熱く燃え滾ったのでなく、冷めた燃えカスみたいな青春。
平成ヤンキー的な会話の脱力感と、はみ出し者を気取るくせに毎日健気に登校するヤンキーの中の自己矛盾的な面白さが興味深かった。
屋上でのお遊び>>続きを読む
ポエトリックなナレーションに、演劇臭いノワール感、いかにもハードボイルドな世界観が独特だった。
ゲームのムービー部分だけ継ぎ接いだみたいなストーリー性はともかく、ハイコントラストにキメキメな画面は>>続きを読む
ほんっとにただのトマト。
某デンノコ漫画の悪魔みたいなの想像してたからまさかのプレーントマトでズッコケた。 It’s a tomato!
突然始まる異常事態に、なるほどミリタリーものかなと薄っす>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1か月以上ぶりの劇場映画というだけで興奮し、そして思いのほか面白かったのでさらに興奮した。
まずベースが「髑髏島の巨神」の面白さで進行するのが良くて、怪獣珍獣とノリのいいキャラたちという盤石の布陣>>続きを読む
TVシリーズを観てから、かれこれ2年ほど経ってやっと観た劇場版。
個人的に初4DX作品としても印象に残った。
まず、思った以上に動く。2つの意味で。
4DXの宣伝的シークエンスの時点で、ちょっ>>続きを読む
空を翔け宇宙船をワンパンで破壊する姿以外のブリー・ラーソンが観たくて。
序盤の男の子の語りや文字通りミニマムな部屋の御伽噺感ある導入と、徐々に明かされる暗い経緯と現状が、心痛と緊迫を同時にもたらし>>続きを読む
歌モノの作品はズルいと思うところが正直あるけれど、ほんまもんの歌手や歌うまの俳優に歌わせるというのはもう企画からすでに楽しかった。
シリアスも程々にアイデアで窮地を切り抜け、皆が知るポップな曲で軽>>続きを読む
テレビシリーズを観てからだいぶ時間が経っていたため不安だったけれど、しっかり楽しめた。
コート内の12人個々のストーリーと同時に、向かい合う6人ずつの因縁や対抗心を強いフックとして展開するので、自>>続きを読む
煽りほどむちゃくちゃな内容でもなかったけれど、だからこそCM用に用意されたような印象的なカットなど、パッケージングの上手さみたいなのを感じた。
大泉洋の厚顔無恥な様と、シンプルに編集視点の破天荒な展>>続きを読む
阿部寛の眼圧と滑稽さ。
まず阿部寛と太鼓って組み合わせがおもろいな。
最初の渋滞で『ラ・ラ・ランド』期待してしまった分、もっとポップにしても良かったんじゃないかと思ったりした。
それかどうせなら、置>>続きを読む
やたら長回しでゆったりとねっとりと張り付いていく感じが印象的だった。
意外にもドロッとした物語で純粋に感動できず、そして愛憎のヒューマンサスペンスにもなり切れるわけもなく、色々気になって入り込めなか>>続きを読む
中川大志のギャグ適性を知った。
佐藤二郎は抑えめの佐藤二郎。
存外ストーリーあるやんと思ったら原作あり。
バラライカさんがネズミの群れ従えてた。
呑気な紀行ものサスペンス的に、事件を追って旅をしていく雰囲気が良かった。
結末は、「明かされる衝撃の真実」に全振りしている感じで、あまり殺人の動機としてしっくりくるものでもなかったけれど、親子の旅の>>続きを読む
伊藤英明の雰囲気ありすぎ問題。
あのキャラでお金いっぱい欲しいだけなの可愛すぎかよ。
あと三吉彩花はボクサーにしちゃ顔きれいすぎ。
テンポはいいが、はじめからそうしろよ展開の天丼で、スムーズに蛇行し>>続きを読む
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これは泣くわな。
桐谷健太が演じる役どころの生きる意味がなぁなぁではあったけれど、手紙の記憶でゴリ押された。
北川景子の割烹着がめっちゃ良妻で泣けた。特に演技がすごいとかはあんまりないけれど、なん>>続きを読む
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いかにもなB級感溢れるクオリティだったけれど、嫌いじゃなかった。
なんだか最初やたらとFPSな視点で展開するなと思ったら、こう来たかと。RPGの方でした。
ループ系としては大したことない仕掛けの数>>続きを読む
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田舎臭い雰囲気と不気味な閉塞感が『ヴィジット』を彷彿とさせた。
目ソーイングや斧で頭パッカーン、「赤い赤い」や止まらぬ笑い、途中の謎ダンスに老婆の出産など、ビジュアルからかなり畏怖させられるインパク>>続きを読む
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昔らしい華やかで優美な音楽や、背景セットの美術、大掛かりな撮影など、壮大な雰囲気がいかにも往年の名作!といった感じだった。
ただ意外にも内容的にはそんなに美しくないドラマでちょっと驚いた。
