喧嘩の美点は仲直りができることさんの映画レビュー・感想・評価

喧嘩の美点は仲直りができること

喧嘩の美点は仲直りができること

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モテキ(2011年製作の映画)

4.0

ドラマに引き続き10年代のサブカル感溢れる作品です。
「フジファブリック」や「岡村靖幸」、「N‘夙川BOYS」等の素晴らしい楽曲が流れます。OPクレジットの『夜明けのBEAT』はドラマからさらに勢いを
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関心領域(2023年製作の映画)

5.0

個人的領域の中でしか人は生きられず、人の関心は狭いという事実を描いています。
外の世界で起きている不幸への無関心は現代の方がより深まっているように感じます。SNSなどが普及した今でも「イスラエル・ガザ
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.5

序盤から最強っぷりを見せつけてからの、老いと疲弊を感じさせるシーンがとても印象深かったです。悲哀のようなものを感じました。
敵ボスの殺し方がとても良いです。

ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉(2024年製作の映画)

5.0

『ウマ娘』を知らなくても面白いと思える作品です。原作未プレイ・知識ゼロでの観賞でしたが面白かったです。
全体的に淡々とした構成となっています。そのことにより却ってキャラクターの持つ情熱が際立っていまし
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.5

何よりも先ず己の体面を優先させる武士が主人公です。
そこまでやる?という言動も多々ありますが、当時は普通のことだったのかなと思いながら観ていました。
復讐譚ではありますが、そこで描かれるのは「許し」に
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蛇の道(1998年製作の映画)

4.0

キャッチコピーの「悪意の軽さ、善意の重さ」という矛盾しつつも表裏一体である命題をテーマとしています。
彼らの殺人、拷問は淡々としており観ていて恐ろしいです。そういった行為に対する躊躇のなさは、他者を想
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ほかげ(2023年製作の映画)

4.0

『野火』の精神的続編のような作品だと思いました。
戦時中ではなく戦後間もない闇市を舞台にしています。
元教師の帰還兵と右腕が不随となった帰還兵が、終わらない戦争の象徴になっています。戦争の余波は兵士だ
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野火(2014年製作の映画)

4.0

戦場という地獄が生々しく映し出された作品です。
じめっとした暑さが作品全体に漂っており、観ていて喉が乾く感覚がありました。
食人行為を描き、極限状態の人間の醜さが表現されます。
最後の場面は帰還しても
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

5.0

輪郭の曖昧なぼんやりとした質感の作品です。
日本を舞台としていながらもエキゾチックな円都の雰囲気がファンタジーめいた浮遊感をかんじさせます。独特な登場人物たちも一層そうした感覚を手伝っています。
劇中
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武器人間(2013年製作の映画)

3.5

登場する武器人間がダークポップな造形をしており可愛いです。
外見だけでなく動作もどこかマスコットめいたものを感じました。
それでいてスプラッターらしいグロさもあって気持ち悪いシーンもいっぱいです。
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斬、(2018年製作の映画)

4.5

開幕の原始的な金属の質感を感じさせる映像と音楽がカッコよく早速惹き込まれました。
「刀」を中心に据えており、〝斬られると痛い〟ということ当然のことがテーマとなっています。
戦闘シーンは泥臭く、カッコよ
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人生はノー・リターン ~僕とオカン、涙の3000マイル~(2012年製作の映画)

2.5

邦題が原題とかなり違います。
直訳すると「罪悪感の旅」となるかと思います。
タイトルの通り、子の親に対する〝感謝しつつも鬱陶しい〟というアンビバレントな感情が主軸となっています。親子の関係はテーマに忠
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スティッチ!ザ・ムービー(2003年製作の映画)

3.0

新キャラの試作品が可愛いです。
サンドイッチの625が特に可愛かったです。
ジャンバとプリークリー、そしてスティッチが家族みたいに暮らしてるのが良かったです。

リロ&スティッチ(2002年製作の映画)

3.0

兎にも角にもスティッチが可愛いです。リロと出会ってからのスティッチも可愛いですが、個人的には本能マシマシの凶暴なスティッチが好きです。

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のOPクレジットが素晴らしいです。悲惨な世界観がポップに表現されています。
キャラクターとしてのゾンビも素晴らしく、ゾンビ然とした生態ながらも人間らしい社会性も持ち合わせています。特にソンビの王〝
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乙女ごころ三人姉妹(1935年製作の映画)

4.0

1930年代の作品で当時の息遣いを感じられます。
姉妹の繋がりがテーマとなっており、当時の〝家族としての血の繋がり〟を見て取れます。
呪縛のような関係性から逃げ出そうとする姉妹が健気でいじらしくもあり
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バイオハザード:デスアイランド(2023年製作の映画)

3.5

歴代主人公が勢揃いのファンムービーです。
時系列が6の後ということで7以降語られていかなった主要人物たちの動向が描かれています。特にジルの5のトラウマについて描かれているのも嬉しいです。
本編では中々
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.5

