まろにーさんの映画レビュー・感想・評価

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.8

相変わらずの画作りと車のかっこよさ。
観ていて気持ちいい。
映画館で観るに限る作品。

ただ前作に比べるとどうしても世界観へのワクワクとキャラクターの魅力は劣っていたように感じた。
まあ続編ではなく外
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.8

1がジャンル的要素でボリュームを上げていたのと違って、今回は現在・過去・未来を描くことでSF的ボリュームアップがされていた。
やはり妄想の未来の世界はワクワクする。

今回は3ありきで作られているので
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

ぶっ飛んだ世界を素晴らしい撮影、演出で説得力を持たす。
観客をちゃんと騙す。
まさにフィクションとはこうあるべきという映画。

映画館で観たかった…

関心領域(2023年製作の映画)

4.0

知れば知るほど、気づけば気づくほど面白く、そして恐ろしくなっていく作品。
見てる側が色んな意味で試される作品。

人それぞれに関心を持つ範囲があって、それ以外は見えてないし、見ようともしていない。
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.5

完成度が高過ぎる。
ストーリーは過不足なくテンポが良いし、カメラワークや構図もめちゃくちゃかっこいい。2への引きもバッチリ。
ここまで文句のつけようのない作品は初めて観た。

個人的にマーティへの救命
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.8

鈴木亮平がたまらなく素晴らしかった。
こういう昔のちょっと「お下品」な作品を現代でやるのはどうかと思ったが、上品な下品、愛嬌のある下品だった。
それでいてキメるところはキメる。 
かっこよさとのギャッ
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.8

良くも悪くも平成の映画って感じがした。
演出がちょこちょこ古いなと感じた。

でもその感じが見やすくもある。
メタファーとかメッセージとかを考えずに楽しめる作品ではあった。
ストーリーがちゃんと面白か
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.8

「自分は本物の自分なのか」というテーマは前座でしかなくて、本題はもっと別のところにあった。
弱者男性がボコボコにされる、救いのない「ミッドサマー」。

画作りはめちゃくちゃ良い。
クローン生成シーンの
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

前半は割と予想通りだったので、後半の方が思ってもなかった方向に話が転がって面白かった。

原作の時期的に東日本大震災を意識してるんだろうけど、この時期にやることでコロナや能登地震、世界で起こっている紛
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

久しぶりに映画で食らった。
色んな感情が押し寄せてきて、堪らず途中で泣いてしまった。

いつものノーランも新しいノーランも観れて大満足。

友人は予習要らないって言ってたけどして行った方がセリフや映像
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

1でもそうだったが、メカ、アイテム、背景のビジュアルが素晴らしすぎる。
冒険譚と言うものはこうでなくちゃ。
知らない生き物、アイテム、文化に触れることのワクワク感。
知的好奇心をくすぐられる感じ。
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

自殺か他殺かを追うミステリーかと思ったら、純粋な法廷ものだった。
なので真実を追うハラハラ感は無く、単調にも感じられたかも。

でもその分、裁判の嫌なところ満載。
当事者からすると良いところ一つもない
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

笑って泣けてニヤニヤできた。

狂児役を綾野剛が務めることが決まった時点で、この作品の勝ちはほぼ確定したと言えるのではないだろうか。
それくらい綾野剛の一人勝ち。
こういう優しくて怖くて可愛い役がハマ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

「意味不明」「狂気的」と切り捨てるには勿体無い作品。

簡単に切り捨てるのではなく、ボウが恐れていたものである
「他者からの加害を受けること」
「自分が加害者になること」
「母親」
「男性性」 et
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.8

「原作既読だし、この前漫画読み返したところだし、観に行かなくても良いかな〜」と思ってたけど映画館でに観て良かった。

大画面で味わうバレーボールが凄く良い。ボールを打った音やコートでの靴の音、こっちに
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

正統派に面白い。

喘息で走れない、車椅子で登れない&降りれないという条件付きの中でどう頑張るか、クロエと一緒に頭を使うのが楽しい。

ラストは後味悪くて最高。

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.0

ずっとニヤニヤしてた。
アツいしかっこいいという意味でも、ネタ的な意味でも。

展開としては同窓会でありお祭りでありで楽しかったし、ストーリーもちゃんとガンダムしてたしSEEDしてた。

シン・アスカ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

「大人のための絵本」という表現がしっくりくる作品。

主人公のベラが人間を知り、世界を知り、最後に自分を知る成長物語であり、社会の抑圧や男性、ルールからの解放の物語でもある。
様々なしがらみに囚われず
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.8

