ちぇんさんの映画レビュー・感想・評価

ちぇん

ちぇん

ピアニスト(2001年製作の映画)

3.3

過干渉すぎる毒親の母と、そんな母と暮らし続けたからか、歪んだ性癖を持つ娘。

エリカもワルターもあの時を持って、隠れていた本能が覚醒してしまったよね。

痛い、なんか色々と。

ゼロ・モティベーション(2014年製作の映画)

3.8

配信終了が近かったので。

タイトル通りのゼロモチベーションで、基地に勤務する女性兵士たちのシニカルコメディ。

100分で、それぞれのモチベーション、関係性が分かり、濃密で面白かった。

銃よりもガ
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アラヴィンダとヴィーラ(2018年製作の映画)

3.3

半ば助長的な部分もあって、そんなにハマれなかった。

後半でアラヴィンダが調査を通して、ヴィーラの真実に迫っていくところや、敵側のいざこざは良かった。
インド映画ならではの、並外れた力を持つ主人公のア
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ジェイ&サイレント・ボブ リブートを阻止せよ!/ジェイ&サイレント・ボブ オタクたちの帰還(2019年製作の映画)

3.4

メリッサ・ブノワ目当てで、ずっと観たかったやつを。

キャストが豪華すぎてすばらすぃ。
ストーリーは超特急すぎてついていけなかったけど、色んな映画の小ネタが入ってて楽しかった。

エターナル・ドーター(2022年製作の映画)

3.7

ティルダ・スウィントンが一人二役で母娘を演じる。

最後まで観ないと、その違和感の正体には気付けない。
本当にミステリアスな映画だった。

これにて“A24の知られざる映画たち”完走。

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.5

良い意味で楽観的なサモアの人々の性格が気持ちいい。

選手一人一人の個性も際立っていて良かった。

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.7

新作の冒頭見て、今作の結末が胸糞的だったのかと思ったけど、別にそうではなかった。

シーザー…辛いな。そしてお互いに憎しみに包まれるのも哀しい。

ノバの存在がエイプ達の希望の光のようで。

スライス(2018年製作の映画)

3.5

死人と生者の共存コメディ。

評価低いけど、魔女とかファンタジー好きだし意外と面白かった!!

死人が当たり前にいるの良い。
最後の魔女で若干気持ち冷めた感はある。

アース・ママ(2023年製作の映画)

3.5

子供は施設におり、一緒に暮らすことはできていないシングルマザー ジア。
今ジアが働く場所は写真屋で、家族の1シーンを切り取り、写真に収める仕事をする。
その対比がなんとも言えない。

母親として、最後
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ヴァル・キルマー/映画に⼈⽣を捧げた男(2021年製作の映画)

3.8

『トップガン マーヴェリック』に記憶が新しいヴァル・キルマー。

トップガンBGMが流れた瞬間、泣きそうになった。
その瞬間だけでなく、彼が映画界に残した全ての軌跡に。

コミコンのときが辛い。

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

3.5

内乱、対立、戦争。

エイプにも良いやつと悪いやつがいて、人間にも良いやつと悪いやつがいる。共通してどちらも醜い。

全員シーザーとマルコムみたいな生き物だったら、共存できたろうになぁ。

やだなぁ結
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ロー・タイド(2019年製作の映画)

3.3

中盤ちょっと退屈してしまったけど、ラストは良いよなあ。

ちょっとは成長したか、男ども。

ゴッズ・クリーチャー(2022年製作の映画)

3.8

愛する息子が帰ってきた喜びから一転。
愛する息子への嫌悪感を感じる。

ブライアンと母の結末・サラのラストカットの陰と陽の対比が良かった。
サラ、女性の強さが垣間見えて。

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.5

シーザー……動物虐待のシーンが続いて辛い。

前シーズン1作目の展開も良かったけど、今シーズンは人間の自業自得さ、動物とは異なる野蛮さがしっかり描かれていて良い。人間がいかにして自滅の道を辿ったか…。

フォルス・ポジティブ(2021年製作の映画)

3.5

息が詰まる。マタニティホラー。
何が本当で何が幻想なのか最後まで分からない。

本当なら悪夢の中の最悪中の最低。

登場人物全員胡散臭い。

ファニー・ページ(2022年製作の映画)

3.8

好きなタイプの作品だった。
初っ端先生ェッッ(色んな意味)ってなったし、
中年たちとの癖のある共同生活と、職場で知り合った癖のある人間と、友達(?)兼ライバルの人間と。

主人公を取り巻く人間たちが強
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ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

3.5

ここで何か起こるか!と思いきや、何も起こらない。
かと思えば、思いがけず小さな小さな事件が起こったり。
そんな日常が淡々と映し出される。

終わり方、心が開放されたような気持ちになれて良い。

猫や鳩
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PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)

3.0

観なくてもいいのかなと思いながら観た。
ゴイゴイスーに似てる。

あまり胸糞感がなくて、その点良かったとは思ったけど、最後で…。

オリジナルとは違い、猿がかなり猿だったし、人間はかなり人間だった。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

激しいカーアクションの中に、熱いドラマがあって、シリーズの中でもトップに良かったー!!!