安定の面白さです。
今作もイーサン・ハントのアクションが満載でロマンスもありの作品でした。
ストーリーが争奪戦を軸にしているためですが、新ヒロインを始めとしてスリまくりです。アクション・ロマンス・スリ
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

1.5

アートハウスな作風でフロリダを舞台とした美しい場面に目を奪われます。
とても綺麗な映画ですが、あまりにも外観に重点を置きすぎたが故の中身のない作品に感じました。
物語を悲劇に見せようとしていますが、そ
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.5

67年版と比べてスピーディーでエンタメ性が高いです。
展開の早い分、やや説明・描写不足の感は否めません。
矢継ぎ早で全体的に薄味でしたが旧作よりも観やすくはあると思います。
また旧作と比較して小綺麗な
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.0

冒頭「これから長い一日が〜」からのタイトル登場がカッコいいです。
戦後間もないということもあり俳優の迫力が真に迫るものがありました。また登場人物が漏れなく滾っており汗臭さのあるリアリティとなっています
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オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

4.5

不思議だが、どこか落ち着いた気持ちにさせてくれるジム・ジャームッシュ独特の作風が相変わらず面白いです。
アダムとイヴのヴァンパイア然とした雰囲気が魅力的です。アダムの気怠けで厭世的な雰囲気が可愛いです
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失われた週末(1945年製作の映画)

4.5

主人公の酒クズ・ダメ人間っぷり極まれりです。おまけにジゴロです。
褒めるべき所のない人物ですが、その人間的弱さには深い共感を抱けます。負のスパイラルに嵌まり、自己嫌悪に苛まれる姿は他人事ではない悲しみ
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.5

ニコラス・ケイジのコミカルな演技が面白いです。
コンゲームものではあるものの、娘との描写はホームドラマ的でした。
展開に反して穏やかさのある結末も良かったです。

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

2.0

主人公・百合が可愛いです。特に序盤、荒みきって目の死んでいる様が良いです。貧しい経済状態と集団の中で摩耗している姿はとても印象に残りました。
他の人物としては、食堂のおばちゃんが怖いです。途中に出てく
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

アクションがとても良かったです。
格闘戦も素晴らしかったですが後半のガンアクションが最高でした。特にリロードの描写がカッコいいです。リボルバーとサブマシンガンの両手持ちも良かったです。
原作とアニメど
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エスコバル 楽園の掟(2014年製作の映画)

3.5

パブロ・エスコバル裏の顔が段々と見えていく過程が恐いです。
前半は巻きのスピードで物足りなさもありますが、後半からのサスペンスフルな展開は面白いです。
本作のメデジン・カルテルに限らずですが、南米系マ
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.5

ハチャメチャで楽しいです。
コングの知的な部分が多く観れます。対してゴジラの殺意MAXな態度が面白いです。
敵怪獣のスカーキング、シーモもかっこいいです。特にスカーキングとゴジラの初戦はかっこいいです
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ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

3.5

全編がモンタージュのように構成された映画でした。
回想やニュースシーンなどが実際のパロディのように作られているのが特徴的です。
人物のハイテンションな言動やサイケデリックな色彩によって現実感のない浮遊
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プラトーン(1986年製作の映画)

5.0

徹底したリアリティで陰惨な戦場を描いた映画です。反戦がテーマですが、さらに踏み込んで人の持つ逃れ難い業が描かれます。
バーンズとエリアスという人物が人間の二面性を象徴しています。主人公は清廉なエリアス
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メリダとおそろしの森(2012年製作の映画)

3.0

プリンセスものの魔女は大体がヴィランと相場が決まっていますが大分まともな魔女なのが面白かったです。ただアフターケアがおざなりだったので、もう少し具体的なアドバイスが欲しいところだと思いました。
あと方
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ハンナ(2011年製作の映画)

5.0

ケミカル・ブラザーズの劇伴が素晴らしいです。序盤『Escape 700』をBGMとした脱出シーンはまるでMVのようでした。
エレクトロニックなサウンドだけでなく柔らかな質感のサウンドなど、ケミカル・ブ
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僕たちは変わらない朝を迎える(2021年製作の映画)

3.0

叶わなかった願い、伝えられなかったことに対する後悔を主人公の撮る映画の中で自覚的に描く表現が面白いです。
終盤、沿岸の会話が良かったです。

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.0

冒頭のトロンにテンション上がりました。
ゲームキャラ以外にもディズニーキャラの出演が増えています。特にプリンセスのメタい会話が面白かったです。
ストーリー自体は前作とあまり変わらない展開だと感じました
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シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

3.0

実際のキャラクターの出演が嬉しいです。
電源タップがターミナル駅になっているなどの設定もワクワクします。
シュガー・ラッシュの世界観がとてもキュートで可愛いです。テーマソングもピッタリです。ヴァネロペ
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ダンボ(1941年製作の映画)

2.5

ダンボがとても可愛いです。
後半はミュージカル調で、サイケな感じが印象的でした。