冒頭から途中、最後まで音で恐怖感を何倍にも醸し出す作品であった。
生活音に”馴染む”背景の音が、馴染んでいる様が人間の怖さである。今振り返るとなぜと思うが、そう思わせない世界を人が作り得るものだと再認>>続きを読む
神木くんと杉咲花の掛け合いが、小気味良い痛快な時代劇。役者全員が個性溢れる面々だがうまくそれぞれの個性が生きていた。
この世の、現代社会の生きづらさを表現した感じの作品。特にこの生きづらさを感じない人へのメッセージ感を感じる。
吉田監督が昔、石原さとみのオーラというか輝きを消せるイメージがなかったと語っており、たしかにこの作品テーマでどう輝きを消せるのだろうと思ったが、完全に消しきっていないもののうまい具合に光を落とし、でも>>続きを読む
人類とエイプが逆転した世界観。人間の作り上げたものをゼロから振り返る、そんなことも改めて感じさせる作りになっていた。
IMAXで鑑賞し迫力がもの凄かった。最後の方の闘いはちょっと生々しくて若干見るの>>続きを読む
たまたまYouTubeで公開されているのを鑑賞。何となく分かっていた技能実習生の実態。その背景と闇がよく分かる。そして、これを闇と言って傍観してしまう仕組み、社会が恐ろしいが、ではどうしたら変わるのか>>続きを読む
はじめ、とんでもない映画を観てしまった…何が話題にアメリカで評価されて?いたのか、、疑問が多かったが、鑑賞後はアメリカでの話題性が何となく理解できた。
タイトルのホエールってどういうところから付けられたのだろうか・・・最後のあたりがモヤっとした。。
それにしても特殊メイクがすごい。
印象的なタイトルと予告編が小刻みよく展開する感じで期待が高かったが、中身の展開にもう少し捻りがあるとより楽しめた。
題材がかなりチャレンジングなものを映画化するなと感じ、実際かなり微妙な内容であった。
出演俳優が、ラッセル・クロウにはじまり、エマ・ワトソン、アンソニー・ホプキンスとかかなり有名どころも多く、淡い期待>>続きを読む
生粋の俳優人生かと思いきや、大工から転身していたのか・・・という違う側面も見られて表に出てくる活躍後以外のところのハリソン・フォードも知ることができた。
幼馴染みとの再会とよくあるストーリーではあるが、単純な構図にならない過去・現在の「二人」のやり取りが繊細で、三人になり…最後の終わり方はこれで良かったのか、変な余韻が残るのがまた良かったのか。。
時系列が目まぐるしくかわり、ちょっとややこしかった。。
エンドロールの余韻がなんとも言えない雰囲気を醸していた。作品全体をもう一回考えさせられる、そんな感じか。
IMAXで観られなかったが、7.1CHの大迫力で前作同様に作品の世界観に一気に引き込まれる。
次の制作も決まったということで次も楽しみである。
ポールなどのリーダー像は逞しくも見えるが、群衆を率い>>続きを読む
ディズニープラスで字幕版と吹替版の両方を鑑賞。当然ながら日本語吹き替えの方が情報量が多く丁寧に描かれて、節々の何気ない会話にハッとさせられる。
ピクサー作品は一見するとありがちな価値観や倫理観みたいな>>続きを読む
夫婦がパリ移住に憧れてそれを実現する、そんな単純な話かと思っていたが、、、
ディカプリオとケイト・ウィンスレットが迫真の口論にグッと引き込まれる。
Amazonプライムで鑑賞。日本語字幕が半分読むとすぐに消える不思議な感じであった。あまりに読めないので、英語に切り替えて鑑賞。映画「オッペンハイマー」を観ていたのでだいたい流れや中身は理解できた。>>続きを読む
どこまでが真実でどこがフィクションか分からないが、なかなか見応えのある緊迫感伝わる作品であった。
実際の戦争の始まりも、結果的に直前で紛争を踏みとどまった歴史も、きっと大小様々なこういった小さな裏の現>>続きを読む
待ちに待ったノーラン作品のオッペンハイマー公開。IMAXで鑑賞。
