じゃいろさんの映画レビュー・感想・評価

じゃいろ

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バレット(2012年製作の映画)

3.7

完全な悪役では無いとはいえ、比較的悪くてアウトローなスタローンを主演で見られるのは新鮮で良かった
ストーリーに目新しいことはほぼなく、星の数ほどあるアクション映画の1つでしかないがスタローンの存在感で
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ヤング・ゼネレーション(1979年製作の映画)

3.7

直球スポコン映画かと思いきやナーバスな青春映画の側面が強かった
自転車レースが見られるのは1時間経ってからでそれまではずっと将来について悩む青年たちの青春模様が見られる
それはそれで面白かったから良か
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.7

大好きな怒りのデスロードの前日譚ということで楽しみにしていたが、個人的にはあまり刺さらず

怒りのデスロードのようなノンストップアクションを期待するとあまり宜しくないようだ
フュリオサの人生を丁寧に見
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コブラ(1986年製作の映画)

3.8

今となれば非常にベタなアクション映画ではあるのだが、ベタゆえにストレートな面白さが詰まってる

スタローン演じるコブラの台詞回しがいちいち洒落てるのがたまらん
メンタルがちょっと危なそうなアウトローを
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

3.8

劇場版ということで今までのシリーズに比べると気合いの入った作品になっていた
今までのコワすぎで散りばめられていた点が線になる展開になっており、グッとくる

前半のタタリ村に向かうパートもいつものコワす
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.6

敬虔な家族の崩壊に魔女というファンタジー要素を織り交ぜた佳作

常に厭な空気があり、家族はある種の呪縛であると感じてしまう

救いのない話のように思えるが、個人的には最後の展開で開放感を覚えた

チェンジリング(1979年製作の映画)

3.8

大きな音や大仰な恐怖演出がなくても人を怖がらせることができることを実証した名作
新しく住んだ家が怪異に襲われ、過去に起きた出来事を掘り下げるプロットはやっぱり面白い チェンジリングの偉い所は本当に怖
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

3.7

File4の花子さんでも触れられた異世界の存在がここにきて本格的にストーリーに影響を与え始め、劇場版序章としては良い導入になっていた

お岩さんの不意に画面の端にいる感じが今までのド派手な登場とは違っ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2013年製作の映画)

3.7

4作目にしてまさかのSF要素をプラスするのは予想外すぎた
流石にやりすぎ感があって初めはノれなかったが、新しく登場した霊媒師の真壁が魅力的で最終的には楽しめた
だからこそあのラストは悲しい

花子さん
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.8

コワすぎは3作目の河童からよりカオス味が増すと噂は聞いていたが、その通りのカオスさでありキャッチーさも増えたことで非常に面白かった

河童を捉える映像の不気味さはストレートに怖いし、動物の死骸の横にキ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.7

前作の口裂け女捕獲作戦の時よりキャラクター性が強くなった工藤Dの暴れぶりが霊よりよっぽど怖くて笑える

震える幽霊を差し押さえて夕子のヤバさで話が進むのは意外性があって良かった
話が綺麗に纏まらないモ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.7

何気にずっと気になっていたコワすぎシリーズについに手を出してしまった

色んな人の感想を見ると、シリーズを経るほどぶっ飛んだ展開になっていき、口裂け女はまだリアリティラインに沿ってる部類らしいのが笑え
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コーチ・カーター(2005年製作の映画)

3.6

何気にバスケ映画は初めて観た
元々バスケ好きなのとサミュエル・L・ジャクソンの演技で楽しめたけど、自分には綺麗過ぎる映画だった

もっと泥臭いか、とことん厭な映画が好きなひねくれた人になってしまったこ
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ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

3.8

人種差別なんてレベルでは無い、教養の時点で人種の分離を刷り込まれている体制がグロい

ファーストカットから厭な気持ちになるアラン・パーカーの手腕が凄い
史実に沿った映画ながら、実際にはこの事件をFBI
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プラトーン(1986年製作の映画)

3.7

普段戦争映画は見ないが、プラトーンほどの有名作は抑えとこうと思い鑑賞

やはり戦争映画は少し苦手で気分が乗るまで時間がかかったが、ベトナム戦争による人間の倫理観の崩れや内輪揉めが見られてなかなか見応え
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悪人に平穏なし(2011年製作の映画)

3.6

不良刑事が酔った勢いで射殺してしまった事件の証拠隠滅の為に奔走するが、次第に被害者の背景にテロ組織がいる事がわかり... というストーリーラインなのだが、とにかく分かりにくい
登場人物は多いしそれが複
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.7

ジャンプスケアで驚かすようなホラーではやく、ジメッとした日本らしい過去の因果まで巻き込んだ意外に壮大なホラーになっている

基本的な流れは謎解きであり、そこの見せ方が心霊ドキュメンタリーのようで面白い
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マラソン マン(1976年製作の映画)

