junistoosexyさんの映画レビュー・感想・評価

junistoosexy

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いちご白書(1970年製作の映画)

3.8

当時のアメリカの学生運動はベトナム戦争への抗議が中心だったんだろうけど、この映画の主人公のようにそんな主義主張よりも女の子とイチャイチャしたいとかドラッグやって騒ぎたいだけの若者も結構いたんだろうなあ>>続きを読む

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.9

「猿の惑星」の起源となる内容、1968年のオリジナルしか観たことなくて他作品との時系列や関係性が分かんないものの、違和感なくよく出来てるなーって。
よく練られてるし何より映像がいい。
生まれた時は可愛
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ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.2

名作「ゴジラ」の大ヒットを受け僅か半年で作られた2作目はゴジラの凄みや怖さ、核爆弾へのメッセージが無くなり、フツーの映画になっちゃった。
仲間との絆を演出したのであろう薄〜いやり取りがかえって安っぽさ
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ありふれた教室(2023年製作の映画)

4.2

数学の授業で出てきた主張か?証明か?ってのが全編通して問われてる。
話が進むにつれて絡まった糸がドンドン複雑になるように状況が悪化して観てるこっちの胃が痛くなっちゃう。
正義感強そうな主人公の先生に肩
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アウトフィット(2022年製作の映画)

4.0

英国テーラーの裁断師とそこに訪れるマフィアっていう目新しい設定。
ドンドン展開が変わっていくんで飽きないんだけど、どうも自分の好みじゃない方向へ。
マフィアを翻弄する真面目で善良な英国紳士のままでいて
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関心領域(2023年製作の映画)

4.2

壁の向こう側をもっと見せて対比させるんかと思ってたら、立ち昇る煙と音、声だけしか表現せずに、お前ら想像しろよっていう斬新な演出。
無関心の恐ろしさを描くなら、こっち側の展開をもう少しドラマチックにして
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ロサンゼルス(1982年製作の映画)

3.8

たった独りでNYの犯罪発生を抑止した一般人、今度はLAへってか。
被害者家族の心情を考えれば理解は出来るんだけど、さすがにやり過ぎでしょ!と思いつつも応援しちゃう。
若きローレンス・フィッシュバーン、
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ローラーボール(1975年製作の映画)

3.4

絶頂期の選手に対する謎の引退勧告は闇組織の陰謀か?それとも・・・みたいな捉え方をしちゃったもんで完全に訳ワカメになってしまった。
近未来の世界、戦争も犯罪も無くなり、大衆はローラーボールでの合法的な暴
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SF/ボディ・スナッチャー(1978年製作の映画)

3.9

人面犬とラストのドナルド・サザーランドの変顔&叫び声がなんとも印象的。
前半の訳分かんない展開と、状況が分かってから怖くなる構成がいい。
藤子・F・不二雄の「流血鬼」とやってることはほぼ一緒だけどね。
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武闘拳 猛虎激殺!(1976年製作の映画)

3.9

和製ドラゴンvs本物タイガー、ぬいぐるみでもなく、当然CGでもない虎との格闘、カメラワークの妙もあるけど、スタントマンでなく倉田保昭本人がしっかり演じてるという驚き。
熱海城・・・じゃなかった、奇巌城
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野のユリ(1963年製作の映画)

4.2

異文化交流コメディ的な展開で、シドニー・ポワチエが自己チューな婆さんシスターに巻き込まれる姿が面白い。
でも時には自分の意思を通すよりも流れに身を任せた方が思わぬ幸せを得られるのかも。
ゴスペルのエイ
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直撃!地獄拳(1974年製作の映画)

3.8

世界のサニー千葉の地獄拳コォォォ〜とコッテリした顔芸が冴え渡る。
和製チャールズ・ブロンソンと和製ブルース・リーの登場も豪華で最高。
倉田保昭は肉体も含めてカッコいい。
にしてもちょっとコメディに寄せ
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激突!殺人拳(1974年製作の映画)

