保存状態良すぎて驚いた。セットとかめっちゃきれいに見れる。
ロココ調のセット、こんな早い時期に使ってるのは始めて見たかも。とにかくジャンヌの衣装がかわいい。靴も手首のリボンも。最後の最後まで翻弄され>>続きを読む
まず主役のポーラ・ネグリがとても良い。ファーラーのカルメンも良かったけどこっちの方が好き。ポーラのジプシーダンスも好きだし。ディートリッヒとブルックスを両方思い出すくらいファムファタル味に溢れてました>>続きを読む
ジャケ写と二つの有名ナンバーから、もっと退廃的で楽しげな話なのかと思ってたら、結構じりじりしたドラマだった。というかこういうのは身に覚えがあってかなり鬱。普通に考えてみればやばい社長の迷惑案件に他なら>>続きを読む
ジェノヴェーゼのセンスを疑ってしまった。というかマンネリズム?様式化にも失敗している気がする。
素晴らしいフェミニズム映画。『そして私たちは愚か者のように見過ごしてきた』と同様、何よりもその思想の強さ、エンパワメント映画として好きになれる。
オープニングシーンはネオレアリズモ時代の映画の批判に>>続きを読む
ちょっとこれはいただけない。イデオロギッシュなのはまだいいとして、話をエルスナーとサンドの対立みたいに持っていくの嫌だなあ。絶対サンドそんな人じゃないでしょ。ヴァンプでありモンスターとしてのサンドは、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
結局或る夜には何も起こっていなかった。めちゃくちゃ期待していた観客を嘲笑う感じが好き。
お嬢さんとならず者的プロットというだけでかなり好きなのに、クローデット・コルベールが満喫できるのほんとにありがた>>続きを読む
シエラがシエラすぎた。歌唱力で押し切った感じ。非常にオペラらしい。
アン・ハサウェイかわいすぎ問題。パリでのロリータっぽいファッションも良かった。文系女子の就職難という点では共感者多数だろうな。ところでネイトが良い人すぎる。Dean&Delucaはこの頃からあった!>>続きを読む
音楽が良すぎるな。ほんとは存在論みたいな話として見るべきだろうけど、帝国についての映画だと思って見ていた。
レーゼドラマが原作ということで、演技もセットも小道具もおとぎ話感を出してて良かった。ただロケ>>続きを読む
めっちゃアンドレイ・ルブリョフ思い出した。ロシア・ナショナリズムの伝統がよく見えた。
リムスキー=コルサコフ《見えざる街キーテジと聖女フェヴローニヤの物語》(1907)より。
このレビューはネタバレを含みます
楽しすぎる逆転スプラッタ。構成が美的。
タイトル・クレジットまでの冒頭30分が一番好きかも。カメラワークといいアングルといい一昔前のMVみたいな感じですごく俗っぽい。しつこい口元のアップは分かりやす>>続きを読む
汚れた血の「火星が接近して地面が熱く…」云々の設定を強調した感じ。環境と人々を分離せずにうまく両方描いている。
正直、スカマルチョとロルヴァケルが夫婦役やってるだけで嬉しい。前々から好きな二人だったか>>続きを読む
特に刑事の方言がきつくて字幕が欲しかった。警察の自警団的性格が露わになるインタビュー。
超オーソドックス。現代若手芸術祭みたいなやつとかで流れてそう。日本版コッポラ?
音楽がラストタンゴインパリみたいだった。ピアノチューナーオブアースクエイクでも似てたし、もしかして同じ元ネタがあるのかな?
一つとして使いまわしと思わせるような背景幕やセットがなかったことに感動。観客に物質的な欠乏を感じさせず、物語に入りこませる。冒頭部分の、街路でカメラを動かしながら登場人物を紹介していく鮮やかなショット>>続きを読む
遊郭ものは女の悲哀を描くのだとばかり思っていたが、今作では男の悲哀が見れた。
ストラヴィンスキー使っちゃうところとか黛なんだよなあ…
ノーランほんとに音がうるさい。まじで会話の声と効果音だけでいい。
結構伝統を重視するタイプなのかな。偏執的なまでのクロスカッティングやBGMでカタルシスまで盛り上げていく感じとか、オールドハリウッド的>>続きを読む
相変わらず音楽がうるさい笑
科学と心理ドラマをうまく掛け合わせたオーソドックスなSF。一見異なるジャンルが融合されているという点ではオッペンハイマーに近いかも。
映像がヴィネットかけたみたいになってた>>続きを読む
野村雅夫のcinebarより。
元祖サンプリング監督?めちゃくちゃラストナイトインソーホー的なものを感じた。冒頭でFeverが流れた時点でもう好き。
年上の女性への憧れという点ではラウラ・アントネッ>>続きを読む
ロザムンド・パイクのキュリー夫人同様、科学はそれ単体であるのではなく、同時代のパラダイムの中から登場するものだということが強調されていた。キュリー夫人ではアートとの関連でそれを感じたけど、ここでは科学>>続きを読む
本国で演技してるダーク・ボガート、何気に初めてみたかも。アンナの顔が好きなのでいつまでも見ていられる。このテンポも好きだし音楽もファッションも良い。
舞台はオックスフォード?テンプレなイギリスの上流階>>続きを読む
グリーナウェイが固執した死のテーマを強く感じる作品。グリーナウェイに一瞬だけ出てきた内臓を見せる女が、今作の人形に似ていた。しかしグリーナウェイと比べるとさらに、クエイの残酷さがよくわかる。残酷さを必>>続きを読む
あまりちゃんと見れなかったのでまた今度
これ以前の作品のディテールは相変わらず詰まっているが、実写でしかもかなりドラマ仕立てになっているから一見クエイと分からない。
プロスペローが書いた戯曲という設定ですでに満足度max
・めちゃくちゃ水好きじゃん。
・プロスペローのあの帽子はジョン・ディーぽかった。
・グリーナウェイの他の映画と色々被るところがあった。『数に溺>>続きを読む
フェルメールとゼブラと対称性に固執しまくりながら、ドラマも展開させてしまうのがすごい。トリックにかけられたような体験。
音の使い方がうますぎる。音を使っているというより、音も映像も一緒に組み立てられ>>続きを読む
ウェス?って思いながら見てた。シンメトリーな構図というより、今作ではむしろ前傾と遠景をはっきり分けて映すところとか、明確なナレーションとかかな。簡単に人が死んでいくところに至ってやっとグリーナウェイだ>>続きを読む
やっと見た。こういうのは連ドラみたいな感じで5回くらいに分けないと無理。劇場で見た人々はもはや尊敬に値する。
結構演奏家たちを長々と映していたから、久しぶりにe la nave va 見たくなった。>>続きを読む
イギリスに対して抱いていたイメージが全部出てきた。
「優れた英国の画家はみな外国人」
「英国人は絵画に興味がない」
draughtsmanという芸術家ではなく職人を連想させる呼び方なのもイギリスらしい>>続きを読む
とりあえずクロソウスキーのバフォメットを読もう。
発話による語りメインの説明的な映像。おそらく舞台だとやりづらいんだろうな、映画向きの構想だけれど映画よりもリアルタイムのパフォーマンスで見てみたい作>>続きを読む