lunaaquaさんの映画レビュー・感想・評価

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ジョン・トラボルタの プラスチックの中の青春(1976年製作の映画)

3.8

U-NEXT流石凄いタイトルあるなぁ。
見たかったんですよー。ブレイク前の若き日のジョン・トラボルタの貴重な青春映画。


産まれ付き免疫不全症候群で無菌室の中でしか過ごせれないトッドの外界への挑戦。
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二十四の瞳(1954年製作の映画)

4.2

感無量、高峰秀子の大石先生原作のイメージ通りでした。
初担任で持った子供達の人生、大石先生の人生全て戦争に寄って変貌してゆきますが、最後の同窓会的なシーンでは教え子に囲まれた大石先生の姿に胸熱。
リメ
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肉弾(1968年製作の映画)

4.3

うわぁ、凄い芸術的な反戦映画だった。
主人公には名前はない。狂言回しに「アイツ」とだけ紹介してもらってた。
寺田農、笠智衆、田中邦衛錚々たるキャスト。
テーマは重いが悲壮感は全く無くアイツの飄々とした
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テス(1979年製作の映画)

3.8

ポランスキー長いよ笑

こんなに尺取らなくても描けたんじゃないか?
ナスキンは美しい、美しさ故周りの男の運命を狂わしテスも渦に巻き込まれる。
何だかんだで世話になった男を手に掛けるのも理解出来なかった
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.9

まだ観てなかったんです。リメイク版が来たので鑑賞。
思ってたよりオカルト色強くザワつく内容でした。
勿論ハートフルホッコリもあるんですが、ホッコリの背景で観ててこうじゃなければ良いなーって嫌な予感でザ
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私は貝になりたい(1959年製作の映画)

4.3

過去視聴

地上波で再放送で2回親に見せられ小学生の自分に戦争の不条理トラウマを植え付けた作品。
結構長い作品だったんですね、間違いも正義になってしまう初胸糞体験させてくれました。
観終わった後、次の
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晩春(1949年製作の映画)

4.3

父子家庭の娘を嫁に出すお父さんの話。
娘もお父さん好きすぎなので、この親子多分共依存親子だったのかもしれない。
嫁に行くのが女の幸せだった昭和20年代。
あれだけ周囲から嫁嫁と言われたら行かざるおえな
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赤線地帯(1956年製作の映画)

4.3

若尾文子と京マチ子見たさだったが、脇の華やかじゃない族のお姉さん達の人生模様が面白かった。昔の日本映画って、擦れっ枯らしの役柄でも言葉が綺麗なんだな〜。
これまた売春防止法絡みの吉原の話なんだけど、先
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.2

青春映画はこれで無くても良い感。
桐島桐島ってこの学校の支配者なんか?
桐島どーでも良くなってしまった、暇つぶしにしても選択ミスった。
ダレました。

生きる(1952年製作の映画)

4.3

いつか観なければと思ってました。
今日邦画ターンに突入したので今しかないと。
自らの余命を悟ってから残された日々を生き抜く時に全力を尽くす。
志村喬の眼力と表情の迫力が圧巻。
お役所勤めの不条理な縦社
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にっぽん・ぱらだいす(1964年製作の映画)

3.9

売春防止法で遊郭終わる日から、翌日までで最後話が締めくくるのだが。
成り行きで観たけど結構面白かった。
遊郭のお姉さん達の画力が強い、いつもわちゃわちゃ人がいて、山本直純の軽快なアップテンポな音楽に乗
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泥の河(1981年製作の映画)

4.2

少年の瞳に映る大人事情、それに心を痛め葛藤する。

戦後の日本を描いているが現実は常に子どもにも大人にも平等に残酷である。
加賀まりこのインパクト強し。名作です。

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.2

映画における音の影響が多大なると改めた分かった作品。
音響職人の匠の技が繰り出される傑作。

奇跡の人(1962年製作の映画)

4.5

魂と魂のぶつかり合い。迫力。

ヘレン・ケラーの伝記。
感動しかない。素晴らしい映画。
見て良かった。
1979度版の奇跡の人ではヘレン・ケラー役がサリバン先生やってます。

黒い罠(1958年製作の映画)

3.2

オーソン・ウェルズ、市民ケーンもまだ観てないし全然詳しくないのですが、冒頭のカメラの長回しクレーン使ってるのかな、凄いです!

白黒のコントラストも光の当たり加減も場面場面で素晴らしい。映像は非の打ち
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.9

耳馴染みのあるコンバット音楽はこの映画の曲でしたか。
すれ違い不条理核爆弾ブラックジョーク。
円卓会議のシーンで全員の席に電話が付いているのは笑った。この円卓シーンってオマージュありそう。
皆殺し計画
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黒水仙(1946年製作の映画)

4.0

自分の中で観なければいけない映画の中の1作。
戒律に縛られてた敬虔なクリスチャンのシスター達が俗世間に接したら、色々な邪念が生まれて関係が不穏になっていく。
デボラ・カーの美しい事よ。
シスター達の布
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.6

パリピのカーアクション、バイクアクション、銃撃戦、ワルしか出てこないのに何故か応援したくなる不思議。車カッコ良い。
シリーズ多いのでゆっくり見ていこうかなー。
デペッシュモードのチェキラップ掛かってて
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マックス、モン・アムール(1986年製作の映画)