怖いとかじゃない、嫌。(良い意味)
毎秒しんどい。

ここまで嫌なものをセリフや絵で魅せれるのは凄い。
見たことない嫌なものがいっぱい。

千年女優(2001年製作の映画)

3.9

作品のプロットとしてはそこまで珍しいものではないのに、今敏の映像化技術が凄すぎて飽きずに観れる。

他作品にも感じるが、やはり今敏監督の作品はトリップ感がすごい。
今目の前にあるものが現実か虚構か、ご
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

東京のトイレ清掃員、平山の何気ない毎日を描いた作品。

本当に平山の日々を切り取っただけの作品なので、退屈と言ってしまえば退屈。何も起こらない。
でもそれで良い。そんな作品なのにずっと見れてしまうのが
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羅生門(1950年製作の映画)

4.0

人間の醜さ、この世の地獄さをまざまざと描いた作品。
でも「だからダメ」という話ではなく、「それでも信じてみよう」というところに着地するラストが好きだった。

白黒映画ということで見始めた時はハマるか心
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

噂には聞いてたけど本当に女性人気が凄い。僕が行った回とか自分以外全員女性だったんじゃないかな?

悪い作品ではなかったが、総じて尺が足りてないと感じた。
ミステリーの材料としてはワクワクするものがいっ
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

「この人しかいない」と思った相手と恋に落ちたことがある人なら誰しも刺さる作品。

ジャンルとしてもただの恋愛映画でなく、映画としても単純なものでない。
演出がとても凝っていて、最後まで飽きずに観られる
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.8

ナポレオンの半生と、その妻ジョセフィーヌとの関係を描いた物語。
ドラマティックというよりは淡々と、つらつらと進んでいく感じだったのでそこが退屈に感じた人もいるかも。

ここまでナポレオンというキャラク
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ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!(2005年製作の映画)

4.0

ストップモーションアニメの動きだけで可愛くて面白くて見応えがあるところを、ちゃんとストーリーも面白くて完成度が高い。ミステリーやホラーもちゃんと盛り込んでる。

やっぱりグルミットが良い。あのジト目が
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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

3.9

1、2作品目に比べてカメラワークやテンポ感はすごいアグレッシブ。CGや合成などの技術向上のおかげもあるかも。
なのでどっちかというと特撮よりCG多めに感じた。その分見応えはある。

それ以外の部分でも
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ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

4.0

1より映画として断然面白かった。
全体の構成がすごく良かった。
札幌、仙台、東京とそれぞれで違った戦いが見れるし、
ガメラ、自衛隊、民間の総力を結集して倒すのがアツい。

何よりレギオンが良すぎた。
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

しがない殺し屋の日々。

淡々と進んではいくが、ここぞと言う時の緊張感の出し方がすごい。ストーリーや音楽だけで無く、カメラワークとかでそれが演出出来るのはすごい。

レビューがイマイチなのは「セブン」
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.8

機械や建物のデザイン、世界観の構築は素晴らしい。それだけでずっと見てられる。
空中からの攻撃、ロボット特攻。怖くて良い。
ストーリーのテンポ感も良い。

でもそのテンポ感の良さが仇となってる感じもある
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ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

3.8

「シンゴジラが好きなら他のゴジラシリーズ観るよりガメラを観た方が良い」と言われるのも納得。
ただの怪獣バトルだけで無く、自衛権の行使の問題、環境問題などにも切り込んでいた。

何の違和感も無く観れると
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

ゴジラ周りはめちゃくちゃ良かった。
ちゃんと怖かったしカッコよかった。
熱線も何回も見れて満足。

人間パートは退屈。
「フィクション言葉」「定型文」ばかり使われるし、観客がもう知ってる情報を2回説明
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

作品内ですごいアクションがあるわけでもない、大きなどんでん返しがあるわけでもない。
でも3時間20分観れちゃう。

これこそがスコセッシの凄さなんだと思う。
観客の心の引きつけ方の上手さ。「ちょっとダ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.8

何より演出が素晴らしい。
撮り方や色使いがとても良い。
バスでの回想シーンとバトルシーンをヘルメットに反射させて撮ってたシーンがお気に入り。

汚くて可愛くて美しい役やらせたらマーゴットロビーの右に出
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

好きなものを好きになった時の気持ちやそれを伝えることの怖さを思い出させてくれる作品。

間をしっかり取る演出や語りすぎないシナリオのおかげで、観てる側が主人公の気持ちをちゃんと読み取ろうとしなければな
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.9

2よりは面白かった。
だが前までの「正義の味方マッコールおじさん」はもういない。

もはやホラー。
以前まで笑って見れたバトルシーンも、怖くて笑えなくなってきた。

キリスト教色が強かったのは何かしら
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