あと男を>>続きを読む
髪全体のボリュームとバングの重さが時代。
ふらふらふわふわと漂うような仕草と存在感、そして歯ブラシが『三月のライオン』の雰囲気とアイスキャンディーを想起させた。
いわゆるカッコいい女性像な奈津子の>>続きを読む
煙草と酒臭い空気、全編において芝居がかった雰囲気が印象的だった。
それがまさしくキラキラではなくギラギラのハリウッドそのもののように思えた。
あとはひたすらドライブドライブと、カースステレオのBGMと>>続きを読む
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面白いけど、すっごい普通。
期待していた分、結構残念だった。
なんだかフランチャイズ系の逆風悪風の煽りを受けたような、間違っても死ぬほど面白かったりしちゃいけないと心しているような、良くも悪くもそつ>>続きを読む
過去最速の劇場映画初め。
冒頭の役所広司の一人芝居、からの缶コーヒーが完全にBOSSのCMだった。
あと単純に都市内トイレの凝った建築がなんかおもしろい。
反復する影の描写と重なる日々は淡々として>>続きを読む
今回も晃さんがイケメン過ぎる。
粗悪劣悪平凡、積み重ねれば非凡。
レジェンドを引き継ぐのでなく、レジェンドそのものになる。
姫と騎士の関係を中心としたエピソードにおいて、ただの生意気な跳ねっ返りでは>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
開幕からパツキン美女のスクリームが堪能できた。
さすがはサマラ・ウィーヴィング、なかなか声出てて良かった。
犯人捜しで忘れがちだけど、純粋にスラッシャー映画としても満足度高いです今回。
今回はいつに>>続きを読む
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意外にもそこまでテンション高くはなかったけれど、50%OFFとかチキン出来上がりのポンとかトウモロコシの串とか、ニコニコでどぎついブラック&ブラッディジョークかましてくるのはやっぱり面白かったし楽しか>>続きを読む
学校を舞台にした簡易版『ジョン・ウィック:チャプター2』。
コミカルなヤクザや中卒スーツなどキャラが渋滞しててなかなか笑えた。
国岡が高校生してて笑ってしまったんだけれど、ミスリードでめちゃ弱とかじ>>続きを読む
スマホカメラの明るい「痛さ」みたいなのを痛烈に感じた。
YouTube表現にしても、普段よく見るのとそう変わんないのに、なんというか「映画」として観るとこんなキツいのかと悶絶した。
真面目で愚直な人>>続きを読む
モダンな悪魔憑きというような雰囲気で、現代的な口コミの熱狂とグレーな若者文化みたいなノリが奇妙で面白かった。
動画投稿とかSNSのガジェットが現代の記号としてあるのと同時に、「手」のオブジェクトとい>>続きを読む
比喩ではなくうんこ映画だった。
正直一人で観に行ってのうんこ神はキツかったけれど、マジでクライマックスの手の込みようだったので普通に見ちゃった。
その他もちゃんとあらすじをおさらいしてくれる親切さか>>続きを読む
原作ではちょっと良いショートストーリーな印象しかなかった気がするが、実際短めの短編的にシンプルにまとめられていて魅力そのままに良かった。
変わったキャラクターたちも、伊坂作品お馴染みのメンツで実家の>>続きを読む
冒頭から逐次黒柳徹子の語りが入り、まさしく黒柳徹子のオーラスヒストリー。
とっとちゃんの年相応の溌剌さと子供らしからぬ上品な挙措がキャラ立ち十分だった。
加えて、雨に唄えばのような陽気で享楽的なシー>>続きを読む
腫れぼったい顔にぱっちり目なチャッキー、絶望的に可愛くない。
オリジナルとは成り立ちから違って、ただのコンピューター不良なわけだけれど、その出来の悪さが不気味だった。
近所のガキを巻き込んで下らぬコ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ベネディクト・カンバーバッチの細身と頑なな雰囲気が、作品全体にきゅっとした締りをもたらして見えた。キルステン・ダンストのくたびれた様子にも趣を感じた。
山肌と荒野を望む寒々しい風景が、カウボーイの哀>>続きを読む
精神病棟が舞台ということで閉鎖的な雰囲気が印象的で、そしてイカれた患者にチャッキーが手こずっているのが新鮮だった。
チャッキーの増殖やティファニーの復活など、シリーズとして大きなイベントがありつつ、>>続きを読む
久々のシリアス路線。
なんかもう新品のチャッキーは図体でかくてツルピカに見えるな。
2階から目薬ならぬ2階から目玉など、ちゃんとゴアゴアしているところもあり、またでけえ洋館で繰り広げられるクローズド>>続きを読む
追うものと追われるもの、そのバディ同士のロードムービーテイストが何か呑気で、諦観とも退廃ともつかない雰囲気が漂っていた。
ろくでなしの兄と色男の弟、どうしようもない兄と少しはマシな弟っていうキャラク>>続きを読む