けーこさんの映画レビュー・感想・評価

けーこ

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

劇中のタカシの言葉を引用すれば10のうちの10!
海外の監督から観た日本…今の日本の課題と忘れていた良さがギュッと詰まった作品。

平山さんが歩んで来た過去の説明は無しだったけどヒントが散らばっていた
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二人でお茶を(1950年製作の映画)

3.4

何にも考えずに気楽に楽しめる
ミュージカル映画が観たくて鑑賞

ドリスディって俳優なの?
あっ、この曲知ってる!
皆、ダンス上手!何だか色々な発見があって心温まる。

デジタル現代に疲れた時には
この
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夜も昼も(1946年製作の映画)

3.5

連続ドラマを一気に観た感じのスピード感。

同じパターンの場面の繰り返しは
途中ちょっと長く感じたけれど
予想通りの展開で安心。

ダンサーの女性陣が可愛いし実力もあり健康的でヘルシーな魅力。
当時の
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ハリーの災難(1955年製作の映画)

3.5

あい変わらず風景の切り取り方が素敵だった。
死体そのものは詳細に見せないで
絵や会話を通して見る側に想像させる…足裏からのアップは臨場感があった。

登場人物が個性的で終始、わちゃわちゃした感じだけど
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

3.5

結果は解っているけど最後にもういちど目に焼き付けたくて鑑賞。

既に地上波でも流れ何度も観た映像に加えて選考会議やベンチ裏での選手の様子が映し出される。

印象に残ったのが栗山監督という人間像。柔らか
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ブロードウェイのバークレー夫妻(1949年製作の映画)

3.7

たっぷりと魅惑のダンスシーンを堪能しました。
本当の夫婦のような息の合った
2人。 ジンジャーロジャースの笑顔でより一層観ている方も幸せな気分。

そしてミュージカル映画には欠かせないオスカーレヴァン
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私を野球につれてって(1949年製作の映画)

3.7

テンポ良く内容も盛りだくさん
で楽しめる一本。

ツッコミ所が満載の試合のシーンは深く考えず、時はWBC…大人も子供も野球を楽しもう!

ジーンケリーのパワフルなダンスは健在だしシナトラが可愛い。
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恋愛準決勝戦/ロイヤルウェディング(1951年製作の映画)

3.7

アステアの帽子掛け、回転ダンス
必見! CG加工が当たり前の今こそ、この時代の本物の芸の凄さを鑑賞出来て幸せ。

ちょっと強引な話の進行だったけどみんなが幸せになる終わり方で良かった。

舞台俳優役の
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.1

気分爽快!
ジーンケリーがやりたい事を全部詰め込んだ作品だと思う。

ミュージカル映画は時に内容が後回しになる時もあるけどこれは
映画の歴史も分かるしテンポ良く
出来ている。
ジーンケリーの相方、ドナ
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フィラデルフィア物語(1940年製作の映画)

3.4

上流社会を観てからの鑑賞だったので場面を比べながら楽しめた。

元夫役のゲイリーグラントの良さが伝わらず何故?寄りを戻したいのか…弱い感じだった。

豪華出演者の共演に興奮したが
全てにおいて上流社会
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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

3.6

いつも以上にジーンケリーのダンスが堪能出来て満足の一本。

女性をリードするダンスもさることながら今回は歌のお兄さんの出立ちで子供達に囲まれたダンスシーンが素敵だった。ちびっ子がみんな可愛いし楽しそう
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ラヴ・ハッピー(1949年製作の映画)

3.6

初マルクス兄弟鑑賞。
歌もピアノもダンスも本物。
楽しかった。
コートのポケットに大量の物を入れる場面も含めてこの作品は
後のコメディーに影響を与えたと思う。

中盤の逃げるシーンがちょっと長い印象だ
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上流社会(1956年製作の映画)

3.5

グレイスケリーの美貌、ファッションにうっとり…時折奏でるシナトラの歌声、サッチモのジャズに
ワクワク。

グレイスケリーが終始イライラしている場面にで、美しいだけで他に何も無い…みたいな台詞があったけ
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バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

3.7

この物語りの主人公がアステア自身の役者生活とリンクして見えた

そんな中でも若手の成長を喜び
自身も更に向上に努める姿も
アステア自身と重なり合う。
そしていつもの様にパートナーを
美しく魅せる身のこ
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パリの恋人(1957年製作の映画)

3.6

冒頭のポップな始まりから可愛いの連続。 
内容そのものよりヘップバーンや当時の女性陣のファッションに目が釘付けでした。

こういう作品にはマギー編集長のような存在が必要!
今回もアステアとの迫力ある歌
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ザッツ・エンタテインメントPART3(1994年製作の映画)

3.8

パートI〜3まで立て続けで鑑賞。
この場面好き!これも観たい!
まだまだ素敵なミュージカル映画が沢山あると再確認した。

繊細で優雅なアステアとしっかりした体幹でダイナミックなジーンケリーのダンスを並
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ブルー・スカイ(1946年製作の映画)

3.5

物語りそのものは単調な感じだったけど、ラジオのDJに扮したアステアが進行役で語る場面を挟んだ事で多少のメリハリがついて良かったと思う。

どこまでも優しい役どころが
アステア自身と重なって見えた。
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あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

4.0

シャーリーマクレーン祭り再開。

ヒモ男に稼いだお金を取り上げられる娼婦…と聞いたら暗く悲しい感じなのに彼女が演じると不思議と品良く可愛くなってしまう魔法

出だしからテンポ良く走る作品
次々と出てく
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ねえ!キスしてよ(1964年製作の映画)

