BlueDance819さんの映画レビュー・感想・評価 - 42ページ目

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「生まれてほしくなかったの」

このセリフにはドキッとした。
それまで気丈に振る舞ってきた女性の悲哀が伝わってくる。
ゆるゆると終わるラストをどう解釈するかは人それぞれだと思うが
個人的には、喪失すら
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.6

世界の果て、宇宙の謎…
喪失を経験した少年が、これからを生きてゆくための糧。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.6

人生の酸いも甘いも、成功も挫折も、喜びも悲しみも絢爛豪華に歌い上げる。

はやぶさ/HAYABUSA(2011年製作の映画)

3.6

一連のはやぶさ映画の中では一番良かった。度重なるトラブルにプロとしてあくまで淡々と対処していく人たちのドラマは、スケールはだいぶ違うけれど日本版『アポロ13』みたいだなと思った。
過度な暑苦しさはなく
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel II. lost butterfly(2019年製作の映画)

4.7

願いは叶わない。
失くしたものは取り戻せない。
想いは何度でも裏切られるー。

美しいものを徹底的に汚濁の中へと投げ込む、ある種のタブーに挑んだ意欲作。元々アンダーグラウンドな世界で生まれたFateシ
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.1

恋愛は理屈じゃない。だからこそ時に理不尽とも思える人間の感情。

ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

3.8

自分も登場人物達と全くの同世代で、同じように田舎から上京した経験もある身なので
自分の居場所が見つからない、人生にしっくり来ない感覚は痛いほどよく分かる。

モラトリアムな時期は夢や目標なんか無くても
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ラブライブ!The School Idol Movie(2015年製作の映画)

1.9

キャラの濃い女の子がわんさか出てきて、その一挙手一投足全てが演技過剰でキャッハウフフと騒ぐ様子は
観てる側の気力体力を著しく奪う。自分はアニメもよく観るし偏見は無いつもりだけど相性はどうしてもあり
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ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008年製作の映画)

4.2

コメディとしてとてもキレが良く、セリフを聞いてるだけでも楽しい。

億男(2018年製作の映画)

4.1

お金と価値にまつわる「ふしぎの国」を巡る旅。
億万長者の特異な生活に眉を潜める主人公だが、そんな彼こそ実はお金への信仰心が人一倍強いのが面白い。
借金さえ返せれば家族とまた暮らせる、お金で失ったものは
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怒り(2016年製作の映画)

4.7

ひとつの殺人事件を軸に
それぞれには相関関係のない三者三様の物語が
一本の映画として上手くミックスされてるなと思った。
繋がっていないのに繋がっているように見えるカッティングの妙技。

外見からは決し
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.6

平成ガメラシリーズを経由して原点に立ち返ることにより、今までにないゴジラが生まれた。
ディテールによるカタルシスにこだわる庵野秀明監督との理想的なコラボレーション。

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.0

こういう真面目な?王道の?ゾンビ映画が日本で作られるのも実は珍しいのでは?
大抵「ゾンビと時代劇」とか「ゾンビと戦う女子高生」とか、さらに斜め上の方向にいってしまうのが日本のゾンビ映画。
そういう意味
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涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

4.9

TVシリーズの続きの映画ってのはどうしても一見さんお断りな内容になってしまうが、
そんなマイナス面を考慮に入れたとしても本作はアニメーション映画史上に残る傑作と言っていいでしょう。
過去と現在を迷路の
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.7

ホラーではなかった
そしてコメディでもなかった

好きなことを仕事にした者たちの
決して脚光を浴びることはない
汗と苦闘のドラマだった

アイディアと、内に秘めた情熱
それが世界を変えていく