泣くものかと思って見直したが、一家から馬を買い受けたトムヒが息子に帽子を脱ぐところでもう無理でした。畑を耕した息子に対しても親父が帽子を脱いでいるし、独軍の調馬師はプリンスと名付けた黒馬の死に目に鉄帽>>続きを読む
メディアの力によって操作される人々を描きつつ、そのラストは無人の収録現場を捉えた空のショット。ペキンパーは最後まで頭が冴えていた。
シナリオを映像化していっただけといった味気無さ。。ブリーラーソンの魅力を引き出すこと一点に賭けることでかろうじて映画を成立させた前作の方がまだマシだったろう。悪い出来でもないが目を見張る価値がなさすぎ>>続きを読む
人でなしでないとやっていられない職業。切り返しは少ない。というか喋りまくっているので単純に切れない。笑
映画はラブレター。グリアーさん、ちょいとその辺で小走りしてみてくださいな、なんて若き監督の声が画面から漏れ聴こえる。
マイケルマドセンの拷問シーンを長回しで撮りサスペンスを創出できている点が処女作として意義深い。宝石強盗をマクガフィンにしている点もクレバー。他方、ハーヴェイカイテルがティムロスに対してなぜか義理を抱い>>続きを読む
リトルオデッサに回帰したようなあるいは一周回って成熟したような味わい深さ。警察署での内側の切り返し。バンクスレペタを退出させながらジェイリンウェブの成瀬目線を撮っている。
見終えるのに三日かかった。けど終盤戦はぶち上がったのでトントン。あれだけ人が集まっている中で、尚も闇に紛れて孤独に奮闘するバットマンの姿を、相棒とキャットウーマンだけが見上げ、見出だす説得力のある舞台>>続きを読む
ブラッドリークーパー、またもや女優にカメラを見つめさせやがった…
回想形式でも頭から尻までぶち抜き切っているのだから大したもの
スヌーピーのシーン、岩井俊二のパクリか?
中間字幕で1日目、、2日目、、としてるくせに明らかに同一ショットが続く留置場のシーン笑える。序盤にa corner in wheatを模したショット
浜辺美波が銀座で働くつって着替えて登場したところ。窓からの夕日の光線と顔を覆う格子影。姿見。シネマだ!最初に神木隆之介の家に転がり込むところも切り返しの二人の間に配置されたフォード的なランプが目を惹き>>続きを読む
ソクーロフの「ファウスト」同様、この監督にしては撮り急いでいる感のある出来。加瀬亮が能を見ているシーン、浅野忠信が長い傘さして田んぼ見に歩いてるシーンはいいなと思った。寺島進と勝村政信の対峙も胸熱だっ>>続きを読む
父親であることと、田舎医者であること(職業的運動)とに引き裂かれた悲劇。ストローブユイレを彷彿とさせるパン。
このように本人の意思に依らずのうのうと生き延びちまう男を演じさせたらレオーの右に出る者はいないですね
小さな命の儚さを焼きつけた胸を打つ短編。うたた寝していた時と同じように寝そべっているのに、少女はすでに冷たくなっている…という戦慄。二人を残して画面を退出する野次馬たち。
グリフィスというよりマックセネットの映画だけど、バカ面白いね。スラップスティック、そしてハリウッドカーチェイスの源流。パンも効果的に使ってる。
人物の動かし方にはシリーズ特有の筋書き上の野暮ったさがあるものの、全体としてわるくないですねえ。アクションもスラッシャーもよく撮れています。扉やGPS使ってオンオフで恐怖を煽る基本をしっかりやっていま>>続きを読む
フィンチャーには脚本家が必要すね…過去よかった作品ってデヴィッドコープ、エリックロス、ザイリアン、だもんね。相変わらず裏窓がすきだけど表面的模倣なんだよね。向かいの建物までピント送りしちゃうし、視点に>>続きを読む
キャメラを海に向けるのでなくむしろ海には背を向けて距離を取り、砂浜の人の出し入れに演出を賭けるセンス。サイレントは被写体を愛おしくさせるね。終盤、大島弘子を乗せた寺島進の軽トラが海沿いを行くロングショ>>続きを読む