3.8

大島渚監督の底が見えない謎作品。


外交官イケメン旦那を持った妻がマックスという名前のチンパンジーを愛人にし、旦那もそれを認めて家で一緒に暮らして、しまいには妻の恋人認定し家族単位でハッピーエンドっ
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

4.2

不倫カップルが不倫相手の旦那社長を自殺に見せかけ殺したが証拠隠滅を忘れ犯行現場に戻り
管理人が帰宅した事によりエレベーターに閉じ込められる。
ジャンヌ・モローとマイルス・デイヴィスの有名なジャス音樂の
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エモーショナル・ラブ(2018年製作の映画)

2.8

この手合いの話にしては話がとっ散らかりすぎて全くおもしろさを感じず。
観るのやめようかと思い途中から作業用に。
誰にも感情移入出来ない不思議作り。
妻子いる旦那はヘナチョコキャラクターだし相手の男性が
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狩人の夜(1955年製作の映画)

4.5

息子の為に父が1万ドル銀行から盗み、息子に金を隠させるが刑務所で同部屋になった伝道師ロバート・ミッチャムに金の在処を探られる。
その父が死刑になった後ちゃっかり金欲しさに死刑囚の未亡人のダンナの後釜に
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ロリータ(1962年製作の映画)

3.9

キューブリックだから相当なえぐみあるのかなと思ったけどそこまでじゃ無かった。

下宿先の未亡人の娘ロリータに懸想し、義理の娘にした後良い様に振り回される哀れなロリータコンプレックスオッサンの話。
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泳ぐひと(1968年製作の映画)

4.1


映画好きに勧められました。怪作!
カルト映画で有名な愛と憎しみの伝説の監督さんなんですね。

海パン一丁のネッドという男が、友人の家から自分の家までセレブの家にあるプールをリレーしながら帰るバグって
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.7

うーむ、観る人選びますね、流石後味悪い映画に入ってくるだけあります。
破壊されていく夫婦関係と良き日々を交互に見せられちゃ気分悪くなる事この上無い。
モーテルのシーンで旦那跨いで仕事に行く部分なんか冷
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.3

この二人何年か後にはヨリを戻しそう。
空気みたいな存在が1番楽に共にいれると気づくまで。
出会いの時の終電に遅れた男女の台詞、映画好きのアピールでショーシャンク出してきたのには笑った。
確かにショーシ
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.7

脚に障害がある兄が、自閉症の妹に冒険という名目で身体を売らせてお金を得てど底辺生活を送るとてもアングラな作品。
まりこさん役の女優さんとても演技お上手。
貧困ものと虐待ものは邦画インパクト強いです。こ
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僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)

3.5

統失を疑似体験する事によって当事者の大変さが、良く分かる。
これが毎日なら疲れちゃう。
実際友達でいるのでより理解を深められて良かった。
お母さんの彼氏さんとても良い人じゃないかー。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.1

事実の話。どんな感じなのかと全然期待しないで観ましたが、結構良かったですよ、この作品。
ゲーマーがレーサーなるってどういう事?
と???だったのてすが、資質って眠っているものなのですね、引き出した鬼教
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史上最大の作戦(1962年製作の映画)

4.2

ノルマンディー上陸作戦、連合軍とナチスドイツの群像劇。
主人公が居ないのでヒューマンドラマが無い分、戦略的な箇所に重きを置いているので好き嫌いが分かれるかもしれないし、没入感も無いかもしれない。
やん
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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

3.4


職場で仕事をさぼるおっさんに対して「あの人髪結の亭主だからいつ辞めてもいいんだから」と揶揄してた人がいたの思い出した。

愛し方愛され方の擦れ違いで悲劇は起こるものなんだな。
愛が無くなり情の繋がり
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0


女性同士の恋愛について哲学入ってるかなと思わせる深い作品。
ビバルディの四季の夏が映画をより引き立たせている。嫁ぐお嬢様の肖像画を描きに来た画家とお嬢様との短期間での心の動きに付随した恋愛まで発展す
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仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

3.5

うわー、このオチは久々に胸糞な内容ですね!

覗きはダメだけどこのおっさん、人付き合いが苦手なだけでなんでこんなに嫌われるの?
またしてもマイノリティに厳しい現実です。
1人が好きな奴もいるんだからほ
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噂の二人(1961年製作の映画)

3.9

このクソガキがっ!!!と舌打ちしたくなる作品。

ヘップバーンとシャーリーマクレーン2人が寄宿女学校の先生として勤めているが、1人のクソガキの嘘からこの2人が恋人同士だと瞬く間に噂が広がる村社会に人生
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キャンディ(2006年製作の映画)

4.1

*感想書き直し*

終始ドラックに溺れる若いダンとキャンディカップルの破滅的な生活の日々を描く。
薬の為に彼女が身体を売り犯罪も犯し、薬断ちしようと禁断症状と闘うシーンなど痛々しく感じる部分は多々ある
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哀しみのトリスターナ(1970年製作の映画)

3.8

労働してない落ちぶれたブルジョワのオッサンの家に、親が亡くなり引き取られるカトリーヌ・ドヌーヴ演じるトリスターナ。はい、美人です。
この養父、気持ち悪いオッサンで娘としてでなく、女性としてもトリスター
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