薩摩フランコ入道さんの映画レビュー・感想・評価

薩摩フランコ入道

薩摩フランコ入道

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ザ・トランスフォーム(2018年製作の映画)

2.0

3Dトラッキングは結構頑張ってる方なんだけど、なんかD級の香りと安っぽさがするなぁ、と思ってたらアサイラム作品やん。アサイラムと考えたら、VFXの質はそこまで悪くなかったかも。むしろ他の同社作品に比べ>>続きを読む

祟り蛇ナーク(2019年製作の映画)

2.4

ジャケ写の左上の登場人物が右上のナーク・ノンと同列で怖く描かれてるけど、左上の人は。。ねぇ。扱いが酷過ぎて草

黒い手(2015年製作の映画)

2.3

医療系サイコスリラーと怨念系ホラーという二兎を同時に追いかけて結局中途半端に終わった感じ

花を喰う蟲(1967年製作の映画)

3.6

60年代の邦画は、ファッション、文化、建築、世相を見るうえでも非常に重要な映像記録といえるのでは。主演2人の強烈な存在感が光りつつ、ノワールの鉄則は踏襲している堅実な一本。よりクラシカルな西村ワールド>>続きを読む

乳首にピアスをした女(1983年製作の映画)

3.3

欧米の物理メディアレーベルが好みそうなカルト作品だけど、何も知らないで観たらかなり驚く倒錯の世界への堕ち方。後半にかけて明らかになってくるバーの正体は、映像的にインパクト大。日活のクラシカルな撮り方で>>続きを読む

ディアボリカル(2014年製作の映画)

2.8

心霊ホラーと見せかけてSF的要素満載のドンデン返しはナイスだったけど、最後の最後に安易で薄っぺらい着地をしたかなと。まぁ、そうしないとかなり胸糞悪いというか、『ミスト』並みに嫌な終わり方だったと思ふの>>続きを読む

江南ゾンビ(2022年製作の映画)

1.8

最初に感染する"兄貴"の体当たりの演技は評価したいのよ

ウィッシュ・ルーム(2019年製作の映画)

2.8

"部屋"の中の演出や電気系統の禍々しさなど好きなところも沢山あったけど、とにかく夫婦が無防備すぎ。星新一的でドキドキする設定なんだけど、脚本が甘い。。俳優陣は奮闘したと思ふ

ゾンビプーラ(2018年製作の映画)

2.6

いくら予備役中心とはいえ、まがりなりにも軍隊の基地なのに兵士諸君が弱すぎ笑

屍憶 SHIOKU(2015年製作の映画)

2.3

子役が頑張っちょった。日本人の配役は必要ないでしょ。もう台湾ホラーはいいや。

またヴィンセントは襲われる(2023年製作の映画)

3.8

襲撃の条件と状況を理解してからも、やたらと巻き込まれるヴィンセントの危機感のなさにはちとイラっとしたものの、終盤に連れて大きく風呂敷を広げていく映画的なアプローチが好きだったので、劇場で観てよかった一>>続きを読む

モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.2

何も期待せんで観たら、それなりに良くできててびっくり。さすがWS監督、肝はちゃんと抑えてた

ストレンジ・シスターズ(2019年製作の映画)

3.1

アパートの3階のギミックやガスーへの変化の兆しが面白かったけど、主人公たちに危機感が無さ過ぎ

コンジアム(2018年製作の映画)

2.7

これ観ると、いかに『REC』や『ブレアウィッチ』シリーズが緻密に構築されているかわかるなあ。騒いだり走ったりの「動的」な恐怖ばかりで、「静的」な怖さが足らんかった

ポスト・モーテム 遺体写真家トーマス(2020年製作の映画)

2.7

宙に浮くVFXがナイスだったのと、アナ役の子役が頑張ったけど、トーマス役がライアン・ゴスリングのニセモノにしか見えなかったのは残念。プロットはB級以下

ザ・レイク(2022年製作の映画)

2.8

タイ版『となりのトトロ』+『ジュラシック・パーク』÷2といった感じだけど、中トトロが殺りすぎ。。大トトロにいたってはデカすぎ。。

中盤のグダグダ感にがっかりだが、どんでん返し的なエピローグの急展開と
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アンツ・パニック 巨大蟻襲来(2017年製作の映画)

3.0

遊び心いっぱいで、主人公のナーディぶりがまた心地よし。ヒロインが絶滅危惧種の心優しき別嬪さんなのも懐古主義的で心地よし。でもまったく怖くないのよね

海上48hours ―悪夢のバカンス―(2022年製作の映画)

