アマゾンを舞台に映画を構成していく。これはこれで作家性があって面白い。
途中食人族と出会うのは、今の時代だと完全に差別的でアウトだろうなw
よくもまあこんなにも長い間台詞回しを作れるものだと感心する。
会話劇が主なのに、この時代のパリの雰囲気をうまく作り出すことに成功している。
アマゾンにオペラハウスを建てようとする狂気じみたお話。
中盤からほぼアマゾン奥地浮かぶ船の中でのシーンばかり。実際に船を作り、現地で撮影したという本格ぶり。
セリフ少なめ、画面暗め、じっとりと進み時間感覚がなくなるような演出。
ラストの音楽かかりながらのキスは昔の月9っぽ過ぎ。
これまた同監督のテイストとは異風。
ドキュメンタリータッチを多用した意欲作って感じ?
終始世界観が作り込まれていてクオリティーは高いと思う。でもなんだろう。なぜだがカルト映画になる感じが個人的にはしない。
それは奇天烈さが王道すぎるからかな。
はるか昔に見て、もはや覚えていない「未来>>続きを読む
同監督の今まで観てきた作品とテイストが違いすぎた。
面白くはない。
たしかに他の作品とは一線を画す郷愁さがある。それは黒白だからかな。
最後に日本語の歌が流れるのは少しサプライズ。
大昔のイザベル・ユペールが見れるだけでも一見の価値ありかも。
ストーリーはあまり惹かれるところはなかったかな。
終始音楽が流れてる映画。
ヒッピーじゃないけどヒッピーぽい感じ。
俯瞰カメラで草原を若者たちが走ってるシーンは爽やかで開放感があって好き。
すごい出産、もしくは子供の欲しい女性を描いた作品。結構興味ある。
特に他人で年齢差もあるが、妙に親密な関係性になっていくこういう演出は好み。
愛と貧困、そして抑圧された女性社会、出産という状況やテーマは今もなおずっと続くものだ。
ラストの出産のシーンは個人的には今までの映画シーンの中でもかなり強烈なインパクトを残した。
こんな引き出しがあったのか。もちろん恋愛系なのだが、昔々、古代の神話的なものも取り組んだお話。
別荘みたいなところでの二人の会話。しっとり系。
ゴダールが主演。
昔のフランスの都市部の様子がわかる。内容がなかなか頭に残らないから何回か見ないと。
外国にもコックリさんみたいなのあるんだな。
初期のロメールは会話よりもモノローグで状況を説明したりストーリーを進めたりする傾向がある。
ロメールの長編一作目。恋愛ものが多い同監督だが、この作品はホームレスになった中年を描く、目新しい作品。
公開当時は興行的にも不振で黙殺されたらしいが。
男2女1の構成はよくあるが、同監督の作品となってはどこかワクワクする。女に翻弄される男たち、三角関係的にも見えてくるが、、、。
女優がアナ・デ・アルマスに似てるなーと途中からそればかり思ってた。
白黒を基調とした画面構成。初めあたりの男同士の会話が初々しくて、妙に面白い。
恋愛ものではなく、少年と家庭教師のたわいないやり取り。これはこれでおもしろい。
男が不倫をしようと目論む(妄想)の視点は同監督の作品の中でも意外とあまりないかも。
クレールは確かに美人だけど、おっさんがエロオヤジ過ぎて、途中からヒヤヒヤした笑
試みは面白いが、やはり裁判のシーンは個人的に退屈に感じてしまう。それはどの映画であっても同じこと。台詞回しはよくこんなにも考えれるなーって感心はするけど。
夫婦の衝突はマリッジストーリーを彷彿とさせた>>続きを読む
まず映像が綺麗。
同監督の作品は個人的にはハマっていないが、一応確認はしてる。
ストーリーは入れ子構造で今までよりも難解。
美しい映画。うっとり惚れ惚れするような色彩と音楽がずっと続く。
何年も前に見たにも関わらず、なぜか要所要所で鮮明に覚えているシーンが多い。ストーリーはあまり覚えたないが。
正直ヴィクトルエリセというビッグネームがなければ、あまり興味を持つことはない映画だっただろう。
ミツバチのささやきの主演女優のアナトレントが大人になった姿が見れたのは価値あり。私はアナよ、というセリフ>>続きを読む
平野啓一郎の「ある男」しかり、こういう戸籍問題は昔からあるだろうが、近年よく取り上げられている印象。
途中でツッコミ所(男の死体をどうやって運んだのか、自分の犯罪をそんなに簡単にペラペラ喋るのか)はあ>>続きを読む
やっぱり貧困の生活を美化して描いてる感がすごく強いかな。
魅力的なキャラクターも特に現れず。
もちろんこういう風に、どんな生活の中にも楽しみを見出せるなら素晴らしいことだと思う。
清掃員として働き>>続きを読む
まず映画館にいる人の多さに驚いた。カウリスマキってこんなにも人気があったのね。
中年の孤独やうつを改善するには、やはりパートナーを見つけて、慎ましい生活の中に喜びや幸せを見つけていくのが一番という象>>続きを読む
カウリスマキの作品はしっとりとしていて、劇調だが、これは割と動きのある流動的な映画だ。
まだ作風が確立される前の初々しさが好き。
しっとりと過去を持たない男、タイトル通りの映画。
サスペンスにもできるような設定だが、カウリスマキのスタイルは徹底し、エンタメ系に寄らずどこまでもカウリスマキってな感じ。