水さんの映画レビュー・感想・評価

水

違国日記(2023年製作の映画)

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発言の途中でアングルが何度も切り替わるかなり不思議なカメラワークだった

新垣結衣はたしかに常に何かに不満を抱えてそうに見えるので、槙生のキャラクターのその点は表現していた(が、原作の槙生は人にそれを
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ゆれる(2006年製作の映画)

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法事で倒された瓶から稔の膝下に垂れる酒、智恵子宅で放置されるトマトの断面、車の音にかき消される弟の魂の叫び声

関心領域(2023年製作の映画)

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緻密につくりこまれておりその詳細さにかなり消耗するが、鑑賞者とスクリーン(さらにその向こう側にある史実)との間にあるこのような壁を浮き彫りにするところがこの映画のやってることなんだろうなという

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

奪う/奪われるの構図が大小の規模感さまざまに頻繁に描かれるが、何かを所持しているということを前提にした人間の愚行の最たる例で最高。

別の時空からきた凰蘭の、もう2度と選択を間違えないそして絶対にいな
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

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常にとてもわかりやすい英語でめっちゃ勉強になるな。小中の頃、ハリポタ繰り返しみてたら英語ふつうに話せるようになったかもな

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

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藤井道人ってまじで2人いますよね?こっちのモードのときの藤井作品ほんとうに1ミリも乗れない(でも一縷の望みをかけてちゃんとみる)から、号泣カップルで満員の劇場で100000dBの声で「了解です」つった

Love Letter(1995年製作の映画)

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何だって??
苦しみに向き合っているようでその実、(青春感漂う)虚像や幻想にすがっている話にみえた。それはそれでひとつの方法ではあるだろうが

ミッシング(2024年製作の映画)

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苦しすぎる現実だが過度にドラマチックな演出などはほぼなく、とにかくひとつの事実にだけ向き合う展開。喪失を受け入れるには、そのことについて脳と心と体が擦り切れるまで考え続けるしかないんだよなと思った。再>>続きを読む

永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

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「自分は傷ついた」と相手に表明することは暴力なんだよ
せめて他人を加害しないためにも、傷ついてません1ミリもショックなんか受けてませんみたいな顔してとっとと消えるべき。別れは決して悪いことではないのだ
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THE DEPTHS(2010年製作の映画)

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濱口竜介の描く、道を違う鉛の塊ってこの世で1番不可逆性に満ちており最高。割れた鏡の中から差し出される手の存在感がかなり好きだった。反射的にその手を握る直感も私にはめちゃくちゃに心当たりがある。

言葉
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

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名作と呼ばれる作品しっかりみようムーブ第一弾。シリーズの結末教えてもらったからこそ楽しめるな、全部みます!
全作配信中のHuluは神

終わらない週末(2023年製作の映画)

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わたしの週末も終わらないでほしかった(4連休最終日)

陰陽師0(2024年製作の映画)

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アクション監督が園村さんだったのでバチバチかっこよいシーン見られて満足
奈緒の周囲に始終花が舞ってるのは、呪による効果ですか?

DEATH NOTE デスノート the Last name(2006年製作の映画)

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何回も何回もみてるけど色褪せないおもしろさヤバい。特に「捨てる」以降の監禁生活まじおもしろすぎるから
原作がめちゃくちゃ好きなんだけど、こんな複雑な設定と精緻なキャラクター造形まじですごすぎないですか
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DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

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何回もみたのに昔すぎて記録してなかった

大傑作じゃないですか?今みても面白すぎる
2000年代コンテンツの代表格

デスノート談義しながら酒飲みたい

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

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ちょっとおもしろすぎるか......