3.4

Z級に堕ちやすいサメ映画でも、イギリスが作るとそこそこスタイリッシュでリアリスティックな作品になるから不思議。ぞわっとするシーンもいくつかあったので普通に楽しめたす

悪魔のシスター デジタルリマスター版(1973年製作の映画)

4.1

70年代のカルトホラーはリマスターしまくって、新たな昭和ファンを生み出せると思う。デ・パルマの中でも特に振り切ってて好きだわ。

あと、劇場で売ってるリーフレット(500円)のデザインがかっこよすぎよ
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キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

3.0

この映画がナマケモノへの偏見を助長しないことを祈りつつ、カルト宗教チックな女子寮の闇深さを楽しめる一品。セルビアの建築が美しいよ

入場者特典はパンフの表紙と同じデザインのスティッカーでした

@イオ
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女体銃 ガン・ウーマン GUN WOMAN(2013年製作の映画)

3.8

井口昇の『片腕マシンガール』以降注目していた亜紗美の紛れもない代表作かつ光武蔵人監督の意欲作。山田洋次には絶対撮れない鋭利な刃のような作品で、世界中にファンが生まれるのも無理なし。あー楽しかった

呼吸困難(2017年製作の映画)

3.5

正直『ロープ処女』よりも好きな部分が多くて、後の『夏バテ女』に繋がるGuy監督のこだわりも見れて楽しかった。ノイズ演出も物語の進行を阻害せずに、むしろ圧迫感や閉塞感を創るサポートになっているので心地よ>>続きを読む

Your Flesh Your Curse(原題)(2017年製作の映画)

3.0

撮り方はキライじゃないす。独りで部屋暗くしてみるタイプの映画かな

ロザリー・残酷な美少女(1972年製作の映画)

3.3

『悪魔の追跡』もそうだったけど、70年代のハリウッドの低予算グラインドハウスの「安心して楽しめる感」がハンパない。

ボニー・べデリアの無垢ゆえのメンヘラさが心地よいのだけど、よく対比される『ミザリー
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

少年時代の人間形成が描かれてなかったからか、イマイチ表題博士の人格やエゴがわかりづらかったので3時間じゃ足りなかったということなんやろね。

映画的には原爆実験のシーンが最大の見せ場ということでCGな
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キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

2.8

この映画がカブトガニへの偏見を助長しないことを祈りつつ、ラドゥという今後のB級映画界のレジェンド的ニキを生み出してくれたことに感謝

呪餐 悪魔の奴隷(2022年製作の映画)

3.7

『悪魔の奴隷』の続編で、前作の4年後の世界。主人公たちは前作同様の家族だけど、とにかく高層マンションの得体の知れない不気味さが素晴らしく、今作の影の主人公はマンションやね。監督は『デモンズ』と『REC>>続きを読む

悪魔の奴隷(2017年製作の映画)

3.2

しっとりとした洗練された映像がナイスだったけど、主人公のリニがとにかくお約束のフラグ立てまくっててイマイチ没入できず

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.7

思ってたのとは違った方向性だったけど、これはこれで楽しめたので良うござんした。意図的なスタンダードサイズが閉塞感を倍増しにしてくれたのもナイスだったけど、主演のラウラ嬢がとにかく素晴らしかった。ラン・>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.4

ただの神作。Dolbyアトモスで鑑賞するために生まれてきたような一品。中学生から大人まで観れる普遍性とブロムカンプのマシン愛が融合した奇跡。

東京をあんなににスタイリッシュに、そしてル・マンをあんな
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TUBE チューブ 死の脱出(2020年製作の映画)

3.0

不条理ホラーを彷彿させる前半は、有能な美術班に支えられたチューブの圧迫感もあって飽きさせないのだけど、ゴーストストーリーっぽく転じる後半のグダグダ感は残念。

個人的には諦めずに追ってくるアダムの生き
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人面魚 THE DEVIL FISH(2018年製作の映画)

2.7

魚の気持ち悪さはなかなか。しかも虎爺が強い強い。悪ガキ共が結構まずいことを引き起こすのが困ったところ。今のところ「これだ」という台湾ホラーはないなぁ。。全部、山の魔神系なんだもん

紅い服の少女 第二章 真実(2017年製作の映画)

2.6

解決編かと思いきや、貞子的というかなんか妙な具合の感動ファミリーストーリーに振ってきたのがどうも。。不覚にも眼汗が出たけどね。ちょっとだけね

虎爺が登場したのは良かったけど、この若い虎爺はあんま強く
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