ジョンさんの映画レビュー・感想・評価

ジョン

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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

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このサメの作り込みと、海が血に染まる演出。音楽で恐怖を煽られることで全世界が海に恐怖したんだろうと思うと偉大な映画だな。1番びっくりしたのは船から死体が出てくるところだけど。
ヒッチコックの「鳥」と同
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

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えぐいシーンは少なめなのでホラー、サスペンスの恐怖としては今ひとつ(全裸チェンソーは面白かった)。現実と妄想が入り混じり、結局どんな映画?と思ってしまう。
一見まともそうなバブルのエリートビジネスマン
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

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会議室の中で会話だけで90分。とんでもない傑作だった。損も得もない、たまたま集められた12人のうち11人は有罪と決めてしまうけど、1人だけは人を裁くことに向き合って、話し合いを促す。最終的に少年が本当>>続きを読む

ロープ(1948年製作の映画)

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殺人シーンから始まり、その後のパーティでの何気ない鶏を絞める話や、「絞め殺すわ」という言葉にドキッとしながら進んでいくのが面白かった。ラスト、犯行が明かされていくシーンでは見ていた自分まで共犯者になっ>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

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面白かったし、ロバートレッドフォードはかっこいいけど、ユージュアルサスペクツみたいなびっくり仰天まではなかった。サスペンスというよりはコメディよりだから、起こっていることよりは軽快に楽しく見れた。
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悲しみよさようなら(1990年製作の映画)

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まさかの桐島方式。姿を現さないままなのはこの時代だと新しかったと思う。
ディンキーが思ってる以上にディンキーはみんなから愛されてるし大切に思ってもらえてるけど、それがわからなくなる時ってあるよね。身寄
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裏窓(1954年製作の映画)

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人間観察が好きな自分にとっては心の底からドキドキしているような気がした。部屋の中と裏窓から見える風景だけで本当に色んな物語が進んでる。ヒッチコックは面白い。
ミステリーと恋愛ドラマの両軸を一つにまとめ
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

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IMAXで鑑賞。マッドマックスという一大コンテンツの本気を受け止めるには、自分も本気を出さないと行けないなと鑑賞中思った。面白かったし、夢中で見てたけど流石に疲れたな。良い疲労と達成感。初代と比べると>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

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復讐で殺していくのかと思ったら、途中からサイコパス映画に。夫は殺しの、妻はシリアルキラーの素質が。最後、捕まるシーンとかイラン豚が人肉だった客の反応とか見せないのが良かった。見てられないから。
ヴィー
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NANA2(2006年製作の映画)

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宮崎あおいの降板が許せるかわからなかったけど、仕方なく2も見てみたら市川由衣もしっかり受け継いでて悪くないし、本郷奏多の方がしっくりくるし多分原作寄りで楽しくみれた。途中までは。
まさかの暗い展開で、
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NANA(2005年製作の映画)

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バンドものと宮崎あおいの相性って良すぎるよね。純粋であどけない感じが逆に刺さるんだろうか。中島美嘉はちゃんと聞いたことなかったけど歌も、佇まいもかっこよかった。
2人の年齢も自分と同じで上京してくる不
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

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ジーナデイヴィス美しすぎる。背が高くてかっこいいのに愛嬌もあって表情にも引き込まれた。
これこそが真に解放された生き方なんだろうけどその分ケジメとして、これ以上ないほど美しいラストだった。

ファーゴ(1996年製作の映画)

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実話をベースに罪を重ねて、最後はとんでもないところに行き着く。スティーブブシェミのチンピラ演技が大好きで隙があって情けない感じ演技が最高だった。吹き替えで見たけど字幕で見た方が緊張感あって日本語だとな>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

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これが同じ地球上で起こったこととは思えない。想像を絶する残虐さ。理由も無く殺すって同じ人間がやることとは思えない。ドイツ人の心境や育ちを想像してみるけど全く理解できないし、なんなら笑ってた。
シンドラ
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アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発(2015年製作の映画)

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今後いろんなホロコーストの映画を見る時に中心に据えるべき考え。430ボルトってとんでもない電流だと思うけど最後まで押せちゃうんだ、、。ただこの実験、被験者は精神的に負担が大きかったけどホロコーストだけ>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

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まるで自分をピンポイントで刺しているような、自分のためだけに存在しているような感覚をおぼえる浅野いにおの漫画。幾田りらとあのちゃんの声と原作と違う結末を映画館で大勢の人で見て共有するのは違った良さがあ>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

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すごい映画。細かい音響までこだわっているので映画館で見れて良かった。
塀1つあるだけでこんなに無関心になるかと、でも世界中苦しんでる人はたくさんいて目に見えないだけなんだ。
撮り方がキューブリックみた
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

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最後になんかあるっていう前情報はあったので気にしないようにはしてたけどやっぱり前情報なしで見てみたかった。そしたら腰抜かしてたと思う。急展開するラスト15分くらいまでも面白かったし、オートマタ作るとこ>>続きを読む