「失って初めてその真価がわかる」という発言自体はありふれたものだが、それを語ってるのが泥棒(失わせる側)なのが傲慢で大好きだった

私がやりました(2023年製作の映画)

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こういうの死ぬまでにあと5000作はみたい、最高すぎる。裁判の弁論シーン大好き

辰巳(2023年製作の映画)

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純度100%の爆発する熱量を浴びせ続けられる108分。単なるバイオレンス映画や裏稼業ものではなく、これは紛うことなく人間の苦悩と覚悟の話。苦しくて痛くてヒリヒリする、そしてそのボルテージは展開が進むに>>続きを読む

ハードボイルド・レシピ(2023年製作の映画)

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この映画で誰より輝いているのはマニラシスターズの長女役・藤丸千。ナイフアクションがうまいのと、声と話し方に魅力があり一度見たらもう二度と忘れない。

ラストの肉弾戦は寄りのショットが多いのでほぼ上半身
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

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パッパ血まみれ左腕事件のシーンがアホすぎて良かった

私は義務意識が薄く権利主張の激しい人間のことを尊重しにくい狭量な心の持ち主なので、知人にもしこういう男がいたら「(身勝手により家族に不便を強いてる
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シティーハンター(2024年製作の映画)

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強いラスボスじゃないと滾れない
鈴木亮平って職人すぎサイコー

我らが「ベイビーわるきゅーれ」の伊澤沙織(大好き)の出演を観測!

悪は存在しない(2023年製作の映画)

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追いやられた鹿はどこへいくのかという会話、宮下公園のホームレスの人たちと重ねて聞いていた

密閉空間(車内、屋内)ではヒリついた本音が出る
煙草の煙を換気するために窓を開けると、すこし油断してまた別の
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貴公子(2023年製作の映画)

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グワーーーサイコーーーーー!!!おもしろすぎる!!!
韓国ノワールよすぎるな....もっとたくさんみます(なんの宣言?)

異人たち(2023年製作の映画)

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扉や壁や窓によって何層にも隔てられた部屋の奥行きが、彼の奥底にある本質を覆っている記憶と重ねられているようで大変よかった

クラメルカガリ(2024年製作の映画)

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奇怪な動きをするメカや、大童澄瞳っぽさを感じる重層的な建築構造(クレジットにお名前あり)など

レトロなトンマナなのに、とても新しいことをたくさんやっており、その素晴らしきチグハグさにスクリーンから1
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クラユカバ(2023年製作の映画)

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今、映画館でみるべき作品(配信を待たずに2024年4月のうちにみるべきという意味)であると強く主張したい。

実験的な表現を多用しており、とてもとてもとても胸が躍る、そのチャレンジ精神とそれらを高レベ
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

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コナン歴史に残る世紀の大傑作。
「まじっく快斗」「名探偵コナン」のクロニクルを鑑みるとアツすぎる。爆笑と興奮と、衝撃の事実に揺さぶられて、いまも指が震えている

はじまりのうた(2013年製作の映画)

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めっちゃいい。何かをつかみたくてもがく人間の姿って本当にいいよな。

かつて志をともにしたはずの人が今や資本やポピュリズムや権力主義に酔っている様に悲しくなるときが私にもあって、それは相手ご本人が悪い
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インターステラー(2014年製作の映画)

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「誰にも届かないメッセージが宇宙の暗闇を漂ってる」←俺たちTwitter民の気持ち代弁

23年分のビデオレターのイッキ見がアツい。
帰還後の草野球で重力くるってるのが最高。興奮した

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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パーソナルな背景描写を最低限に削ってまで、2人の関係性や会話に重きを置いている感じで恋愛というよりはそのケアまで含めたようなお話。

ただ私にとってはかなりグロテスクで、ノラのアメリカでの就業権利の確
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

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はぁーーーーーー。輪るピングドラム。すごすぎて苦しい。選ぶとか選ばれるとか、運命とか罪とか愛とか呪いとか。そしてこの卓越したビジュアルで、かつ実験的表現の数々。

「大スキだよ!!お兄ちゃんより」←😭
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

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当時かなりセンセーショナルに感じて衝撃だったけど、10年以上の時を経てある程度どのシーンがどんなことを想起させるつもりなのかを体系的に理解できるようになった今、(リバイズされたとはいえ)作品自体の設定>>続きを読む

エターナル・ドーター(2022年製作の映画)

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いい思い出のない場所に身を置くという自傷行為が、療養やケアの意味を持つときまでそこに居座り続ける試み?

自分の母と祖母の間で繰り広げられるような会話がいくつかあった

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

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どんだけくさいんだよ!

幻覚のキモ表現ラバーとしては歓喜するシーンが3つはあった

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