長男・高倉健、次男・梅宮辰夫、三男・待田京介の、かなり無理のある三兄弟。でもカッコいいから良い。悪役は安部徹と金子信雄なので、監督も井上梅次だし、なんだ日活の映画と同じかと思っていると、東映になると彼>>続きを読む
ヤバい、もう観たことを忘れている。
アキラと藤竜也が岩場で会話しながら思い思いのタイミングで適当に火のついたダイナマイトを投げる場面が面白かった。早くこれになりたい。
やっぱり怪獣は役者なんだということを再確認。人間も含めてみんな生き物なんだって。だからこそ、日本の怪獣映画の演出はあれでよかったんだと改めて感じることができた。それはとてもよかった。
それはそれとし>>続きを読む
『異人たちとの夏』をイギリスに翻案したことによる変化よりも、大林宣彦監督版における風間杜夫と名取裕子の話を男性どうしの恋愛という設定にしたことによる変化のほうが大きい。人と人との関わり合いが薄くなって>>続きを読む
良いほうにも、悪いほうにもなにひとつ期待を裏切られることがなかった。でもそれが超最高。
怠惰なので前作を予習していなかったせいかもしれないが、とにかく存命のオリジナルキャストのみなさんが出てきてくれ>>続きを読む
タイトルを見て清水の次郎長の話かと思ったがまったく関係なかった。東京・深川を舞台にした着流しヤクザもののアキラ。無国籍アクションでも、昭和初期の東京が舞台でも、どこで生まれ育っても必ずジョーと因縁の対>>続きを読む
小林旭と吉永小百合の共演作ということでそれだけで記念碑的な座組みではあるのだけど、しかしあまりにも平凡な物語。ハメられて刑務所に入ったアキラが横浜に帰ってきて、昔なじみの稲葉義男がやっている港近くの喫>>続きを読む
新規データ追加作。幻の大宝映画。色は褪せまくり、傷はつきまくり、ひとたび忘れられた映画はこんなにも儚なげな存在になってしまうのかとなんとも言えない気分になったことだけ憶えている。
あと、オーラたっぷ>>続きを読む
とてもプリントの退色がひどく、カラーだけどほとんどモノクロのような画面。殿山泰司の医者がとてもうさんくさかった、ということしか憶えていない。
とりあえず地球が滅びそうな古いSF映画が観たかったので「地球」でタイトル検索した。
地球のマグマを地表に出して無限のエネルギーを得ようというメチャクチャすぎるプロジェクトをリスクをガン無視で強引に実>>続きを読む
バカ映画とスパイの相性はやはり良い。
『キングスマン』の1作目だけ観て、ちょっと疲れてしまってずっと観ていなかったのだが、ビートルズの新曲も劇中で流れるというので観に行ってきた。
映画館へ行くたびに>>続きを読む
東千代之介のバカ正直田舎イケメン侍が江戸に来て、開始2分半で殺人を目撃。割と展開がベタで緊張感も興奮も特にないが、すぐに観終わる中編なので楽しく観られた。夜の場面など明らかにセットで深みもなにもあった>>続きを読む
なんでもいいから橋本忍脚本の映画を観てみようと思い、何も考えずに再生した。
江戸時代の身分制度ゆえのまことに不条理なお話。大友柳太朗とともにクレジットトップの山田五十鈴は中盤以降までずっと空気のよう>>続きを読む
ついに非英語圏の映画も無理やり日本語字幕なしで観るようになってしまった。先にあらすじと背景を押さえておけば意外と観られる。
もちろんすべての内容を理解するには程遠いボケボケぶり。そんな私の理解度の低>>続きを読む
たけし一座のノーモラル戦国大殺戮絵巻。映画館を出て駅まで歩く時、撃たれるか刺されるか斬られるかでメチャクチャ警戒してしまった。最終的には人間生きるか死ぬかしかなくて、そこの恐怖や緊張を感じられただけで>>続きを読む
映画館へ行くたびに予告編を見せられるので気になって観に行ってしまった。巷の不評も実際に観てみないとわからないのでまったく気にしていなかったが…(以下略)
…やっぱりまだ始まってもいない物語で1本作>>続きを読む
ドナルドが新居に引っ越すと、同じく引っ越してきたピートがいきなり生ゴミをバケツごとドナルドの家の庭にザブザブとぶちまけ、いきなりブチ切れてもいいものの、大人の対応でこらえるドナルドがなんともいえず切な>>続きを読む
