たけあぶさんの映画レビュー・感想・評価

たけあぶ

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いまを生きる(1989年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

洗脳じゃないよ、皆んな自分の意思でキーティングから受け取って選択したんだよ。
最後のシーンで立ち上がった子達はこれから先もいまを生き続けるという覚悟をキーティングに表明した。
あれはニールを死なせない
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ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

3.4

死んでもなお結婚という理想に縛られて本当の意味では死ねない花婿
いつの間にか彼女にとっての結婚が煩悩から脱する為の通過儀礼になってた
心残りがあると成仏できないっていう人間のエゴが作り出した思想
ドラ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

最後の終わり方はあまりにも衝撃的だったのか反射的にえ"って声が出た
映画見る時って世界観に没頭しながらも心のどこかで裏切らないでくれよ精一杯ついていくからって気持ちで見てて
今回も90年代に見惚れて夢
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

主人公は日常の変化をできるだけ新鮮な形で楽しんでいるのかな。
結局、自分は主人公の気持ちがわからないからなんでそんなに楽しそうにできるかの理由を言葉にできないと気が済まない。
色盲なんじゃないかとか短
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.2

最後のソフィーは片っ端から愛する者にキスしまくるけどそのキスの安売りが心の若さを取り戻したって感じがするんだよな
カカシの呪いが解けた王子が突如現れた謎の長い棒に掴まってカエルみたいに跳ねながら去って
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

マーニーの霊が自分の意思で杏奈に会いに来たとかじゃなくて、
杏奈がおばあちゃんから聞いてた話や一緒に過ごすした短い時間の中で感じたおばあちゃんからの愛情を元に作り出した幻想として現れて愛情を注いでくれ
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.0

タイタニックという題名もあの名シーンももうこの世にはいらない。
タイタニックを自分のブランドに利用する人間が多すぎるから。
そういう代名詞を抜きにしたらただ2人がイチャイチャしてるだけのシーンが一番良
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.4

戦時下の生活を子供目線でポップに描いている。
子供の精神は柔軟で選択する力がある。決して支配しようとせずに大人の手で見守っていく価値がある。

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.6

お互いの利益が奇跡的に噛み合ってただけで実はエゴを押しつけ合ってただけなんだって気づいて取り返しがつかなくなっても後には退けない。それが自分の生き方であり信念だから。
人間って客観的に見ると全員可哀想
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前置きが信じられないほど綺麗に収まってて本編にはみ出してこないから、冒頭10分くらい経って前置きが終わってまだ1時間30分たっぷり本編があって「ここからエイリアンと交信すんの!?」っていうワクワクと興>>続きを読む

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.4

登場人物ほぼ全員な平均的な人間からかけ離れた心理描写で描かれてる
みんな極端で純粋。
実質、人間1人もいない。
彼らに比べるとやっぱりリアルな人間が一番残酷だなって思った。
ミミのメンタルは魅力的

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.7

バイキングで山盛りついで黙々食べるシーンとか早朝出勤の妻のために朝ごはん作ってあげるシーンとか平凡な生活のささやかな幸せと犯罪のギャップがすごいな

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.5

「ゴッサムの市民を救う義理なんてもうないじゃない、全てを捧げたでしょ?」
『全てじゃない、まだだ』

唯一、現実世界でダークナイトに近い存在、それは家庭における子供の保護者だと気づいた
静かなる守護者
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エクソシスト(1973年製作の映画)

3.5

カラス神父カッコよかったね
多くを語らないから映画だから真相は見えないまま、でもそれがいい

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.7

音楽の入れ方がすごい
特に最後が気持ち良すぎる
女性の様々なアイデンティティの形がカッコよかった

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.4

企業の実態を1人の人間で表現してるから異常に感じる
この異常さは本来、人間の集合体に感じる怖さ

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.3

主人公が後ろを振り返る余地もなく流されていくのが心地良い

主人公は安室からしたら良い商品だったんだよ
別の用途で利用してやろうっていう汚い欲望の目にも留まらないくらい純粋で強い真心だったんだと思う
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

こういうのでいいんだよってこういうことなのよ
最下位になるほど狂児が下手じゃなくても腕に聡実が彫られてるシーンで終わるのが絶対良いんだから。
期待してる展開を素直に用意してくれる映画がやっぱり最高なん
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

結局キースは麻薬中毒者だったのかも知れないと思わせる死に際のセリフ
つまり登場した男性は4人いたが全員が女性にとってのバーバリアン的な一面を持ってた
全体像を見ると男性の印象に対する女性の反応がテーマ
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バービー(2023年製作の映画)

3.5

バービー世界から現実世界に移動する時に現れる間の過程、あの移動の時だけ無条件に楽しそうなのが真理。唯一、現実を忘れられるのはひとときのバカンス。
どんな社会になったとしても結局、疲れるから理想郷を夢見
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.9

最初から受け入れる気がないと皆んなバカに見える

猫がソーニャの生まれ変わりみたいなくだりあると思ったら一切なかった
やっぱ凡人の発想は本物のクリエイターには余計な発想で無駄でしかない
仲直りするはず
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.9

夢中で自分と向き合って努力してる時に現れる自己に没頭する感覚
ストレスでずっと頭の中が少しだけクラクラするあの幻想感をそのまま形にしたような作品

夢と現実の間のようで物語の中に没入して浸り続けたいと
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.8

努力は無駄にならないっていう認識よりも
努力は全てその人のスタイルの形として現れる
逆に無駄にしたくてもできないのが努力

やりたいと思った瞬間に始めればいいんだよな
何歳になってもブルージャイアント
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ボディガード(1992年製作の映画)

2.8

思ってた100倍大衆向けだった
恋愛要素多すぎて、もっとバキバキに守るのかと思った

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.0

鈴木亮平のコメディとシリアスの急な切り替えが上手すぎる

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.8

行き着いた先がどうなろうとも自分の生き方を貫く
主人公は報酬よりも過程にシフトした人生
安定を求めがちな人は共感できないが彼女はあくまでやりたい事をやって本当に欲しいものを手入れて早めに人生を終えただ
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.4

エマワトソンってすごいんだね
この映画の重要な要素の大部分を占めるだけの器がある
そもそも顔が美しすぎるし表情の演技が青春そのものを表してる
青春映画って物語の流れが綺麗すぎるとSFにすら感じる時があ
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.0

恋人が別れて復縁する話にファンタジー要素を加えて視聴者を飽きさせないミステリー感のある時系列に組み替えるやつ

「私はあなたに退屈して息苦しさを感じるようになる」
『いいよ』
「そうね」
このセリフの
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

おしゃれな映像で痛い青春の詰め合わせ
レディバードって呼称するのも好きな人に近づくために親友を切ってイケてるグループに気に入られようと奮闘するのも嘘つきなのも痛い発言して『えっ』て引かれるのもぜんぶ青
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.9

ティムのお父さんは理想の父親すぎる
程よい不幸と理想の幸福で溢れててなんか夢みたいな話だった

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.7

フローレンスピューの体格は全力坂に向いてる
急な坂を駆け上がって欲しい

名探偵コナン から紅の恋歌(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

稀代の人殺し夫婦やで!せなかて名頃のスピンオフ作れや、さかいに!