アース(2007年製作の映画)

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頭も体も疲れていたので雄大な自然に圧倒された。どうやって撮影しているのかわからないくらいすごい映像のオンパレード。でかい動物はずっと見てられる。ホオジロザメの捕食シーンがお気に入り。
こう見ると、人間
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

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19世紀の開拓中のニュージーランドにピアノと美しい親子2人。違和感が面白い。誰にも共感できるわけじゃないし、大人に振り回される子供が可哀想ではあるけど、自分の足りなさや感情を外に向けすぎる人間模様がピ>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

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2013年当時の最高峰の映像技術でこれ以上ないほどな完璧に宇宙を作り出した監督とスタッフが凄すぎる。これを映画館で見れたなら、、。見てるだけで息が詰まりそうな宇宙空間で細すぎる蜘蛛の糸を手繰り寄せてい>>続きを読む

恋のドッグファイト(1991年製作の映画)

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ドッグファイトに関しては良くないけど、リバーフェニックスの無邪気な子供っぽい感じが本当に好き。カッコ良すぎるな。
バスに住所を書いた紙を捨てるシーンはショックなとこだと思うけどこれから戦争に行くわけで
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

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「小さな街が世界の全てだった」「2日間の旅で街が小さく感じた」
子供ながらに葛藤し、傷ついて自分なんかと考えてしまうけど、そんな時にお前はお前だと言ってくれるのが本当の友達。2日間の旅はゴーディにとっ
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

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ヨーロッパ系でも、ハリウッドでも邦画でもない独特の雰囲気が漂い、音楽がなんかクセになる。特別な映像技術もなさそうだしずっとシュールなんだけど暖かい。ほんとに不思議な映画だった。おれは好き。
終わり方が
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ビートルジュース(1988年製作の映画)

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ティムバートン節炸裂してて最高!
死後の世界史上1番愉快かもしれない。そして若いの頃のウィノナライダーも可愛すぎるし、あのファッションが似合う。
今年新作やるみたいで、いまのCGでみるビートルジュース
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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タクシーの中だとリラックスできてなんか色々話しちゃうんだろうな。乗って0から車内で人間関係が構築されていく感じがすごく良かった。それで降りたら後腐れなく次の客を探すように新しい話にいく。
20歳のウィ
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エイリアン4(1997年製作の映画)

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爽快さのかけらもないグロくて胸糞な場面が多かったが、気づいたら終わってて、見終わった後に面白かったなという感情が沸々とくる。正直3が微妙だったので期待値が下がっていて一応完走するか程度の気持ちで見たの>>続きを読む

ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

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「これはボクシングだ!」とトミーに怒鳴るロッキーだが、最後はまさかのストリートファイト。ロッキーも歳をとってボクシングで戦うことよりも家族のためにリング上以外の場所で戦う1人のお父さんだった。それは人>>続きを読む

アニー・ホール(1977年製作の映画)

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その監督の作品ははじめてだけどカメラ目線とか回想に入り込んだりとかが明るいコメディの雰囲気を作ってて見やすくて面白かった。ゴダールっぽいので最初フランスの映画かなとも思った。
人生は惨めなのが本質だと
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

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どんでん返し系だと意気込むとオチが予想できてしまったりするので、なんとなく軽い気持ちで見れて良かった。ラスト10分の話が一気に加速していくところが面白すぎる。
ヴァーバルの話が伏線となっていくわけだけ
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アリス(1988年製作の映画)

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独特なカット、ストップモーションが不思議の国のアリスと組み合わさり、唯一無二の世界観。モノがストップモーションにより動いているが生命感が感じられず、基本的には残酷で不気味で気持ち悪いがそれがアリスの可>>続きを読む

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

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思っているよりも深い映画なのはわかるし、伝えたいこともわかるんだけど、おばあさんが車盗んだり警察撒いたりするのはちょっと受け入れられなかった。これが若い人だとわかるんだけどなぜか腑に落ちない。若気の至>>続きを読む

ロリータ(1962年製作の映画)

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14歳とは思えない、大人っぽくて可愛さもあるロリータに抱く想いがハンバードと同化したとき、ドキドキを罪悪感を共有しながら前半は見ることができる。後半はハンバードの想いがエスカレートしすぎついていけなか>>続きを読む

2010年(1984年製作の映画)

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2001年ありきなのは間違いないが、キューブリックは関わってないし、アーサークラークも別の話と言っているので基本的には分けて考えるべき。
難解な前作と比べなくてもかなりわかりやすく作ってあり、別の映画
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

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初めてこの映画を見た時大抵の人がそうであるようにストーリーがよくわからなくてただ前衛的だったなくらいにしか思わなかったが、小説を読み、しっかりと内容を頭に入れた上で見ると本当にとんでもない映画だという>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

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「君は悪くない」 「知ってる」 「分かってない、君は悪くない」心の扉が開く瞬間だった。
人に傷つけられてもそれを癒すのも人の力しかないんだよね。本当の友達に出会えて良かった