3.7

中盤からの人間模様に感情移入する事が出来てから楽しめて鑑賞しました。

決して広くない家で繰り広げられるドタバタ劇。
ホステス役のキム・ノヴァクが
役にピッタリ…広い心と母性を持ち合わせた感じが出てい
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錨を上げて(1945年製作の映画)

3.9

踊る大ニューヨークでのコンビに魅了されて鑑賞。
シナトラの甘い歌声とジーンケリーの圧巻のダンス…それだけでも満足なのに、ソプラノの美声や
ハリウッドボールでのピアノ演奏には感動した。
ラストにかけて上
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踊る大紐育(ニューヨーク)(1949年製作の映画)

3.7

頭を空っぽにして単純に楽しめる物語り。
観ていて気持ちが安らぐのは
演者がダンスも歌も本物を観せてくれるから。
いつ観ても颯爽としたジーンケリーのダンスは気持ちがスカッとする。
勝ち気で華やかな女性陣
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お熱い夜をあなたに(1972年製作の映画)

3.8

出演者全員が見逃せない役どころだから何処で接点があるんだろう…と進んで行くうちに転がるようにテンポ良く走り続ける物語り。

最後まで亡くなったお父様と恋人の姿は見せないで2人の想い出話だけで想像出来る
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女と女と女たち(1967年製作の映画)

3.7

シャーリーマクレーンが演じる
様々な女と女と女たち。
素顔も可愛い、メイク崩れた泣き顔も、日本語も…盛り沢山!

終始、彼女のキュートな姿に釘付け…だけでなく全ての物語りに
クスッと笑える箇所があって
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

3.6

港町の潮風、風に揺れる洗濯物
家族のいざこざ…他愛のない風景に都会から来た夫婦が哲学的な結婚観を語り合う。

対照的な場面の流れが終始心地良かった。
都会生まれの婦人の顔付きが段々と柔らかくなって映っ
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黄色いロールス・ロイス(1964年製作の映画)

3.7

黄色いロールスロイスを迎えた人々のオムニバス豪華版!

1話のお金持ち、旦那に不満な役がピッタリなジャンヌモロー。
2話のいつもガム噛んでる破天荒な可愛いシャーリーマクレーンと
脇汗大量のアランドロン
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.8

前半は出征を免れる為に色々と作戦を練るが失敗。そして戦争に行った中盤から物語りの色がガラッと変わる。

戦争によって運命が変わる。
一度死んで生まれて変わった…と自分に言い聞かせても昔の事が甦る。でも
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ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

4.0

細部まで小さな笑いが散りばめられていて凄い!

住みにくそうな最新機器装備の家
での明るい夫婦が可愛い。
その住人の子どもとワンちゃんが
下町のわんぱく連中と楽しく交わる姿も良い。

ラストが何だか切
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太陽のならず者(1966年製作の映画)

3.8

静かだけどじわじわと味わえるスリル感が良い。
食事のシーンもしっかりあって
大雑把だけど美味しそうだった。

練りに練った一連の銀行強盗。
誰かがヘマするかな?と思ったけどまさかの裏切り…しかも素人の
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雨のしのび逢い(1960年製作の映画)

3.7

初ジャンヌモロ−。
息子には母の顔、男性といる時は恋する顔、邸宅では奥様の顔…
とても魅力的でした。

ジャンポールベルモントとの切ない7日間の恋。細かい説明は無く
小さな港町で起こった殺人事件を
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.8

ジャンヌモローは綺麗だけど不幸感ある表情があるから裕福でも
心が満たされて居ない奥様役がハマる。

話が二転三転して面白かった。
最後はトントン拍子で事件が解決したけど警察で不倫相手との写真を前にした
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昨日・今日・明日(1963年製作の映画)

3.8

イタリア語はテンポも速くて
力強いから女は強し!と感じた
3部作でした…と同時に一言で表すならソフィアローレンと愉快な仲間たち。
どの役どころも圧巻です。
特に1話の発想には笑った!

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

3.6

癌の告知が怖くて街のカフェで雑踏に紛れ込む。
携帯なんて無い時代カフェで熱い想いを語り合う人々を眺める…
気を紛らわすにはもってこい。

クレオが颯爽と歩く街の雰囲気を肌で感じる撮り方も、人物の事を
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

3.8

終始、撮り方に愛を感じた。

慣れない立ち姿で客引きをしていたが段々とプロの姿になっていくアンナカリーナ。無邪気な笑顔
不安顔、潤ませた瞳…舞台女優を夢見る彼女は真っ白な心を持つ。

何とも切ないラス
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現金に手を出すな(1954年製作の映画)

3.7

初ジャンギャバン。
身のこなしのスマートな初老のギャングで綺麗なお姉さんがいつも隣にいる紳士、長年連れ添うダメな相棒を放っておけない優男。

一度銃を構えると仕事の顔になって的確な指示と無駄のない動き
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引き裂かれたカーテン(1966年製作の映画)

3.4

主役の2人よりも逃走中に手助けする人達のキャラの方が上回った面白い作品。

多分逃げ切るだろうと想像出来る逃走劇はドキドキで楽しかった。
あれ?本筋の話は何だっけ…
そんなことより、農村の大人しい女性
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雨の訪問者(1970年製作の映画)

3.6

土曜ワイド劇場を彷彿とさせる。
物語りは淡々と進み、時折ドキッとする感じ。

爪を噛む癖治らない甘えん坊の
ラブラブちゃんの言動を広い心で受け止めるドブス…本当の旦那さんよりお似合いの2人に映った。
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