kankoさんの映画レビュー・感想・評価

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

田舎に住んでいるので、(ロケ地も行ったことがある)なんだかあの感じはわかるような気がする。地方が潤うとはどう言うことなのか。 とぼんやりと考えた。

でも映画を見ていて考えたのはそんな事ではなくて 「
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対峙(2021年製作の映画)

4.0

WOWOW録画鑑賞

銃乱射事件の加害者の親と被害者の親、四人による会話劇。 

緊迫した雰囲気に息の詰まる思いで観た。徐々に感情が露わになって爆発する。
そして差し込まれる外の風景。

加害者側の親
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愛しきソナ(2009年製作の映画)

4.0

先に「スープとイデオロギー」を観てしまったのでお母さんがまだ若くてしっかりしていて、お父さんもいて、北朝鮮で家族みんなが会っている幸せな雰囲気などちょっと胸に迫ってしまった。大阪に住む両親はきっと国交>>続きを読む

スープとイデオロギー(2021年製作の映画)

4.0

以前「かぞくのくに」は観たことがあってやるせ無く深いインパクトを受けた。

その実際の家族、監督の母親の物語、ドキュメンタリー。

北を支持しながら日本で生きて来た父母の事、この様な歴史があった事、知
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.2

上京した折に時間があって住んでる田舎では上映されなさそうな映画を観ようと選んだ作品。
とても好みの映画でした。 もう一度観たい。DVD出たら買います。

少年少女時代の想い出とお互いを想う二人の気持ち
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

何の知識もなく観たので結構振り回された感がした。 ひとつの出来事をそれぞれの視点で描かれていてその人物に同化しているとそういう見方になってしまう。

真相が語られる少年の目線のパートになって初めてフラ
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

-

前回、ケネス・ブラナーポアロのオリエント級殺人事件を観た時はいや、これはポアロじゃないとスーシエポアロにどっぷりだった自分は違和感が半端なかったですが今回はこれは別モノポアロとして観れたので良かったか>>続きを読む

雨があがったら(2013年製作の映画)

3.8

WOWOW過去録画鑑賞

ウルグアイの映画は珍しいなと。それにしても地味な映画でぼーっと観ていると良さが分からない気もする。 全体的にぱっとしない感じの人たち(いわゆるきらびやかな俳優さんたちが演じて
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私のプリンス・エドワード(2019年製作の映画)

3.8

WOWOW鑑賞

題名見ててっきりプリンスエドワード島の映画と思って録画予約してましたが全然違ったw
思っていた映画とは違ったけれど中々良かった。 このカップル、偽装結婚のことが無ければすんなりの結婚
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.6

アダちゃんは夫婦の間に産まれたのではなかったのか。予告のインパクトの強さに色々と勝手に想像していましたがまったく異なる展開だった。

夫の弟が現れる所からどんどん不穏な感じに包まれて…
驚きのラスト…
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宮松と山下(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

WOWOW鑑賞

題名から主人公が二人出てくると思ったら違った。香川照之演じる記憶喪失の主人公の二つの名前。

エキストラを演じるシーンから独特の曇り空の様な雰囲気があり独特の映像に引き込まれる。 5
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

3.8

相当見るのがしんどいが、思わず引き込まれて見入ってしまった。

夫婦ふたりの思いが一致するなんて中々ない事だし、妻という立場、女であることで自分の夢を追えない、そんな時代にも彼女は追い詰められたか…。
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サイド バイ サイド 隣にいる人(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

wowow w座鑑賞。

うーん、自分にはちょっと難解だった。難解で見終わった後、何か納得がいけば良いがなんかふわふわと分からない感だけが残った。

これは‥怪談?とか思ったり、終盤おんなじ服着た人が
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.0

wowow、W座鑑賞

好きである感情ってなんだろうな。
妻に浮気をされても怒りや悲しみの感情を抱けない主人公。その事に自分自身傷付く。

妻は一体何をどう思っていたのだろう。夫婦ってなんだろうなとも
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フェアウェル(2019年製作の映画)

3.8

日本でも以前は余命を本人に伝えるってなかったような気がする。今はどうなっているのだろう。 自分だったら、自分が家族だったらと思ったのが一つ。 アメリカに暮らすビリーは親族一同隠し通す事に悶々とした思い>>続きを読む

アルファヴィル(1965年製作の映画)

3.9

アルファヴィルってこう言う映画だったんだ。

ずいぶん昔から題名だけ知っていた。近未来映画、ディストピア映画。人工頭脳によって管理されているアルファ地区。住民は人を愛してもいけないし、涙を流してもいけ
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桜色の風が咲く(2022年製作の映画)

4.0

wowow録画鑑賞。
素直に感動しました。役者さんたちの演技も見事。 実話であることを思う。こんなに辛い事を背負わされる事に見ていて憤りさえ感じた。そしてこのように前向きに、自分らしく生きていかれる姿
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夏の終り(2012年製作の映画)

3.8

WOWOW鑑賞

あまり皆さんのスコアは高く無いようですが私は中々良かった。良かったと言うことばはなんだかそぐわないけど結構ずっしりと自分の中には来ました。
あの主人公の自宅につながる段違いの道とか風
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.6

