ポンポさんは、著名映画プロデューサーであった祖父のすべてを引き継いだ、凄腕映画プロデューサーである。というと、バリバリのビジネスマンやキャリアウーマンの姿を思い浮かべそうだが、ポンポさんは幼女のよう>>続きを読む
綿矢りさの原作小説を先に読んでいたのだが、小説とは全然違う印象を受けた。あれ、こんな話だったっけ? そう思えるくらい、映画は独自の世界を作り上げていた。
綿矢りさ作品は、女性がふだん表に見せない、>>続きを読む
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予告編を見て、一風変わったほのぼの系恋愛映画だと思っていた。そういう作品は好きなのだが、そんな作品ではなかった。映画の冒頭に「これはメロドラマである」という字幕が出るのだが、最後まで見たら、その意味>>続きを読む
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先にこの映画を観た人から、「職場や仕事をきちんと描いているところがいい」という話を聞いた。
もともと見に行きたいと思っていたのだが、そんな映画だったっけ?と思った。
でも、その話を聞いて、ますま>>続きを読む
たくさん笑って、少し泣いた。映画を見ていた2時間弱、現実世界でのいろんなことを忘れさせてくれた。ああ、こういう映画もいいものだなあ。
こういう映画のことを語るのは難しいかもしれない。
●何かを語>>続きを読む
実は、「ビューティー・インサイド」という映画を観て、ハン・ヒョジュの魅力の虜になり、彼女が出ている映画を見たくて探し当てた作品だった。
ハン・ヒョジュはやはり美しかった。ヒロイン中のヒロインとい>>続きを読む
とにかくドラマチックでなくて、何も起こらず、結末がない映画である。一見、虚無的に思えるけれども、出てくる人物たちはみんな愛おしい。そして、本当にかっこいい! なぜなのだろう。
ジム・シャームッシュ>>続きを読む
SNS上でいろんな人が絶賛しているけど、なかにはそうでもないという人もいたり、フェミニズム的な視点が貫かれているとか、主演のエマ・ストーンが体当たり演技で凄くてR18になっているとか、とにかく話題に>>続きを読む
1999年の公開時(なんと25年前…)に劇場で観て以来、久々に観直した。
前半の舞台は、産婦人科と孤児院を兼ねる施設。
その産院にやってくるのは、普通に出産をする女性だけではない。望まぬ妊娠をし>>続きを読む
同じことが繰り返される日常。微笑みたくなることも少しあり、たまに心がざわつく出来事もある。それでも変わらず静かな毎日が続いていく……
画面に映し出されるのは、慎ましく、ささやかで、真面目な人生。そ>>続きを読む
あなたが、親友か恋人のどちらかを選べと言われたら、どうするだろう。
恋人は、もしかすると今後、家族として一生を共にするパートナーになるかもしれない。また、お互いに一番に考え合うということを、陰に陽>>続きを読む
オリジナル版は中国・香港の映画で、この作品は、韓国で作られたリメイク版である。私は先にオリジナル版のほうを観た。
オリジナル版がものすごくよかったので、リメイク版に期待が膨らむ一方で、どんなふうに>>続きを読む
「自分のことを大事にしてくれる人を手離してはいけない。失うときは一瞬だから」
妻が事故で死んだときに別の女性と浮気していた主人公の男性が、時間を経て語った悔恨の言葉である。
本当に彼の言うとお>>続きを読む
チラシやポスターを観ると、女子高生たちの二本の脚に目が行く。形がいいとか、すらりとしているとか、そういう美的対象としての脚ではない。生々しくむき出しになった、加工されていない生の肉体としての脚である>>続きを読む
「あんなに愛し合ったのに…」
どこかで聞いたようなセリフだが、この言葉が訴えかけることは、人間が永遠に解決できない問題であるような気がする。
この映画は、ある夫婦の今の日常を映し出すところから始ま>>続きを読む
内容についての詳細が伏せられていたので、どんな映画かわからないまま観に行った。ほかの作品でそんなことをすることはまずないが、宮崎駿の最後の作品かもしれないと言われていたので、観ておかなくてはと思った>>続きを読む
実在の中学校の、ひとクラスの35人全員を映し出しているドキュメンタリーである。ここ数年、毎年春になると上映されていて、ずっと観たいと思いながら見逃していた。やっと観ることができた。観てよかった!!>>続きを読む