レイチェルさんの映画レビュー・感想・評価

レイチェル

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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.2

夫の裕次郎にイライラがつのる日和は旦那デスノートに本音を書き込んでストレス発散していたが、ある日その存在がバレてしまう。夫婦のリアルなやりとりがとにかく笑える。本当に旦那デスノートがある事に驚いた。

EO イーオー(2022年製作の映画)

4.5

サーカス団で暮らしていたロバのEOは連れ出され、放浪の旅へ。人間のエゴによって時には癒しを求められ、労働させられ、たらい回しにされる動物の悲しみがEOの瞳で表現されている。言葉を発しないからこその哀し>>続きを読む

GHOSTBOOK おばけずかん(2022年製作の映画)

3.6

夜中、枕元に現れたお化けに導かれ、一樹たちはおばけずかんを見つけ、古本屋から出るとそこは日常とは違った世界だった。子供から大人まで楽しめるVFXがふんだんに使われた作品。おばけたちがとても可愛くて憎め>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.0

1970年代のロサンゼルス。25歳のアラナと15歳のゲイリーは偶然出会い、恋に落ちる。二人の歯がゆい関係性や年上に恋する気持ちが自然に描かれた青春映画。

怪物(2023年製作の映画)

3.7

ある町に暮らすシングルマザー、教師、子供たち。だがそれぞれの意見の違いで事件が起きる。誰しもがごく普通の人間たちだが、誰でも誰かの怪物になり得る。立場や境遇、考えによって人は変わってしまうのを感じさせ>>続きを読む

湯道(2023年製作の映画)

3.0

亡き父が遺した銭湯に戻ってきた史朗は銭湯を畳むため、弟の悟朗を説得しに来たのだが。銭湯という日本文化が温かく、優しく描かれた作品。

流浪の月(2022年製作の映画)

3.6

偶然出会った少女の更紗を家に入れ、一緒に過ごし始めた大学生の文。だが2人は世間から誘拐犯と被害少女とされてしまうが、数年後2人は再会する。世間から見ればいけない関係だが、文と更紗は互いにかけがえない関>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.5

完璧な生活を送るアリスは隣人が赤い服の男たちに捕まるのを目撃したことをきっかけにこの町に疑問を持ち始める。理想的なユートピアから徐々に記憶が戻っていくうちに違和感を感じていくアリスの様子がとても印象的>>続きを読む

THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション(2014年製作の映画)

3.5

贋作を作る天才レイは病気の息子の近くに少しでも長くいるため、ギャングに頼み、早く出所させてもらう。だがその条件として新たな犯罪をすることを約束させられる。3世代の親子たちの雰囲気が物語が進むにつれ、良>>続きを読む

ゴーストライター(2010年製作の映画)

3.0

元イギリス首相の自叙伝のゴーストライターを頼まれた男。だが彼は徐々に陰謀に巻き込まれていく。真実に近づこうとすればするほど危険に近づく主人公の心情が伝わってくる。ラストの資料の舞い散るシーンがあまりに>>続きを読む

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.5

宮沢賢治の父政次郎は裕福な質屋で跡継ぎを賢治にと考えていたが、賢治は自分のやりたいことを見つけようとし、両親を困らせる。だが妹が病に倒れたことで物語を書き始める。教科書でしか知らなかった賢治の破天荒さ>>続きを読む

リプリー(1999年製作の映画)

3.8

貧乏な青年のリプリーは富豪から息子のディッキーを連れ戻して欲しいと言われ、ナポリに行き、ディッキーを連れ戻そうとするが。嘘を重ね、罪を重ねるリプリーを見るうちに、上手くすり抜けて生き抜いていく彼が恐ろ>>続きを読む

リスペクト(2021年製作の映画)

3.6

幼い頃から天才と言われたら歌姫のアレサ。だが父や夫などから裏切られてもその悲しみを糧に自分で生きていく姿を描く。夫への思いを歌にして人々に共感を得ていく彼女の姿がとても力強く、清々しい。

シティーハンター(2024年製作の映画)

4.2

冴羽は新宿駅の掲示板に書かれたメッセージを元に槇原と共にコスプレイヤーのくるみを探そうとするが。原作に忠実に再現され、とても面白い。かっこよくシリアスに決めるシーンとお茶目なコメディーシーンの切り替え>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.5

全てが完璧で毎日がハッピーなバービーランドに暮らすバービーはある日突然体に異変を感じる。原因を探すため、バービーは持ち主のいる人間界へ旅に出ることに。ピンクの世界観でポップな雰囲気を見せつつも、女性の>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

合唱部部長の聡実は突然ヤクザの狂児から組のカラオケ大会で最下位にならないために歌の指導を頼まれる。中学生とヤクザという対象的な二人が歌の練習を通じて友情が生まれていく様子がとても愛らしい。

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

3.0

ホイットニーのアーティストとしての光と闇を得がいた作品。歌手として成功しても薬物に溺れていく彼女の姿が痛々しく切なかった。だが、彼女の歌は今も私達の心に残っていることは間違いない。

ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

2.8

大学の映像学科に通うヘザーたちは魔女のドキュメンタリー映画を作ろうとしたが、途中で消息不明となり、フィルムだけが森に残されていた。ドキュメンタリーとしてリアルにできている作品。最初のインタビューが伏線>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.0

映画に夢中のサミーは8ミリカメラで自主映画を制作するようになるが、色々な出来事が彼を巻き込み、成長させていく。スピルバーグが少年時代をどう過ごしたのか知ることができた。自由に生きる母の影響が大きかった>>続きを読む

渇水(2023年製作の映画)

3.0

水道局の職員の岩切は水道料金が滞る家庭を訪ね、水道を止める日々。そんな中、彼は家に取り残された幼い姉妹に出会い、水を止めるべきか選択を迫られる。仕事や私生活に辛さを感じた主人公の苦しみがとても理解出来>>続きを読む

悲しみよさようなら(1990年製作の映画)

3.5

オハイオ州の田舎町で15年前に出ていった女優のロキシーが帰郷すると噂になる中、15歳の身寄りのないディンキーはロキシーが母親だと信じ始めるが、、、。ロキシーの部屋の雰囲気やディンキーのボーイッシュさが>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

3.9

出版社でファッション誌の編集者として働くゲイの浩輔はパーソナルトレーナーの龍太と出会い、恋に落ちるが、突然龍太がいなくなってしまう。ドキュメンタリーのように進んでいくストーリーがリアルで印象的。人は一>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

3.3

ある女子高校生の遺体が発見されたことで、娘を愛せないルミ子と母に好かれたい清佳の話が重なって見えてくる。ルミ子も清佳も母に愛されたいという気持ちが切なく、生々しく描かれているのが印象的。どんな母親でも>>続きを読む

パレード(2024年製作の映画)

2.2

海辺で目覚めた美奈子は離れ離れになった息子を探しているとこの世に思いを残した者たちに出会うことに。この世に思いを残した人々の世界があったらと考えるととてもせつない。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

ジャズに魅了されな大はテナーサックスを毎日練習し、上京。雪祈と玉田と共にバンドを組み、夢に向かって成長していく。ジャズが大好きでジャズで生きていこうとする大の強い気持ちがあまりにまっすぐで熱くて印象的>>続きを読む

人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

3.9

韓国のトップスターファン・ジョンミンは突然拉致され、目が覚めるとそこには報道されていた事件の被害者が。そこから抜け出そうと二人は画策する。主人公が本人役で登場しているが、あまりに痛々しい。ラストの結末>>続きを読む

天才ヴァイオリニストと消えた旋律(2019年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦中のロンドンに住む9歳のマーティンの家にユダヤ人のドヴィドルがやってくる。だが彼はヴァイオリンのデビューコンサートの日に姿を消す。ドヴィドルの演奏シーンがとにかく素晴らしく印象的。どんな>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.0

学校の居場所を無くした中学生のこころは突然部屋の鏡が光り出し、城の中に吸い込まれる。闇を抱えた子供達がどの時代にもいるし、悩んでる子供はどの世界にもいると忘れてはいけない。

黄龍の村(2021年製作の映画)

2.5

キャンプに向かった若者たちは途中で車がパンクし、助けを求めてるうちに龍切村に辿り着く。B級ジャパニーズアクションを見たと感じさせられる作品。前半と後半で見え方が変化するのが面白い。

百花(2022年製作の映画)

3.0

レコード会社で働く泉は母とのわだかまりを持ちながらも過ごしてきたが、母が認知症と分かり、献身的に介護するようになる。女として生きた母の過去と認知症となった母の現在を受け止める泉の辛さがとても印象的。

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.0

四年前、オルブライト家に行方不明になった一人娘エスターが警察から見つかったという連絡をもらう。だがエスターを迎えにいくがむかしのエスターとは違っていた。前作とは違う切り口とエスターの人間臭さが出てて面>>続きを読む

チェルノブイリ1986(2020年製作の映画)

3.1

消防士アレクセイは元恋人オリガと10年ぶりに再会し、一緒に暮らしたいと思っていたが、チェルノブイリ原発が爆発事故が発生。そこから状況が一変する。爆発事故がいかにすさまじく恐ろしいものだったかを感じさせ>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

町一番の嫌われ者のオットーは曲がったことが嫌い。妻に先立たれ、孤独に耐えかねて自殺しようとするが近所に越してきた家族によって徐々に変化が現れる。誰でも一人では生きていけないからこそ、助け合って生きてい>>続きを読む

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

2.5

農業を営み暮らす淳一の元に息子の一也がやってきた頃、近くの森で不審死や失踪事件が相次ぐ。森でのホラー映画と思いきや、SF映画に変化していくのが面白い。

悪女(2023年製作の映画)

3.0

結婚を控えたニュースキャスターのリメイは父親の婚約者が実は詐欺師だと知り、正体を暴こうとする。日本で起きた事件を元に描かれた台湾映画。突然現れた詐欺師が徐々に正体を現せば現すほど不気味に感じてくる。

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.7

志木那島にぽつんとあるコトー診療所。高齢化が進む島の医療を背負うコトー。だがコトーにも病が近づいてくる。島での医療問題について考えさせられた。