テレビに出ていた映画評論家が、6回観て理解できたみたいなことを言っていたので、難解を想定して、YouTubeでも軽くネタバレなしの予習>>続きを読む
当たり前ではあるが、、こうして水にフォーカスした作品を観ると、水のありがたみがよく分かる。
親がいなくなった子どもは環境を考えるとゾッとするが、こういった作品は子役力が作品全体の雰囲気を決定づける大>>続きを読む
祝・アカデミー賞受賞。IMAXで視聴、さすがに受賞後初の週末で満席であった。
視覚効果賞を取るだけあって圧巻の映像であった。受賞したことによってその視覚効果の解説があちこちで流れていたので、それでよい>>続きを読む
誰かがやらねばやらない仕事…自体を目の当たりにするとその難しさがリアリティとしてよく分かる。タイトル通り、「命の値段」、答えのでない問いである。
日本での「オッペンハイマー」公開と合わせて興味そそられるタイトル、予告であったが、アインシュタインと原爆という名ほど結びつきが分からなかった。予備知識あると違うのかもしれないが、何となくの知識だとかな>>続きを読む
タイトルの通り、あらすじの通り男性の転落死と妻と息子というシンプルで分かりやすい構図であったが、話の展開はなかなか見応えがあって、2時間半という長さを感じさせなかった。
夫婦の会話のやり取り、口論、>>続きを読む
邦題の通り作品が誰の手に、という画商のいざこざ(笑)
画商の裏舞台のような日常が垣間見られるのは新鮮であった。
離婚危機とか、離婚直前って意外とこんなシンプルな日常のような感じなのかもと思わせる、どこかにありそうな日常感が何とも言えない世界観を作っている。
話はW不倫で、ドロドロ、揉め揉めという展開になっていき>>続きを読む
100kmを悠に超える距離の海を泳ぐ、しかも60歳を超えて…この事実だけでも驚かされる。海峡というだけあって普通の海とも遥かに難易度は違うだろうに。
主人公の迫力も凄いが、コーチ役のジョディー・フォ>>続きを読む
小さな街の顔馴染みの仲違い…軽い話かと思いきや、あれこれとイメージ膨らますとなかやか深いテーマだと気がつく。人生って…
結構ツッコミ、描写がちょっとぎょっとするので要注意。。
テンポ良い軽快なスパイもの。ヒューグラントがいるからか、ちょっと雰囲気がコミカルに観える…ところが良いのか、笑
クラシック音楽に疎くてもバーンスタインの名前は聞いたことあった。夫婦愛にも色々とあったようで、フェリシアが何とも切なく…キャリー・マリガンの演技が繊細な表情をよく物語り良かった。ポスターのクレジットで>>続きを読む
この事故自体を知らなかったが、事前にストーリーを読んで、アンデスの航空機墜落からの生還と、それだけでも想像を絶する。
単純な奇跡の生還では語られない実体験が現在の撮影技術によって忠実に蘇ったような作>>続きを読む
ちょっと映画祭の華やかさの雰囲気が薄かったのが物足りなかったが、サン・セバスチャンの雰囲気は味わえ、観ているだけでほっこり海外旅行に行った雰囲気を味わえる。
モートの妄想はウディ・アレンの妄想なのか>>続きを読む
これだけのスーパースターが、一堂に介して、一晩でレコーディングを終えるという偉業の大変さがよく分かる。
マイケルがレコーディングスタジオに一番乗りという話や、試しに歌う歌声とか、震える。
オットーは、何とも切なく、何とも憎めないキャラクターである。妻との関係、境遇が何とも切ない・・・そして終わり方も意外な展開であった。
純粋に良い話で、ただ無闇に良さを押し付けるようなストーリーになって>>続きを読む
エルヴィス・プレスリーという伝説的な歌手であることは知っていたが、何がどう伝説的であったか、あんまりというか殆ど理解をしていなかった。スーパースターになる過程が、また社会現象となっていた様子が時代を超>>続きを読む