ダビンチさんの映画レビュー・感想・評価

ダビンチ

ダビンチ

夜のまにまに(2023年製作の映画)

3.8

とても心地の良い作品でした。
大阪の空気感が伝わる夜のシーンの美しさ、仕掛けの効いた脚本、主演の加部さん、山本さんのナチュラルなお芝居、全てが上手く噛み合って生まれる贅沢な時間に身を委ねていました。
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

素晴らしい。
めちゃくちゃ良かった。
特に何も起きないけど、日々を過ごしていれば必ず何かは起こる訳で。
同じ毎日を繰り返していても、天気や出会う人々、きっと何かが違う訳で全く同じ日なんてない。
主人公
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市子(2023年製作の映画)

4.2

凄い。
本当にこの日本に市子がいるんじゃないかと思わせる脚本力と主演の杉咲花さんの圧倒的演技。
様々な人の証言を経て、明かされていく市子という存在。
そうならざるおえなかった経緯と、市子の感情の変化が
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.5

3時間の圧倒的映画体験、音楽体験、そして人生体験。
出会いや別れを繰り返す4人の軌跡を映像美と音楽による丁寧な描写で紡ぐ13年の物語。
悲しい過去、忘れたい過去、生きづらい今にもがく苦しみ、そんな何事
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私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは・・・(2019年製作の映画)

3.7

とても素敵な映画体験。
おそらく計算されているであろう人物配置、光、影などがバチっと決まった画が素晴らしく、冒頭の足元の画でもう心を掴まれる。
異質っぽくもその場面の雰囲気を作っている環境音と濃密なセ
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.2

どれだけの女性が痛み、苦しみ、耐えてきたか。
口を閉ざされ諦めてきたか。
2人の女性記者の信念と、告発することを決めた被害者の方々の覚悟と勇気に圧倒される。
実話を映画化しているのだけれど、わずか5年
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バビロン(2021年製作の映画)

4.1

「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督による圧巻のエンタメ作品。
賛否両論あるみたいですが、個人的には面白かったですよ。
冒頭、酒池肉林のド派手パーティーシーンから幕を開け、一気に引き込まれる。
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.1

あのエアジョーダン誕生の物語。
とにかくバスケ好きの自分にとってはその物語をやってくれるのかという嬉しさ。
オープニングからテンション上がるし、その後もテンポ良く進む会話劇と当時の音楽の良さに魅せられ
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.2

素晴らしかった。
卓越した表現により、直接的な描写がほとんどないのにこんなにエロく生々しく描くことができる凄さ。
目線や表情、何気ない仕草1つにしてもとても色気があり、サスペンスとしても見事な出来栄え
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.9

面白かった。
2転3転して、結末がどうなるか分からない展開がスピーディーに進んで行き、終始ワクワクしながら見れた。
悪いことは連鎖する、負の連鎖と言いますか、なんかそんな言葉が似合う作品なのでは。
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

4.1

村社会、同調圧力、閉鎖的な空間、どこか他人事ではないテーマを力強い映像と演技で描く力作。
とことん薄暗い中で、炙り出される様々な闇や問題、終始、異様な雰囲気が漂っており、どこか危うさが見え隠れする嫌な
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.4

伝えたいことは分かるし、過剰すぎる表現も問題提起としてはあっているとは思うけどイマイチノれなかった。
まぁ、そういう思想の人はいると思うし、ちょっとした憎悪が瞬く間に人を変え、悲劇を起こしてしまうこの
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

4.0

超人たちによる異次元バトルの開幕。
圧倒的なスピード感、ロケーションを生かしたスケール感含め前作を遥かに超えているバトルシーンが凄すぎて最高。
そして主人公を演じたシン・シアさんの魅力爆発。
時々挟ま
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.2

素晴らしかった。
終始、薄暗い小屋の中で行われる彼女たちの対話を淡々と魅せる。
正直言って派手さはなく、地味と言われればそれまで、エンタメ的でもないけれど見応え充分で凄かった。
加害者は出て来ず、でも
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怪物(2023年製作の映画)

4.3

普段自分たちはどれだけ物事の本質が見えているのか、その一部しか見えていないのにそれだけで勝手に物事を解釈してしまっているのか、終始問いただされている様でした。
是枝監督の確かな演出と坂元さんの脚本、そ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.5

あの頃は分からなかったことも時が経てば理解できたりする。
その記憶や思い出は人によって楽しかったり苦しかったりする。
記憶の中で散らばってしまったたくさんの感情を1つずつ整理するかのように描かれていく
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.4

M・ナイト・シャマラン最新作。
冒頭からの何か始まる感にはワクワクしたけれどそれ以降はノれず。
本か何かを基にしているみたいでそれを読んで理解していればまた違ったかもしれないけどとりあえず登場人物の行
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.6

個人的にはシンシリーズの中では1番微妙でした。
冒頭のド派手なカーアクションから血みどろ戦闘シーン、アクションや映像表現などはとても良く面白かった。
ただ、中盤以降からどんどんテンポが悪くなっていき、
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

3.4

前作は国岡1人に密着する形だったのに変わって、今回は国岡以外に6人の殺し屋を目指す女性も登場するのでやはり1人1人に掘り下げは薄っぺらくなってしまっている。
その辺、それぞれのキャラは面白そうなのにそ
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Winny(2023年製作の映画)

4.0

素晴らしい。
「ナイフで人を殺した時、そのナイフの制作者を罪に問えるのか」
この言葉がこの映画の全てを表している。
実話を基に、淡々と丁寧にそして力強く描かれる。
重くなりそうなテーマだけど、適度にユ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

圧巻。
成長、そして挫折、ジャズが好きという気持ち、どストレートな感情、これぞ素晴らしい青春。
とにかく演奏シーンが音響含め圧倒的で素晴らしい。
それぞれ3人のキャラクターもしっかり特徴分けされてて、
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.1

卒業式とともに、4人の少女たちの何かも終わりを迎えようとしていて、その瞬間がとてもエモーショナルで心動かされる。
4人の4つのエピソード、どれが欠けても成立しないような絶妙なバランスと空気感が素晴らし
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