3.7

70年代らしいハードサスペンス
歯医者の拷問シーンが有名だが、そこ自体は思ったほどではなく、それ以外の暴力描写の方がエグかった
主人公が典型的な巻き込まれ型であり、更に自分から謎を解いていくわけでもな
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[Focus](1996年製作の映画)

4.0

今までモキュメンタリー映画はあまり得意ではなかったが、本作は間違いない傑作だ
見てはいけないものを見ているような生々しい質感の映像がゾクゾクする

盗聴マニアの金村を取材するTV局の人間は口では金村の
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ビジランテ(2017年製作の映画)

3.8

地方都市の闇を描く邦画は当たりが多い印象 本作も邦画特有の胃がキリキリするようなむず痒い気持ちにさせられる作品で非常に面白かった
終盤の展開で少しダレたが全体的には悪くない作品だった

ストーリーライ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

ヨルゴス・ランティモスらしい変な映画で非常に面白い 今作はその変な要素がホラーや厭な描写に全振りされていてコメディさが微塵もないのがまた面白い

解説を読んでようやく理解できるような難解な映画だが、そ
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トロピック・サンダー/史上最低の作戦 ディレクターズカット版(2008年製作の映画)

3.7

面白いんだけど何も感想が浮かばない!
見てから数時間後に書いてるけどもう記憶が朧気になってきた

ストーリーより出ている役者陣で楽しむ感じはあったな
ハゲたトム・クルーズと子供をぶん投げるベン・スティ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版(1984年製作の映画)

4.0

そのあまりにも長いランタイムから存在こそ知っていても見ていない人は多いと思う
自分のその1人だったが、いざ見るとこれがとても良く出来ていて長さを感じない
休憩しながら見ようと思ったが結局3時間49分ノ
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英雄の条件(2000年製作の映画)

3.8

フリードキン監督の撮る法廷劇は骨太でありながらしっかり厭な描写も他作品に比べると少ないがあるのが素晴らしい
片足のない女の子とトミーリージョーンズの絡みはなかなか厭だった
さらにその後の回想で女の子も
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

5.0

既にオールタイムベスト級に好きな映画だったが再見したら尚更その魅力にハマってしまった
やっぱタランティーノの感性は自分に見事にぶっ刺さる

デス・プルーフはよく前半はつまらないけど最後まで見たらめち
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.7

邦画の金字塔とも言える本作をついに鑑賞

唯一の被爆国である日本でこの映画が作られ絶賛されていることに意味を感じる
序盤のバスジャックと終盤のジュリーと菅原文太のチェイスは面白いが、中盤で流石に長いか
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デスペラード(1995年製作の映画)

3.6

数年ぶりの鑑賞だが、相変わらず面白いんだけどどこか自分には刺さりきらない
タランティーノが出てたりして自分好みのはずなんだけどなんだか集中力が切れる

終盤のドンパチは好きだけどそれくらいかな ギター
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エル・マリアッチ(1992年製作の映画)

3.6

超低予算ながら初期からロバート・ロドリゲスらしさは健在であり、殺し屋と勘違いされて戦いに巻き込まれるプロットはなかなか面白い

低予算故の雑さは気になるが、アクションのキレはしっかりあって結構楽しめる
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.8

常時Fワード連発でハードな内容でも楽しく見れる
起きてること自体はシビアだしトーニャのバックボーンを考えるとあんな粗暴な人間になってしまったのも頷けるから複雑だが、基本的には娯楽性に富んでいる良い伝記
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.2

今年公開の映画ではかなり楽しみにしていたモンスターヴァースの新作
頭空っぽで楽しめるおバカ路線に突き抜けて最高の映画になっていた

ゴジラとコングの関係性や話の進め方が怪獣でありながらもどこか不良漫画
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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

3.7

復讐を終えた男の虚無感を全くの容赦なく描いた作品
どことなく北野武作品のような雰囲気もあり、何気ない日常に暴力描写が挟まれる作風がまさにそれっぽかった
と思ったら急に幽霊画出てきたり、ジャンルレスな作
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蛇の道(1998年製作の映画)

3.8

黒沢清の作品は回路とCUREしか見ていないが、今作蛇の道が今のところ1番面白いな 蜘蛛の瞳でどうなるか期待

助走なしで初めから物語の途中のような始まり方で動揺こそするがこのソリッドな作りが尖っててめ
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.5

ゴジラやキングギドラが画面にいる間だけ面白い そこ以外の人間ドラマはつまらなすぎる

宗教画のように怪獣を神々しく描く監督のスタイルはあまり自分にはハマらない

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.6

GODZILLA(2014)に比べれば怪獣の出番が多くて概ね楽しめた
人間ドラマがどうしても弱くてやや飽きてしまったが、コングが画面にいる間はずっと面白い

残酷描写もしっかりしていてコングのそこら辺
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