ぬさんの映画レビュー・感想・評価

ぬ

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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

アシリパさんが気持ち悪そーに杉元の味噌をみるシーン、嫌そーに唇を震わし食べるシーンがとても良かった。二人の仲が深まってることを感じられる、笑える自然な会話。

しかもなあ、漫画やアニメだとそこまで好き
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.0

願い星がキャラクターとなって現れて、アーシャを助けていく、でもいたずらっ子で皆んなをハラハラもさせる。そんなスターが可愛かった。もちろん歌も良かった。

ただ、アーシャは優しいとか願いは自分で叶えると
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

VFXという言葉をはっきり認知するくらいには、海面の奥に映り、上昇し現れるゴジラの存在感がすごかった。

また特攻隊としての戦場での心の傷を、ゴジラという巨大な敵を通じて、乗り越え成長していく描こうと
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法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.0

ガラスに鼻を押し付けながら訴えるシーン。ひた隠しにしてきた感情を爆発させるも、もう届くことはない。その絶望の描写が良かった。

仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ怖い。短編原作だからか、貯水タンクで子供が溺死するコンセプトはほどほどかもしれないが、母性のテーマも、子供とお母さんがそれぞれ恐怖に立ち向かう人物設定も、そして終始じめついた描写も、どれも良い>>続きを読む

N号棟(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ホラー映画って評価が厳しくなりがち。まずすっきりしないもんね。だから書くの(撮るの)が難しいって言われてるのか。

主人公が生き残るか死ぬか、がホラー映画一般における最後まで見たいと思わせるフックだと
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

-

序盤で耐えきれず、映画を止めて、スキップしてみてしまいました。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

映画よりは、宮崎駿美術館。

私の中の宮崎駿と言えば、もののけ姫やナウシカのような自然の印象が強かった。けれど本作で印象に残ったのは建物で、思えば千と千尋もそこに惹かれていたのかもしれない。宮崎駿作品
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.0

人が人を食べる姿も、愛がテーマになれば美になり得るのか…。身体って不思議だ。

主人公が町を進むにつれ、観ている自分に不安が積み重なる。それは生きづらさへの共感でもあるのだろうけれど、疲れた。

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.0

思ってたのとは違った、タイトルからもっとSFだと思っていた。が、思わぬ展開で面白かった。

牛首村(2022年製作の映画)

3.0

評判はいまいちだから、もっとB級作品かと思いきや、ホラーだし楽しかった

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

4.0

日本で都心に住んでいると山火事はカナダとか海外ニュースでしか聞かず、自分とは遠い自然。そんな自分でも入り込める、山火事と暗殺者の二つの脅威で成るコンセプト、人間模様、面白い。

RRR(2022年製作の映画)

4.0

責務は行為にあって、結果ではない…

この台詞をもし職場で言ったら眉を顰める人がきっといるだろう。いいや、プロセスより結果です、と。けれどラーマが言うと、そういう意味ではなく、大義のために闘うことを表
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96時間(2008年製作の映画)

4.0

後半、予期してない要素がぐいぐい高まる。ハマって、シリーズ最後の三作目までみちゃった。

でも海外旅行が怖くなるくらいには恐ろしい。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

5.0

終結の感動、今も残る終わりの寂しさ。ファンタジーってこういうことかー。

ルーナが好き。あとロン笑

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

どこへ向かうのかと思いきや、ジヨンにもデヒョンにも自分を重ねられ、見ていて心が痛かった。

デヒョンを良い旦那とは言い切れない、ジヨンを閉じ込めようとする言動があるわけだけれど、彼はジヨンを大切にして
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.0

レビュー数、少なくてビビる。

信長は自分とは似ても似つかぬ突き抜けた人ではあるが、キムタクが演じる信長の姿にも自分を重ねてしまう瞬間があった。

一方、「突き抜けても結局、人の悩みは平凡よ」「俺は最
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空白(2021年製作の映画)

5.0

自分もモンスターに変わるかもしれない。そう思うと考えてしまう。

父親にとって娘はコンプレックスなのだろう。最低な父親だと実はわかってる。でもその自分は怖くて直視できない。そう思うことすら恐ろしい。だ
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.0

映画なんだけど漫画っぽい。演技ではなくて魅せ方なのかな。ページ見開きでどーん、みたいな。

だから駄目、ではないんだけど、見る前に期待しすぎちゃったのかな。シーンの逆算が見えてくる感じがしらけるのかな
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.0

ずっと気になっててようやく観たのだが、想像以上にグロかった。なのにサイコパスがあまりに初々しい。青春映画みたい。こんな組み合わせ、こんな味の映画ありえるんだ、、と思い、監督兼脚本の方の過去作を調べたら>>続きを読む

マレフィセント(2014年製作の映画)

3.0

絵本を読んでいるような感覚で、思っていたより子供向けだった。マレフィセントのビジュアルから、悪役ならではの葛藤や心の闇が描かれるのかと思っていたが、もう一つの正義という感じであった。面白かったけどね!

完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)

3.0

こういうドキュメンタリーは好きなんだけど、何かが物足りなかった。フィクションでなく史実に基づいた構成で、彼の内面が見えてこなかったからかもしれない。

内面は憶測にしかならず、行動が事実。だから内面を
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

4.0

曽根崎心中をモチーフにここまで書けてしまう東野圭吾に驚きながら、阿部寛と松嶋菜々子の演技を見て震えた

ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.0

コメディなんだけど、序盤でゾンビが出るたびに驚いていたら、「出てくるのわかるじゃん」と注意された。わかっていてもビックリするんだよね、なんなんだろう。犬が吠えるとすぐに驚いてしまうんだけど、それと通じ>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.0

ワンピースの映画初めて観た。ウタの登場シーンが一番良かった

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

4.0

アメリカンドリームには成金同様に品性が欠けている印象があり、考えとしての良さにいまいち共感できずにいたが、この作品はそこがテーマのように私には思えて、その考えの華麗さを説いてくれるようだった。

あと
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

一度はみたことあるはずだが、自分でも驚くほど何も覚えていなかった。所々のシーンに既視感はあるのだが、結末がどうも思い出せない。なぜか(記憶力の無さを嘆きながら)。

この映画をみると、人の気持ちなんて
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羊の木(2018年製作の映画)

3.0

映画って、監督による原作の解釈なのだと今更に思った。原作を読んでいないのに、こんな感想を抱くのは変だとは自分でも思うけれど。

元殺人犯が6人もいる設定の割に、終盤になっても関係が交差して来ない。だか
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さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

3.0

もっと平手友梨奈な映画かと思ったが、そんなことなかった。タイトルの意味はよくわからなかったが、物語の不明点が最後は繋がっていって面白かった。

キャスト的に気になる映画だったが、BL系と知って、そうい
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

偽証を暴く逆転爽快劇ではなく、心のカタルシスへ向かうのが意外だった。それが前篇の期待にまっすぐ応えないので萎える気持ちもわかるが、私はそれでも好きだった。

撥ねられ死んだ子の解釈が前篇と後編でここま
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

4.0

二篇は長いし、片手間に見始めたが、見入ってしまった。

前半1時間くらいをみて、自分の小中学時代を思い出した。クラスのどこかの四隅のあの感じ。

女の子二人が虐められてるシーンは心が痛すぎて直視できな
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前科者(2022年製作の映画)

4.0

憂鬱な過去を思い出した。この映画のような不自由は過去は決してなかったのだけれど、どうしてこの気分が自分の中に漂い続けているのか、未だによくわからない。