デンゼル・ワシントンの「イコライザー」シリーズ第3作。イタリアの海岸の田舎町に流れ着いたデンゼル氏がひと暴れする話。
期待を裏切らない出来で楽しませてくれた。
まぁ個人的な好みで言えば、あれだけ殺>>続きを読む
安定のつまらなさ。ザック版「スターウォーズ」+「七人の侍」のパート2。
とくに今回は「七人の侍」で野武士と村人がたたかうクライマックスをそのまんま下敷きにしている。のわりには驚くほどつまらない。>>続きを読む
これは稀にみる良質なリメイクですね。オリジナルへの深い敬意を感じる。
さすがにあのストーリーを現代に持ってくるのはムリがあると判断したんだろう。戦後すぐのイギリスという舞台設定も自然。
本質を変え>>続きを読む
「ミッションインポッシブル」シリーズ7作目(のパート1)。
6作目である、前作「フォールアウト」のレビューに僕はこう書いています。
”面白いは面白いが、前作までのシリーズ尻上がりの面白さ、3<<4>>続きを読む
孤独な中年女と半魚人の恋を描いた映画。
見てくれは新奇性があるが、話の本質としては「美女と野獣」「人魚姫」「E.T.」などと同様、異人種間のコミュニケーションを描いた古典的なモチーフだと言える。>>続きを読む
アートディレクションもデザインも素晴らしい。日本文化を深く理解した上で、近未来の設定だがどこか1960年代の日本を思わせるレトロフューチャーという時代設定も心地よい。
ウェス・アンダーソンは絵作りは>>続きを読む
速過ぎて時間を遡れるようになったフラッシュが、母親の死を未然に防ごうとしたためにマルチバースの時間軸をムチャクチャにしてしまう話。
まぁ、あまりにも入り組んだDCコミックスものの過去作を踏襲し、伏線>>続きを読む
亡くなった優しい夫・大祐(窪田正孝)は、まったくの別人によるなりすましだと気付いた里枝(安藤サクラ)が、旧知の弁護士(妻夫木聡)に調査を依頼する。
「愚行録」「蜜蜂と遠雷」の石川慶監督による、サスペ>>続きを読む
なかなか秀逸なアイデア・脚本だった。
インテリ純文学作家のモンク(ジェフリー・ライト)が、経済的な事情から半ばヤケクソで「ありがちなアメリカ黒人小説」(貧困とドラッグと警察沙汰)を書いたところ大ヒッ>>続きを読む
やっぱりこれがシリーズ最高傑作だな。
クルーゾー(ピーター・セラーズ)のあまりのアホっぷりに頭がおかしくなったドレフュス主任警部(ハーバート・ロム)が精神病院を脱走して悪の秘密組織を結成。クルーゾー>>続きを読む
ヴァチカンの主任エクソシスト(悪魔祓いをする司教)と悪魔とのバトルを描いた作品。
たんなるホラーではなくて、異能力者バトルみたいな話だと聞いて、面白そうだなと観てみたのだが、フツーのB級ホラーだった>>続きを読む
アマプラに入っていたので初めて観た。ラムやあたるやクラスメイトの面々が、文化祭前日の一日から抜け出せなくなる、一種のタイムループもの。
作画が雑なので見ていてイヤになりそうだったが、しだいにストーリ>>続きを読む
たびたび映像化されているエルキュール・ポワロもの。ナイル川の豪華客船上での連続殺人事件の話。
1978年版をなんども観た筈だが記憶になく、記憶にないということは面白くなかったのだろうと、今回のリメイ>>続きを読む
台湾サスペンス。木嶋佳苗事件を題材にしながら、ひと捻り、ふた捻りもしてくる。
主人公はやり手のTVディレクター(超色っぽい)。保険金殺人の疑いで起訴された木嶋佳苗(っぽい中年女)に接することになり、>>続きを読む
ブレイク・エドワーズ監督、ピーター・セラーズ主演のピンクパンサーシリーズ第2弾。
同シリーズは製作順にしるすと以下のようになります。
・ピンクの豹(1963年)
・暗闇でドッキリ(1964年)
・ピ>>続きを読む
数十年ぶりに観たが、やはりおもしろい。伝奇ミステリーロマンの一代傑作。
山崎努が桜の下を日本刀を振りかざし疾駆するシーン。小川真由美の鍾乳洞でのファックシーン。そして夜叉と化した犯人が洞窟を追いかけ>>続きを読む
第46作。満男君ep.5。就活に疲れ果て、家出した満男。それを追いかけ、寅次郎も瀬戸内海の小島にたどりつくのだが、旧家のひとり娘(松坂慶子)にひとめ惚れしてしまう。
いっぽう満男のほうも、島の診療所の>>続きを読む
前作が傑作だっただけにハードルが上がってしまった感がある。ただ松坂桃李、鈴木亮平ともに好演し、なかなかの迫力だった。スナックのママの西野七瀬もけっこうよかったと思う。