4.0

仁義なき戦い直後のサニー千葉の濃いぃ顔芸と空手アクションが炸裂する。
ラビット関根がモノマネするコォォォ〜って呼吸法はこの作品なのね。
JACでの愛弟子(?)志穂美悦子のパンチラは嬉しいんだけど、強引
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ラスト・ラン/殺しの一匹狼(1971年製作の映画)

4.0

古いBMWを駆る激渋カッコいいジョージ・C・スコットの魅力爆発。
カッコいいだけじゃなく女房に逃げられ若僧とやり合う人間臭さがいい。
その若僧カップルとの三角関係の行方を追いながら唐突に訪れる逃避行の
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必殺女拳士(1976年製作の映画)

3.8

女ドラゴン志穂美悦子と和製ドラゴン倉田保昭の本格格闘アクション作。
ニューヨークを舞台にしつつ全編日本ロケを敢行した父親の弔い合戦。
冒頭で死んじゃうサニー千葉はやっぱカッコいい。
女必殺拳シリーズと
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ゴジラ(1954年製作の映画)

4.2

ゴジラの原点はただの特撮映画ではなく、全人類への警告とメッセージを含んだ深いドラマだった。
ヒーローでもなく愛くるしくもない恐怖の存在として描かれたゴジラ、そしてその恐怖を増幅させる音楽、緻密に作られ
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アナライズ・ユー(2002年製作の映画)

3.9

何と言ってもデ・ニーロとビリー・クリスタルがノリノリで楽しんでる感じがいいのよ。
マフィアのおじさん達の顔がちゃんと怖くてやる事も怖い。
デ・ニーロの表情の作り方、なんかマネしたくなるんだよなあ。
N
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新・兵隊やくざ(1966年製作の映画)

3.6

いつも通り脱走しては軍に戻り、また脱走する勝新と田村高廣のイチャイチャっぷりが微笑ましい。
でもそろそろ新しい展開が欲しいなあ。
ピー屋って言い回し初めて聞いた。
成田三樹夫、帽子で独特な髪型を隠すと
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悪漢探偵2(1983年製作の映画)

3.8

ハチャメチャなアイディアがテンコ盛りで結局何だったかよく分かんないのが逆にいい。
今回の秘密兵器、日本風なロボは訳分かんないけどワクワクしちゃう。
自転車からバイク、カスタムカーまで出てくるカーチェイ
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

確かに序盤は「犬神家の一族」みたいな感じだったかな。
まあ、内容的にはへ〜、ふ〜ん、ほ〜って感じ。
シリアス路線なんでしゃーないけど、ぬらりひょんとかいったんもめん、砂かけばばあ、豆腐小僧とかにご出演
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帰ってきた女必殺拳(1975年製作の映画)

3.8

やってる事はほぼ前作と同じで、行方不明になった誰かを救うべく謎の組織に殴り込むも結局死なせてしまう話。
世界の武闘家達による天下一武道会もどきは素晴らし過ぎて笑っちゃう。
でも過去2作みたいな流派の紹
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浮草(1959年製作の映画)

3.9

小津作品の中でも珍しい感情むき出しのドロドロした三角関係が見どころ。
妖艶な京マチ子は分かるけど杉村春子にいくのは個人的な好みで申し訳ないが全然理解できん。
そして中村鴈治郎の自己チューな態度は令和で
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

3.6

アンナ・カリーナの大きなおメメとショートヘア、ファッション、変なダンス、映画館での涙はとっても魅力的。
・・・が、ゴダールが何を言いたいのか全っ然分からん。
ラスト、撃たれてからの唐突な「Fin」。
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きみがくれた未来(2010年製作の映画)

3.8

若干使い古し感はあるものの題材としては面白いしグッとくるとこもあるんだけど、もうちょっとドラマチックに仕上げても良かったような。
コッテリな味を求めてるのにアッサリ淡白だったみたいな。
タレで注文した
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.0

