まいたらしえくらんさんの映画レビュー・感想・評価

まいたらしえくらん

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わが恋の旅路(1961年製作の映画)

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大船調の香港ズームよりもおそろしいもの、それは月丘夢路の修羅場で流れるベートーヴェン「運命」。松竹でダントツで音楽センスがないのは篠田。寺山修司と篠田と岩下志麻のイモくさスリートップのダサさはほんとに>>続きを読む

私をスキーに連れてって(1987年製作の映画)

1.0

そういやホイチョイ映画はすべて運動だなといまさら気づいた一本。movieという"動くもの"やら四運動やらこれまた運動であるセックスの代償行為としての運動やらなにやら?出来上がったルックスもいいけどそう>>続きを読む

若さま侍捕物帳 謎の能面屋敷(1950年製作の映画)

1.0

マキノかよ。しかしセットがすごすぎる。新東宝までこれってそりゃ日本映画傾くよと思った。

若き日の啄木 雲は天才である(1954年製作の映画)

1.0

子供の走らせかたがただの変態。遠ざかっていく汽車をてんでんばらばらに見送ったり追いかけたりしてくるシーンはちょっと……映画史に残るぜ。

和製喧嘩友達(1929年製作の映画)

1.0

ハリウッドにドかぶれしたこの映画のラストで、えんえん汽車をおっかけることはできない日本の道路事情をわざわざ見せちゃうってのが小津安二郎らしい。

WILD LIFE(1997年製作の映画)

3.0

青山真治は本来なんだってできた人のはずなのにね。北九州にあまりにも長いこと時間をかすめとられた気もする。
しかし "『冷たい血』『シェイディー・グローヴ』"で"「結婚をめぐる3部作」"だったんですかい
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ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

2.0

死人しか出ないっていうのは映画の本質なのですごくいい。だからこそ記憶の不確かさやら語る者の意図と語られたもののあいだのずれやらをしれっと無視しちゃえるところが傲慢に見えてしまう。

若い人(1962年製作の映画)

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吉永小百合ってこういうはすっぱ路線でいってくれたほうがあたしゃうれしかったけどもね。

六月の蛇(2002年製作の映画)

2.0

このでんわをかけなおすスピードが塚本晋也だよねえ。変態電話の声がまたたまらない。この人は女をよく見ている人だというのはわかるんだけど映画は"乳がん"ってとこまでで終わってるよね、正直。

路地へ 中上健次の残したフィルム(2000年製作の映画)

2.0

フィルムと思いきや小説のほうかと思いきやまさかの中上のフィルムをほんとに飲みこんだ蛇の映画。

LOST ANGELES ロスト・エンジェルス(1999年製作の映画)

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こういうおもねりはお前苦労するぜ今後と見たときに思ったのだけど、まあほぼほぼそのとおりになったと思う。

レイクサイド マーダーケース(2004年製作の映画)

1.0

さすがに「世にも奇妙な物語」すぎるだろ(フェリーニでもヴァディムでもないほうの)。テレビ局のやつらになにされたんだ青山。

RED SHADOW 赤影(2001年製作の映画)

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自分でアクワイアの「天誅」プレイしてるほうが楽しいだろ。"影"とはなにかという深みゼロが売りなのはわかるけども。頼むから麻生久美子はバカと手を切ってくれと思ったものだった。

冷静と情熱のあいだ(2001年製作の映画)

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尻の軽さが抜け落ちた"運命の恋"映画なんて嘘っぱちだろ。尻の軽さしかない"運命の恋"映画とおんなしくらいにさ。モノローグひとつで頭の軽さもみえみえだしさ。

連続暴姦(1983年製作の映画)

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スクリーンの使いかたしか許す気はない。だいたい暴姦魔とやらのくせに早いってなんなんだ。

ルパン三世 バビロンの黄金伝説(1985年製作の映画)

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オープニングのバイク、やってはみたものの「アニメでこの長さやると長い」と鈴木清順も自分で思ったらしい。しかしアニメをテレビと同じ構成にしちゃったのは大和屋竺か!?許せんな。

ルパン三世 風魔一族の陰謀(1987年製作の映画)

1.0

これを機にテイストも変えたかったんだろう感じ、80年代末のアニメに寄せようとしてるのはかなりある。それはそれで嫌いではない。古川登志夫のルパンよりも塩沢兼人の五右衛門がよっぽど違和感はあるのだけど小山>>続きを読む

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

2.0

オープニングはたしかにいま見てもちょっと「おお」と思うんだけど、宮崎駿はこれしかできんのか。

猟人日記(1964年製作の映画)