これだけシリーズで風呂敷広げまくって、ちゃんと畳んだのはハリウッドの脚本家さすがだと言わざるを得ない。
キアヌ・リーブス身体重そうだけど、アイデア勝負のアクションで魅せてくれる。凱旋門のとこのシーン>>続きを読む
寒い。もう福田雄一はこういうのしか作れないのかな。ただ、マンガ(アニメ)を実写化するとどうしてこうなっちゃいがちなのかとか、いろいろと考えさせてくれる。そういう意味ではヒントになる(ならない)作品。
第45作。満男くんep.4。シリーズ中ではまぁまぁの佳作というところだが、いろいろと見どころがある。
まず「泉ちゃん(ゴクミ)編」がいちおうの決着となる。ゴクミ側がシリーズからの降板を申し出たからと>>続きを読む
第44作。満男君ep.3。シリーズ中たびたび登場する、寅次郎がモテる回。
旅館の女将(吉田日出子)と寅次郎とのエピソードは、短いながらもかなり突っ込んだ展開をする。こんなあからさまな(性的)誘惑を受>>続きを読む
シリーズ43作目。満男君ep2。前作で浪人生だった満男君(吉岡秀隆)は大学生になっている(作品内では架空の校名になっているが、八王子なのでたぶん中大くらいの想定)。シリーズの中ではなかなかの佳作。>>続きを読む
ピーター・セラーズ「ピンクパンサー」シリーズ第1作。ブレイク・エドワーズ監督。
とはいえ、この作品ではまだシリーズのフォーマットが定まっておらず、有名なヘンリー・マンシーニのテーマ曲とタイトルバック>>続きを読む
満男くん(吉岡秀隆)シリーズをあらためて通してみるかと思い、この第42作を鑑賞。いままで脇役のひとりにすぎなかった満男が、本作以降、準主役の扱いになる。
皆さんご存知のように「男はつらいよ」はシリー>>続きを読む
ヤンキー青春コメディ映画。令和版ビーバップというところ。ところどころめちゃくちゃ面白いシーンがあるが、ところどころ雑なシーンもある。そこらへんも含めてビーバップ。
吉岡里帆の酒グセの悪い先生がいい。>>続きを読む
第35作。シリーズの中では凡作。長崎県の五島列島が舞台になる(2回目)。
シリーズ後半になると、年齢的に若い女の子との恋愛にムリが生じるためだろうか、寅次郎は脇にまわり、若いカップルを応援したり、ア>>続きを読む
第47作。ラストまであと2本。このころは寅次郎の恋物語はサブプロットになっており、満男のストーリーがメイン。
本作の見どころは、満男の相手役として菜穂ちゃん(牧瀬里穂)が出ていること。満男の先輩の気>>続きを読む
中平康の日活青春コメディ映画。八百屋で働きながらカメラマンも掛け持ちする型破りな男(石原裕次郎)が主人公。
とある雑誌社から「東京探検」というテーマで自由に写真を撮ってくれと頼まれる。インテリの眼鏡>>続きを読む
ヴェンダースが日本を舞台に映画を撮った、そう聞いて、おのずと「東京画」(小津映画のおもかげをもとめて東京にやってきた若きヴェンダースが、索漠とした現代東京に幻滅するドキュメンタリー)を思い出した。>>続きを読む
マルチバース絡みで、ピーター・パーカーが3人出てくる着想は面白いものの、そのアイデアがストーリーの盛り上がりにうまくつながっていないような気が。
トビー・マグワイアの顔が見れたのは嬉しかった。なんつ>>続きを読む
ルックが非常に新しく、アリ・アスターとかジョーダン・ピール系の最新型サスペンスかと思って見ていたが、途中からヒッチコック「鳥」のような黙示録的展開になり、最後にはリアル過ぎるほどリアルな結末になだれ込>>続きを読む
ま〜なんだろうね、、驚くほど詰まらない。笑
これザック・スナイダー自身が言っているように、なんちゃって「スターウォーズ」的な世界観のなかで「七人の侍」をやろうっていう話。
辺境の貧しい村が、帝>>続きを読む
ドラマ版未見。竹内結子が気の強い警部補を演じているということ以外、わりとフツーの日本の刑事ドラマ。
ミステリーでもサスペンスでもなく、ストーリーの骨子は、警察内部の派閥争いとか、ヤクザ同士の権力争い>>続きを読む
タイムループものの古典。退屈な田舎町のイベントを取材することになった、自己チューのお天気キャスター(ビル・マーレイ)が、永遠に繰り返されるタイムループにハマってしまうのだが...という話。
これもまた予想外の佳作。どんな小さな日常の中にも冒険がある。米林宏昌監督と相性がいいのかもしれない。
作画もいい感じで大塚康夫を継承しており、こういうテイストのジブリ絵がいちばんいいと思う。