最初から最後までずっと不穏な空気が流れる中、不自然というか異様なシーンがいくつもあって、だんだんどっちがおかしいのか分かんなくなっちゃう。
そして話が進むにつれミア・ファローがやつれてくのが凄い。
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ある戦慄(1967年製作の映画)

4.0

ラスト、死体が転がってる中、無表情で降りていく乗客達の姿が印象的。
極力他人に関わらないようにしようとする意識は令和の今も50年以上前も変わんないのね。
これが日本だったらまたちょっと違ってたのかな?
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トラック野郎 御意見無用(1975年製作の映画)

4.0

1975年、自分は当時5歳だったけど、世の中こんな感じだったっけ?
確かにドライブイン食堂もデコトラショップも目にした記憶はあるが。
今じゃあり得ない程のコンプラ違反っぷりだけど、マイクで告白したり、
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ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

4.0

ジャッキーアクションの集大成と言ってもいい位に激しさテンコ盛り。
急斜面のバラックを駆け落ちるカースタント、2階建てバスでの攻防、ショッピングモールでの格闘&落下を観るだけでも価値がある。
ショートヘ
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女必殺拳 危機一発(1974年製作の映画)

3.9

日本映画史上屈指の伝説的カンフー女子が暴れまくる第二弾。
サニー千葉に続き今回タッグを組むのはGメン前の和製ドラゴン倉田保昭。
やや乳毛が気になるものの見事な肉体とカンフーを見せてくれる。
さらに仁義
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ピエロの赤い鼻(2003年製作の映画)

4.5

戦下における人の善意や優しさを描いた名作。
戦争は人を変えてしまうとよく言われるけど、全くその通りで、本当に強い人は戦争中でも心を失わず信念を貫き優しさや思いやりを忘れないことの出来る人なんだなあ。
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父ありき(1942年製作の映画)

3.9

たった数日間だけ暮らした父との日々が一番幸せだって感覚は、いくら幼少期に別々に暮らすことが多かったとはいえ、さすがに令和の感覚とはちょっと違うかな。
親子の互いへの愛情だったり気持ちみたいなのがもっと
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彼岸花(1958年製作の映画)

4.1

わからず屋ながら当時の「娘を嫁に出す」という価値観の中で一生懸命娘のことを考えてる不器用な父親を佐分利信が地味に見事に演じてる。
最後はどこか幸せそうな顔してて。
キャピキャピ気味の山本富士子の見事な
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世紀の謎・空飛ぶ円盤地球を襲撃す(1956年製作の映画)

4.0

モノクロで画質が悪かったものの、1956年とは思えない特撮技術の高さ。
惜しげもなく勿体ぶらず大胆にUFOを出してくるのが素晴らしい。
宇宙人が地上に降り立った瞬間撃っちゃう地球人の野蛮さがなんとも。
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プロジェクト・イーグル(1991年製作の映画)

3.2

ジャッキー版インディ・ジョーンズは薄口のストーリー展開にお笑いテイスト強めでアクション味を抑えた,イマイチ印象に残らない感じ。
そのお笑いもちっとも面白くなかったりして。
まあ、バイクチェイスは面白か
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パニック・イン・スタジアム(1976年製作の映画)

4.0

単純に良く撮影したなと。
パニックシーンのエキストラの頑張りに拍手。
色んな人のドラマもいいアクセントになってて飽きさせない。
ま、それはさておき、警察とSWATの大失態は謝罪広告を出してもいいレベル
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死刑台のメロディ(1971年製作の映画)

3.8

アメリカの黒歴史とも言える、イタリア移民を貶める有罪ありきの裁判。
司法が全然分立されてないのが恐ろしい。
でも貶めるとは言ったものの、裁判官も検察も自分らなりの正義を掲げてるんだよなあ。
希望が見え
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