模糊さんの映画レビュー・感想・評価

模糊

模糊

フィガロに恋して(2020年製作の映画)

2.5

完走まで5日かかった。
寝落ちを繰り返し。ごめんなさい。
1ヶ月後には思い出せないかも。
とってもわかりやすい!

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

【何ひとつ忘れない】

素晴らしい終わり方。
最後の電話でオリヴァーが「何ひとつ忘れない」と言ってくれたことが、この先も生きていけるだけの材料になると思う。

ひと夏の関係が終わってしまっても、そこに
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上流階級(2018年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

金と地位と女。
欲望ね3点セットをとりあえず散りばめておけば、大衆は喜ぶでしょ?
という制作意図の浅さが全面に現れております。
B級映画は好きだが、こういう煮ても焼いてもなB級は、それに2時間を浪費し
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絵文字の国のジーン(2017年製作の映画)

3.0

脳を空っぽにするつもりで見始めたら、案外面白かった。
主人公を「ふーん」にした点にセンスを感じる。

早春(1956年製作の映画)

4.6

【勤め人の悲哀と打算】

東京駅に降りる30万人以上のなかの一人としての自分。

サラリーマンの嘆き。
憂いを帯びた妻。
薄汚れた生活の一面。
東京。
その陰影。

好きなものが詰まっていた。

「普
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.7

【すね毛スクリプター👮‍♀️発動】

この映画が好き、というよりは、この映画から薄ら感じ取れる白石一文さんの原作のニュアンスが好き。という気がする。
原作読んだことないけど。
※『君がいないと小説は書
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美徳のよろめき(1957年製作の映画)

3.5

よろめきドラマとして観るには、私は結構好きです。
朗読も必要最低限。
純文学作品のアダプテーションで、精神性や観念的な官能が削ぎ落とされてしまうのは、どうしたってあることで。この作品は、薫りを十分残し
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

4.6

【こういう映画が観たかった】

ストーリーラインの日活っぽさと、演出の(良い意味での)日活っぽくなさのバランスが最高。
ユカの媚態の底にある淋しさは、親しみをもって受け止められる感情。

※マーク漏れ

破戒(2022年製作の映画)

3.5

恥ずかしながら藤村の原作を読んだことが無い。
恐らく原作の後に観たらスコア3.5は付けられない気もするので、順序としては正しかったかも?
丑松の演技が繊細で好きだった。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

5.0






【好ましい 孤独のあり方 閉じ方】





この世界のなかで、言葉が通じる相手に出会ったら。
見えなかった隙間に気づいてしまうタイミングもある。
人生は続くから、現実的な選択をする。
最後
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おともだち(2014年製作の映画)

-

圧倒的"2010年代感"

・開始1秒タイトルのフォントで期待値上がる。そうこれ今観たかったやつ。
・多種多様なカラフルボーダーを拝める。
・どういうテンションで居たらいいんだ?もしシリアス映画として
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鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽(2022年製作の映画)

3.3

退廃安藤政信:☆☆☆☆☆
私の好きな「お母さま」:☆☆☆☆
サブキャスト:☆(舞台演技)
原作リスペクト:(元から期待値0)
エンディング曲:何?

昭和文芸モノでありがちなセットの嘘くささが全然ない
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お茶漬の味(1952年製作の映画)

3.4

後半「夫婦(=お茶漬け)像」の畳み掛けパートで気持ちが離脱してしまった

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

3.9

できるだけ現実から遠い世界をぼけっと眺めたくて選ばれた金持ち映画。

リチャード・ギアがそりゃあ素敵だよネ。
イケオジ好き歓喜。
でもアドバンテージがありすぎじゃあないか?


シャンパンにはイチゴ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

【ながい映画だった】

どれだけ考えても、PERFECT DAYS以外に相応しいタイトルは無い。これは満場一致。
仮に曲が使われていなかったとしても、この作品はPERFECT DAYS。

"TOKY
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.8

【せいかつの観察】

映像、視点すごく好きだった。
靴には人間が現れる。

松浦弥太郎のエッセイを読んだ時に感じる「いいなぁ、好きだなぁ」と、ちょっとした違和感のバランスが一緒だった。

もっとボソボ
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成れの果て(2021年製作の映画)

3.1

【罪と生きる】
どういうスタンスで観るべき映画なのか掴めないまま気づいたら終わってた

東京夜曲(1997年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

【思慮深さの極致】

「水1杯だけ貰おうかな」
「お茶漬け食べてかない?」

全カット必要十分、純度湿度100%。

キリエのうた(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

【チラつく俺のミューズ像】
・私はこの映画を最後まで観ることが出来た。
・警察に止められても歌う、を美談にするなよとは思う。大概のストリートミュージシャンが許可無しだろうし、許可無しの《あの場所》を私
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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

1.0

【超絶教訓映画】ベトベトの福井弁への圧倒的違和感
自分が(曲がりなりにも)ネイティブだったんだと気づく。

12人のイカれたワークショップ(2021年製作の映画)

4.5

まいった、
とんでもないモノを観た、
とてつもない何かをみた。

余韻も余白も情緒も、自分がいかにもが好きそうなエッセンスは1滴も入っていない。
修飾語も明朝体もない。
ゴッチゴチのゴチック。パッキパ
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