すたどんまんさんの映画レビュー・感想・評価

すたどんまん

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緑の光線(1986年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ハッピーエンド、インプットアウトプット型、「自然」派の監督、3年後に思い出して「あのときなんであんなことしてたんだろう」と思ってしまうようなことばかりが撮られている。
海以降すごい、特にいろんな言語で
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

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ゲラゲラ笑って見てた。バカンスで少年が自転車を走らせて少女を探すだけでうるっときてしまう、泣かせるようなシーンではないのに

ラジオ下神白―あのとき あのまちの音楽から いまここへ(2023年製作の映画)

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うたの不思議さとお祭りを待つ生活。避難先の団地という、おそらく季節感が薄くなるであろう日常で、お祭りを作ることはとても意義深いことのように思えた。やっぱ会わないといけない。香りがないと。

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

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静けさの夜の中をわたしは揺れる。
もう少し説明がほしかった。

Here(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

とてもいい映画だった。

序盤、奥行きの中の人工的な直線はあまりにも美しく、それと対比されるように緑は蠢く。顕微鏡は自然を幾何学的な線で切り取る不自然な装置であり、映画にも同じことが言える。近代建築を
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万引き家族(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

濃い映画だった。一回でぜんぶ理解できる人はいないのではないか。序盤の家族のみんなが違うことをしゃべっている感じ、夫婦の久しぶりのセックス、亜紀が客を抱きしめるシーン、笑いが出るほど達者だった。安藤サク>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前半は退屈だ。まなざしを撮る監督が瞳をとじることの意味。
自分のために作った映画なんだと思うし、他の映画も見ないとたぶんわからない。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

凄かった
子どもは眠り食べ次第に体を大きくするという点で、もっとも死に抗っている。最後の救済たる死を、火やキノコ、機関車や銃を通して畏れるのに、眠ってしまうし食べてしまう。そんなわたしたちもまた、ミツ
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海がきこえる(1993年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この映画がテレビでずっと放送されていないことと、杜崎がりかこに丁寧に扱われなかった腹いせに性的搾取をすることが、モヤモヤしたまま残っている。生理中の女の人と旅行に行く、プラトニックさを描きたかったのだ>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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やっと見られた。
ドラムとベースがあまりうまくなくてポケットに入らない感じで、グルーヴはパーカッションとかサポートでなんとかなっている感じだったのが残念だった。もう少しグルーヴが共有できていれば安心し
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14歳の栞(2021年製作の映画)

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あまりピンとこなかったけど見てよかった。子どもに対して、祈る以外のやり方でどう関われるだろうか。先生は「信用、信頼します。それが教員ってことだから。」と言っていてすごいなと思った。
そういえば栞が80
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ミレニアム・マンボ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

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ずっとクラブの無機質なダンスミュージックとかクラウドロックが流れていて、クラブの裏にハオといるときは、課題が残っているのに誘われて遊びに来てしまったような感覚になる。帰った方がいいのに居てしまう。引き>>続きを読む

愛情の系譜(1961年製作の映画)

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おもしろかった、カメラワークがよかった、この監督好きかも

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ずっと生活が映されるが、カメラがぶれているからあまり飽きない。東京に住んだこともなく、阿武咲も丸も石川さゆりも見たことがなく、幸田文もパトリシアハイスミスも知らなかったら退屈だったかもしれない。音楽は>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ときどき笑えるところがあってよかった。シンセとギターのデュオが印象に残っているけど、歌謡の感じはあんまりしっくりこない。水色のコート。

24年5月追記
音楽が好きかどうかで好みが変わってくる映画だと
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ひなぎく(1966年製作の映画)

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よかった。最後ちょっと鳥肌たった。ほとんどの時間で時計の音がした。食べることは、蓄えることをめざしているのか、空っぽになることをめざしているのか、どっちなんだろう。口って気持ちわるい。二人おなじ背丈。>>続きを読む

月曜日のユカ(1964年製作の映画)

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朝ごはんを一緒に食べるというのは、特権的なこと。
こわかったしかわいそうだった。

ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

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天使は歴史に身を投じて永遠の相のもとに驚く。意味わかんなかったけど眠くならなかった。
子どものように驚く。この監督はずっと子どもが好きってことがわかった。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

都会のアリスと同様、終わりがわからない旅の話。ずっと早く終わってほしいけど、本当はまだ続いてほしいと思っている。終わりが来たらもう、受け入れるしかない。すぐ戻れる。逃げるのは大変だけどすぐ人間に戻れる>>続きを読む

都会のアリス(1973年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

締切があると、それから逃げて誰かに着いていったり、振り回されたくなる。自分と話すことを通して以外の仕方で、子どもと接することができるだろうか。

aftersunもそうだけど、大人と子どもの旅に弱い。
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ドリー・ベルを覚えているかい?(1981年製作の映画)

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人間の顔をしていない社会主義の国の中のロマン主義。恋は大胆にするということ。
社会主義国だけどこういう映画作っても、劇中に出てくるような映画を観ることも許されていたのね。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

カップルで身に来た人ちょっとかわいそうだった。フェミニズムが大きな筋としてあって、その周りにいろんな論点がある。現実主義者ハリーとか、貧富の格差とか。ラスボスとしてのクリトリス切除があるように、ジャン>>続きを読む

青春の夢いまいづこ(1932年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

伴奏ピアノとハーモニカ、よかった
はじめの喜劇的な部分が気楽に見れておもしろかった。ヒロインを「むかしは共有財産だった」と言っていた。最後も社長だからあれだけ殴れるのだろ、と思ってしまった。

トリとロキタ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「初めてボートで出会った時からそうでしょ」という言葉で、そうだ、彼女らは本当の姉弟ではなかった、と思い直す。二人の間に言葉は少なく、ずっと目前に唯一のやるべきことがある。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

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前半寝てしまって、後半もあんまり頭に入ってこなかった。もう全然覚えてない。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

娘はお茶目でかわいらしくて、今だけしかなくて、終わってほしくなくて、あと少しと思っていた。悲しいけど心は緩んだままだった。太陽が終わってもまだ太陽は残っている。

夜から朝になるところとか、ショットの
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Winter boy(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

父の死をきっかけに父が望むのと逆方向にいってしまう。自暴自棄になる。お母さん、何かに当たることなく優しくてえらい。

恋文(1953年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

山路役の宇野重吉がよかった。「張りのある生活」
兄弟の罪の意識は、無意識に道子に向けられるけれど、三人とも、やっぱり赦しを得られなくて苦しむ。ラストの言葉は見た人をじわじわと締め付けたのだろう。でも、
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