

日本のプログラマーということは知っていたが、winny自体をよくわかっておらず、実話ベースということもあり興味があったので試聴。

つくりの大枠は法廷もの。

所感としては、いつの時代も組織にしがみつ
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.3

フォローしているどなたかのクリップから、気になって初視聴。

結論としては、個人的にかなり面白いと感じた。

映画好きな人にむけた作品であるのと同時に、そうじゃない人もこの作品の世界観に引き込める作り
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.8

出張先のVODにあり、初視聴。

秀逸にもチープにも、捉えられる仕上がり。

一時期、どの映画を見ても出演しているニコラスケイジが、過去の名作を惜しみもなく引き合いに出したり、自身の主演作品をランキン
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.5

出張の移動中に、初鑑賞。

「美味しいものを食べると元気になる」は、本当にそうだと思う。食は生きる基本。

場所だけ特殊で、あとは日常をできるだけ再現した南極生活。それでも家族や恋人と会えない寂しさは
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

前から気になっていて、100分と短い作品だったため、時間があまりない時にピッタリと思い初鑑賞。

下品極まりない作風。
だが、最初のカオス状態を作中で一つずつ丁寧に伏線回収をし、どうなるか予想のつかな
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

前評判どおり海でのゴジラとの戦闘シーンは、ゴジラの大きさが実感できるほどのリアリティがすごく、水飛沫や波の再現度がとても臨場感があった。また戦後の街並みや貧困や復興の再現や、その時代の出来事とするコン>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.4

音楽とドライビングの疾走感はテンポ良くみやすい。

ただ展開や心情描写に不可解なところが多く、また個人的に主人公へあまり感情移入ができず、作品全体の仕上がりにやや稚拙さを感じた。

ノリがちょっと苦手
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.2

ずっと気になっていて、初鑑賞。

この手の映画は、あらすじを知っているとどうしてもテンションによっては手が伸びない。その理由をよく考えると、スタートからのハンディキャップを乗り越える逆境モノだからだと
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運び屋(2018年製作の映画)

3.7

90歳近いクリントイーストウッドだから作れて、演じれる作品だと感じた。渋さが半端ない。

アメリカのハイウェイを気持ちよく走るシーンが印象的。

構成はとてもわかりやすく、老齢ゆえの苦悩や後悔や誇りが
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.4

再視聴

何度見ても本当に最高。

この映画を見るまでは知らなかった深見千三郎を大泉洋の快演で垣間見、脇を固めるキャスティング、そして柳楽優弥の凄まじいたけしっぷりは言葉にできない。たけしの大ファンの
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.1

三谷幸喜の本作のオマージュ作品は見ていて、前々から興味があって満を持して初鑑賞。

理知的な密室劇

各キャラクタの個性、道徳的なものの考え、ロジカルシンキングによってマイノリティがマジョリティになっ
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

3.7

再視聴

名優がどんどん死んでいき、話が展開されていく。

出世や富や名声に目もくれず、自身の大切なポリシーを貫く大友が見どころ。名台詞の「きむら、帰ろう」が印象的だしかっこいい。たけしの一挙手一投足
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.8

再視聴

お笑い芸人だからこその緊張と緩和の、緊張感だけを抜き出したような仕立てでエンターテイメントとして飽きずに見られる良作。

エグいシーンもあるので、ドキッとしちゃう。

監督、脚本、主演なのに
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

恥ずかしながら、今更初鑑賞を…

アニメシリーズ、序、破、Qは、過去に一通り見ていたが、本作は難解の極みだった。

ハッピーエンドの解釈、第3村の話、マイナス宇宙でのヤマト作戦、SDAT進行による各話
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

以前から気になっており、面白かったら続編にも期待し初鑑賞。

時間を目一杯使い伏線を張り巡らせ、どんでん返しを繰り返し真相解明→解決&良い人が罪を着ないいわゆるハッピーエンド。

よく練られていて、展
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

三角貿易か、もしかするともっと前からそうなのかもしれないが、アメリカが形成されていく上でしっかり向き合い正すべき内在する黒人差別に触れたおはなし。

いっけん最後に釈放されサクセスストーリーのようにも
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

たくさんのゾンビと
たくさんの新感染が
新幹線でたくさんの展開

女性と子どもが生き残り、男たちは犠牲になっていく思想賛美が反映された作品に感じた。

韓流は、どこか想定外のラストになる残虐さが特長だ
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