WOWOW、W座鑑賞

配偶者の自死をトラウマに抱えた主人公が訪れる田舎の美しいカントリーハウス。序盤、完璧とも言える家、そして緑あふれる森にうっとりとしていたらトンネルのシーンくらいから空気が一転し
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

昔、ママ友たちとファミレスでくだらない噂話などをダラダラとしていた時の苛立ちを思い出してしまった。この時間て無駄だよなあと思ったものだ。
と同時に今までの人生で疎遠になってしまった人を思い浮かべそれっ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

WOWWOW、W座鑑賞。

「ゲット・アウト」「アス」と観て来て「NOPE」でジョーダン・ピール監督のファンになってしまった。物凄く好きだ、この映画。
じわじわと来る不気味さは今までの作品と変わらずだ
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

3.6

WOWWOW鑑賞

皆さんの評価がめちゃくちゃ低いのでどうなんだろう‥と思ったがそこまででは無いんじゃないかなと思った。政府閣僚が豪華メンツ
だからやっぱり期待値は上がる。が、なんか突き抜けないかんじ
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

3.8

長い、終わったら買い物に行こうと思っていたのに(これも主婦のルーティンだ)いつまで経っても終わらず。
時々画面が動かないからもしや一時停止ボタン押した?ってなった。

ある主婦の繰り返される毎日が淡々
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.8

デヴ・パテルさん、ファンなので期待して観ましたがちょっと難解だった、私の理解力の無さが大きいのだけれど。
後、物凄い冒険もの!?と思ってたんだけどそうではなくてそこも肩透かし感があったけれどまた別の意
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.8

昔の映画な雰囲気がプンプンしていますがやっぱりこういう映画っていいなあと思わせる映画。 何気なく観てなんか良かったなあと思える、観るのを頑張らなくても良い映画。

情けないニコケイ大好きなんだよなあ。
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薔薇の名前(1986年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

WOWWOW録画鑑賞

100分de名著と言う番組でエーコーの「薔薇の名前」が紹介されていて原作は読むのは難しそうなのでまずはこの映画を観たいと思っていた。

修道院で起こる殺人事件、ショーンコネリー
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.6

WOWWOW鑑賞

アクション映画としてなかなか見応えがあった。主人公2人、救命士、警察関係、それぞれにキャラがたってて良かった。
カメラワークもよくカーチェイスが見どころで普段あまりアクション物見な
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

WOWWOW、W座鑑賞

若き女性の成長端。作家を目指したニューヨークに出てきた彼女がある出版社でサリンジャーのファンレターの処理係として働く日々。定型文を送り返すだけでは我慢できなくなり…

ニュー
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.0

これはもうスコア4点越えあげるしか無いでしょう。
次男坊ってこうだよなあとか、お母ちゃん怖い、とか、最後、え〜〜〜〜って思ってしまうが。
3時間越えも退屈しなかったのは映像美もあったけれどファミリー、
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ワイルド・チェンジ(1989年製作の映画)

3.8

荒れた高校にやってきたモーガンフリーマン演じる校長が学校を変えていく話。熱血学園もの?みたいな。昔からアル熱血教師もの、国は違えどと言う感じ。

さすがに80年代の映画なので今だとどうかなーと思うとこ
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.0

なんとなく軽い気持ちで観出したら最後泣かされてしまった。
ピノキオと言えばディズニーの印象しかなかったけれどこちらの作品はストップモーションアニメ。これを観た後にメイキングも観たのだけれど莫大な時間と
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

芦田愛菜ちゃんが10代のある意味で平凡な少女を演じてて素晴らしかった。同じ趣味を持つ老婦人と出会うことによって自分の中の悩みや葛藤から一歩づつ前に踏み出していく姿。
お婆ちゃん役、どこかで見たことがあ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

WOWWOW録画鑑賞

2023年1本目。これが観れて良かった。じわっと広がる鑑賞後の良い作品を観たと言う気持ち。

突然、甥っ子を預かることになった叔父。度々甥っ子に振り回されて度々ぶつかり合う二人
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恋は光(2022年製作の映画)

3.8

みずみずしくてすがすがしい。久々にそんな風に吹かれるような作品を観たーって感じだった。 まあセンセイはちょっと煮え切らなくてハッキリしろよーと言いたくなるけれど此処もまた純を感じて良かった。
女子たち
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アンネ・フランクと旅する日記(2021年製作の映画)

3.8

アンネのいた時代と現代を行き来するアンネが作り上げた想像上の友達キティ。
ただアンネの物語をアニメーションにするだけではなくてキティを現代に運んできたことが素晴らしい。なぜならキティの目線が今の私たち
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死の棘(1990年製作の映画)

3.8

この間「海辺の生と死」を観て久しぶりにこれが観たくなって。原作はなんか読み返したくなって何度か読んでいる。いつ終わるともしれない壊れた妻との生活。あの純愛の「海辺の生と死」のミホだからこそ夫に裏切られ>>続きを読む

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