前作はキッズに偏っていて結果微妙な感じだったけど、今作はこれからはこの子供たちが未来を背負うんだって感じで、
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.5

そのやり方でクローンができる根拠は全くないがよくやってんなあお面もこんなんよく作ったなあという気持ち(どういう気持ち)。

バカンスが終わった瞬間、みんなスンってしてて、ジェームズ同様気持ちが置いてけ
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ザ・ヒューマンズ(2021年製作の映画)

3.0

あるマンションに住む、ある家族の、ある日々の出来事。

これといって何か悲劇や喜劇が起こるわけでもなく、どこにでもありそうな日常と日々の感情。

皆様のレビューを見てなるほどなァと思いました。未熟な私
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.5

6人兄弟がたった独りになってしまう悲劇の連鎖。

家族の愛と兄弟の絆は素敵だった。
家族のしがらみにもがき、プロレスと父と向き合うことに葛藤するケビンが印象強い。ザック・エフロンの役作りも素晴らしすぎ
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猿の惑星・征服(1972年製作の映画)

3.0

着々と観進めております。猿の惑星3作目。
1作目以来、なかなかパッとしないなあという印象。

1.2作目よりも更に、人間の愚かさが際立っていて、同じ人類なのに、エイプではなく人間に対して憎しみを感じる
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マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.0

前作と前々作の暴虐ぶりからは一転し、キッズたちメインなので、中盤は少し退屈な部分があった。

アウンティの美魔女(?)、女王っぷりが良かった。

またも伝説となり去るマックス。

続・猿の惑星(1970年製作の映画)

3.0

なんかテンションがついていけなかった。
人間も愚か。猿も愚か。

ミュータントたち、もっと猿と戦って欲しかったんだけど、あっけない。

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.5

過去の猿の惑星シリーズはまだ観てる最中なので、ストーリーについては何とも言えないかも。
300年後っていう時代設定に違和感があったかな。
景観よりも、最後の人間の展開について。

映像は驚異のVFXで
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オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルト(2023年製作の映画)

3.1

なんかほんとにどこかの美術館でこの映像を観てる気持ちになった。大自然の音が心地良い。

時のゆらぎ、のどかな自然と静かなる余韻に身を委ねる。

すごく悲しい出来事やすごく喜ばしい出来事が必ず起こるわけ
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.4

ストーリーはありきたりで、続きを予想できちゃうから、物語はあまり楽しめなかった。
しかも今回プリンセスとかじゃなくて、心優しい一町娘のお話なんだよね、そこもなのかも。アーシャ自体は好きだし、スターも可
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.5

実際、エルヴィスはプリシラの他に、愛人的存在の女性がずっといたのだろうな。
関係の変化が、服装と髪色にも現れてて辛い。

プリシラの物語なのだから、離婚後の実業家としての成功まで観たかった。

ケイリ
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異人たち(2023年製作の映画)

3.8

原作小説未読・「異人たちとの夏」未見。

最初はそれが“彼”が“彼”についた嘘なんだと思っていた。決して幻想ではなく、リアルなんだと。

だからこそ、途中からの展開に混乱し涙した。
幻想から現実へ一気
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猿の惑星(1968年製作の映画)

3.5

猿と人間の知能・立場が入れ替わる。
皮肉だなあと思いつつ、見ててしんどい。

女性宇宙飛行士が死亡して、外見が猿になってたってやつ、
まさかこの惑星の猿たち、元は人間……??なんてな。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7

原爆の父 オッペンハイマー
戦争終結のための原爆。オッペンハイマーにとっても、ストローズにとっても皮肉的。

“慧眼か盲目か”
できれば永遠に誰も成功しないで欲しい実験だった。一瞬で数万人の人々を殺す
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MAMA(2013年製作の映画)

3.3

アマプラ配信終わるって言うから急いで観てきた。

MAMAの全貌がよく分からないところから、はっきり見えてくるところが好き。

キッズを守ってくれる良き霊かと思ったら、結構拗らせてた。(そうだよな、拗
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.5

動けるオヂ👴🏻

シリーズの中で1番好きかもしれない。
序盤から飛ばしてて見応えがあった。

食わず嫌いしてシリーズ観る前までは、こんなにファンタジックで夢がある映画だなんて思ってなかった。
ただ現実
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プレデターズ(2010年製作の映画)

3.3

地球のプレデターが、異星でプレデターに狩られるのは絶望的で、状況設定は好き。

ただ、キャラクターが色々出てくる割には、秒()で退場とか関係性とか薄いと感じてしまった。

最後は脱出できるのかな〜致命
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ある男(2022年製作の映画)

3.5

「大佑」として生きた、里枝と悠人とその家族、仕事仲間と過ごした期間は、「大佑」にとってこれまでで一番の宝物だったことだろう。

そんな「大佑」の最期はなんとも言い難いな。救いと言えば救いか。そのまま生
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