トックさんの映画レビュー・感想・評価

トック

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アシュラ(2016年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ良かった。コメディとも充分に捉えられる。板挟みになった刑事が狂犬へと変貌を遂げる。というか全員イカれてて良かった。ここまでイカれた映画はそうそうない。終盤の対面でテンションが上がってしま>>続きを読む

(2006年製作の映画)

3.8

良かった。霊が実体化しすぎていて、ギャグ気味になっている部分があるのは相変わらずだなと思うが、しっかり怖いカットもあるし、常に『回路』っぽかったり『CURE』っぽかったりするのが良かった。焼き増し感>>続きを読む

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.9

古臭さはあるが面白かった。時間は長いけれどテンポがよいので、ダレることなく鑑賞出来た。色々なものの元ネタなのだなと実感できた。編集も一風変わっていて新鮮味があった。マスク姿が出てきたときに笑ってしま>>続きを読む

GONIN(1995年製作の映画)

3.7

正直、掴みにくい映画ではあるんだけど、疾走感がすごくて見れた。男色。北野武の存在感は流石。(監督は違うのに)たけしが出るだけで、急に北野映画感マシマシになるんだけど、その要素は制作陣(奥山さんとか)>>続きを読む

ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉(2024年製作の映画)

3.7

RTTTの方がちょい好き。ウマ娘は映画との相性が悪いのかなと感じた。やはり描写が不足してしまう。今作で言うとフジキとトレーナーは特に。積み重ねがないとアガりきれない。RTTTより辛気臭くなりすぎてる>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.5

原作と違うエンディングを見れたことは嬉しいが、さして良いと思わず。竜頭蛇尾という点は否めない。

大葉くんが原作よりも大活躍なのは良かった。しかしそれ故、おんたんや門出に焦点が当たりきらず、散漫に
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どうにかなる日々(2020年製作の映画)

2.9

オムニバス形式だからかもしれないが、全体的に薄い。その上で、志村貴子さんらしい生々しさは健在なので、あまり印象が良くない。曲もさして刺さらず。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3

面白かった。そういえば濱口竜介監督は、黒沢清監督の教え子だったなと改めて実感させられる。これは濱口竜介監督による『カリスマ』だなぁ...。

説明会のところから物語にギアがかかり始める。相変わらず
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.7

大爆笑。序盤の掴みと終盤が大変素晴らしい。中盤はかなり退屈だが、終盤のパワフルさと馬鹿さでかなり許せる。歯を痛めたコングが可愛すぎた。『ゴジラ-1.0』より好きです...。

辰巳(2023年製作の映画)

3.5

この監督さんとは相性が悪いのかもしれん。悪くはないけど、言うほどノれん。意外と平凡な場面が多いと感じてしまった。暴力描写も会話のテンポも一定で飽きる。後半で結構気持ちが離れてた。『ケンとカズ』の方が>>続きを読む

貴公子(2023年製作の映画)

4.4

めちゃくちゃ好きだったし、良かったと思う。想像以上にコミカル。「『新しき世界』よりも好き」とか言ったら、映画好きの方々に怒られちゃいますかね...。

アクションはちょい見辛いが、キャラは立ちまく
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.2

面白い。主人公への感情移入というか、葛藤がかなり伝わりやすく、物語に入り込めた。ストーリーも骨太で、流石韓国ノワールといったところ。ラストシーン渋いね〜。エレベーターの使い方が素晴らしい。

異人たち(2023年製作の映画)

4.0

原作も 映画『異人たちとの夏』も全く知らなかったが、鑑賞。面白かった。怖さと切なさと美しさ、多様な要素が共存している。

家族との対話とすれ違い、孤独、別れ、心のしこり、境界線が曖昧になる生と死。
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ヒート(1995年製作の映画)

4.4

激シブでかっこよかった。とんでもない迫力のガンアクション、The 漢な展開、女性とのすれ違い、全体的に青い映像美。若干冗長なのは否めないが、超シビれる終盤の展開には拍手を贈りたい。噂通りの名作。

チャイム(2024年製作の映画)

4.5

本当は劇場公開される夏まで待つつもりだったんだ。けれど待てなかった。だって黒沢清監督のファンだから。そして後悔していない。傑作だったから。

これまでの黒沢清作品の中でも傑出している恐怖。無機質で
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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

The 蛇足。金の匂いがする雑な総集編。TVアニメ版の韓国ノワール顔負けの構成やラストの切れ味ある終わり方が好みだったので...。まぁ幸せそうな小戸川くんが見れたので、良しとしますか。スピンオフ実写>>続きを読む

LOFT ロフト(2005年製作の映画)

3.6

黒沢清監督トップレベルの珍作だと思った。ホラー描写もラブロマンス要素も全てが絶妙に噛み合っていなく、不思議な味わい。

『ドッペルゲンガー』のように、コメディに振っている訳では無いので、ミイラのシ
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アカルイミライ(2002年製作の映画)

3.4

何となく理解出来たようで、実際の所はほとんど理解出来てないんだろうなと感じる。掴めそうで掴めない映画。

藤竜也さんとオダギリジョーさんとの会話にはかなり刺さる部分あり。赦す ということ。クラゲが
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.7

相変わらずツッコミどころはあるけれど、良作。作画はちょっと不安定だったが、意外とミステリー(謎解き)要素が凝っていた印象。ラブもアクションも良い感じ〜。蘭のムーブは今作でも印象的。スケボーとかM:I>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

かなり面白いなと自分は感じた。鑑賞済みのノーラン作品の中では、トップクラスで好き。

伝記映画としての完成度がかなり高かったかなと思う。オッペンハイマーの苦悩や葛藤が、しっかりと垣間見える。大統領
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.9

原作既読。本作は構成が上手いと思った。原作と流れを少し変えながら、フックを良い感じに見せてくるので、求心力が増しており満足度が高い。原作者がしっかり制作に携わっているという強みが出たか。あと、音が良>>続きを読む

第9地区(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

意外と社会派的側面が強い一作。最後のあの宇宙人はしっかり帰ってきてくれそう。

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

3.4

微妙かな。特撮シーンはまぁ良いけど、人間ドラマがかなり酷い。2の方が人間ドラマもスッキリしてて見やすかった...。

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

4.4

傑作。グダグダしてない人間パート、ホラー的怖さもあった怪獣描写、若くて美しい水野美紀、カッコ良いガメラ などの見どころが沢山。藩士必見の一作。

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

3.5

だいぶガメラがキュートで良い。ギャオスがしっかり人間を喰っているのも良い。無論ツッコミどころはあるが、特撮の描写は流石。思っていたより好印象。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.7

もっと楽しみたかったのが本音。今回で序章が完全に終わった的な認識なのだが、これは正しい認識なのか...?

「IMAXで鑑賞して良かった」と思える描写はもちろんあるけれど、相変わらず暗い。ハルコン
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.4

さすがに序章すぎてびっくり。茶一郎氏の予習動画を見てから鑑賞したので、用語等は案外すんなりと頭に入ってきた。

凄さは感じるが終始地味で新鮮味の無い映像、所々気になる劇伴、動き出すのが遅すぎるスト
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