2.0

めたくそ野心的な本編までの流れ。アバンタイトル、タイトル、アバンオープニングクレジット(?)、そしてがっつりとクレジット。岡本喜八はムラムラしたんじゃないか?肝心の本編は仲谷昇のポルノでまあたまらない>>続きを読む

リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

4.0

この人の他の映画に対しては以降もほぼなんとも思わないだろうけど、いくらそれがきれいだったりかわいかったりする女の子とはいえぼーっと座ってるところが映画になるっていうのはやっぱ……上手いってことなのか、>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

2.5

もしかして岩井俊二はこういうイタさを表現するためだけに長らく小林武史と組んでたんだろか?例のぼやんとライティングも同じ理由でなのか?恐ろしい男だね。市原隼人の借りてきた猫顔。

リング(1998年製作の映画)

1.0

最後に「人間が一番怖い」なんてくっつけずにいられないなんて中田秀夫はよくばりだなあと思うじゃない?そうじゃなくって終わらせらんないだけなんじゃないかとかな。この人の映画はいつも冒頭から中盤までなんだよ>>続きを読む

乱暴と待機(2010年製作の映画)

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少なくとも大谷能生の能力は見えた映画。暴力よりなにげない動きがえらくいい小池栄子に比べるといくらケツがよくても美波は負け戦だろ。

雷電(1959年製作の映画)

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モブがモブのまましっちゃかめっちゃか動かすのはあんなに上手なのに、いやだからこそか、接写でチャンバラとかぶつかりあいみたいなのは下手な中川信夫。

(1985年製作の映画)

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白黒とカラーではカット割りまで別もんになる巨匠ってのは謎だなと思った。

Love Letter(1995年製作の映画)

2.0

岩井俊二のおそらく唯一の瑕瑾なき傑作にして、しかし取り上げるに足る問題も浮かんでいる唯一の映画では。郵便的不安を飼い慣らすこと、あるいは死でしかないところの決定的ななにかを一般論の郵便的不安であるよう>>続きを読む

落第はしたけれど(1930年製作の映画)

2.0

なんだか「サイレントにはサイレントの規律がある」という感じのつくりだなあと思ったらこの次の年に、しかも松竹蒲田が日本初のトーキーかけてるのか。こんな話にもアクションを入れるというのが気に入った。

ラブホテル(1985年製作の映画)

3.0

ちょっとくどすぎやしないかという気もするんだけど長回しのためには電気スタンドにしろ電話にしろコードは長くなければいけないというすてきな因果律に免じる。相米慎二らしくストイックさはロマンポルノの歴史の中>>続きを読む

楽園(1998年製作の映画)

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かつて五社で会社員監督やってたというだけで映画監督を名乗り続ける輩にうんざりした時代の終わりにインディペンデントというお題目の売りだけで死ぬまでに映画を何本かは撮る映画監督につきあわされるのかとうんざ>>続きを読む

羅生門(1950年製作の映画)

1.5

雨と光の加減と質感という大事な部分がいまいちなのがどうも。フィルムは富士だったかの一辺倒だったらしいけどそのせいなのかな?京マチ子は出が出だけあって小刀くるくるが昭和な感じのコレオグラフィー完璧再現と>>続きを読む

吉原炎上(1987年製作の映画)

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これだけ金かけといて喀血でふとんを汚せないというけちくさいクロマキー。そうなるとやっぱ全部がけちくさく見えるのよね……

四畳半襖の裏張り しのび肌(1974年製作の映画)

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R15版でなくっても黒塗りだらけというか、むしろ黒塗りされることを積極的に活かしたつくりが神代辰巳と他の監督との違いだと思ったけども。
『土と兵隊』をこんなふうに使っていいのかねっていう謎。

四畳半襖の裏張り(1973年製作の映画)

1.0

ブルーフィルムのように個人的な場所においてでもなく、DVDやエロ動画のように開始時間の概念すらない媒体でもなく、いわば決まった場所で決まった時間に決まった番組、しかも中身が10分に1回の濡れ場の反復で>>続きを読む

用心棒(1961年製作の映画)

3.0

下級武士ってところがもちろん味噌だよな。三船はやっぱり画にはなる。こことよその移動って意味でフォードをばちくそ意識した映画よりもよっぽどフォードっぽい。

蘇える金狼(1979年製作の映画)

3.0

めちゃめちゃ角川くさいラストやな。ラストの顔は撮り直さしてもよかったんじゃない?村川透の言うことなら聞いたろ。

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