梶芽衣子さんの東映移籍第1作を実は観ていなかったので観た。
どうしてもメインビジュアルの着物姿の印象が強いので緋牡丹博徒のような映画なのかと思いきや、銀座のホステスと周辺のヤクザ連中がひしめくように>>続きを読む
野川由美子主演のシリーズものらしいが今風に言うと任侠ホステスというところだろうか。見やすく楽しく面白く、だがもちろんシリーズものとして再評価された形跡はない。
子分はなべおさみ。九州から銀座に移り、>>続きを読む
殺伐と人が死に続ける70年代東映バイオレンス。この映画ではその惨たらしさがある一定のレベルを超えてしまい、もはや美学や哲学の域に達してしまっているように思う。
人が死ぬシチュエーションの理不尽さは本>>続きを読む
大勢の敵が迫ってきて劣勢になりかけたとき、畜生…とつぶやきながら若山富三郎がおもむろに布をめくるとそこには立派なガトリングガンが。このメチャクチャさがすべてと言っていい。もう死ぬほどいろんな人が指摘し>>続きを読む
デヴィッド・バーンの顔が怖いからという理由で気になっていたのにずっと観たことがなかった。ニューウェイヴは苦手なので1秒もトーキング・ヘッズを聴いたことがない。したがって思い入れもない。気になるが私には>>続きを読む
夜の港の場面から始まるので、どうせまたアキラは密航でもしているのだろうと思っていたら、密航していたのはフィリピンから香港経由で日本にやってきた山内賢だった。
犯罪映画と音楽映画のミックスという面白い>>続きを読む
戦争映画というものは基本的に戦場を舞台にしており、戦場という場所は基本的にすべての人間が戦う覚悟を決めて集まっている。
だから、戦いや無駄死にを避けようとする良識のある人間も戦場では戦うことしかでき>>続きを読む
一作目がすばらしかったので期待してしまったが、お世話になった人のために殴り込みという任侠映画のフォーマットに則った平凡な作品になってしまったように思う。
とはいえ大信田礼子のガラガラ声には情があり、>>続きを読む
敵も味方もスターばかりで大変愉快。「オレたちの退屈な日常パート」から「オレたちが第三次世界大戦勃発の危機から世界を救うパート」へ当たり前のように展開していく。敵は常に悪事を企みそれを実行に移しているし>>続きを読む
ドナルドがブラウンストーン国立公園にレジャーに出かけてみると、そこではクマ公のハンフリーらが観光客たちのご機嫌とりで芸をして食べ物を得ていた…という、旅行に来たけど夢のない現実が展開していましたという>>続きを読む
泣けますよ。私だけかな。泣いちゃったのは。
50年代、60年代、ロックンロールがどうやっていろんな迫害を受けながらもポピュラーになっていたのか。彼の戦いはその過程でもあったわけですよね。
彼をよく知>>続きを読む
事前に横溝リスペクトだと聞いていたので面白みがだいぶ削がれてしまった感じがある。ああいう世界観が2024年に新たに観られること自体はうれしいものの、しかしこれはやっぱりミステリでもあるので、淀みなくセ>>続きを読む
ドナルドを見初めたデイジーが偶然を装ってなんとかドナルドを落とそうとする回。無事に恋は成就するものの、鬼嫁と化したデイジーがドナルドを痛めつけて精神的に追い込む。
デイジーの家系の人々のメシの食い方>>続きを読む
マナー最悪観光客のドナルドがグランドキャニオンで大規模な文化財破壊をやらかしてしまう回。
観光地でテンションが上がりすぎてやってはいけないことを繰り返すドナルドに共感してしまう。しかし、調子の悪いロ>>続きを読む
ご先祖の霊に取り憑かれてしまったドナルドが狩猟に出かけたらそこはもはやただの戦場になっていて命を狙われてしまう回。
別になんの動機もなかったのに、部屋に飾ってあった肖像画と目が合っただけでたちまち洗>>続きを読む
これは完全にアウト。
ドナルドの甥っ子三兄弟がインディンアンごっこに明け暮れているところに、サーカスの一行から逃げ出したガチの人喰い部族トリオがやってきて、2チームでドナルドを奪い合って煮て食おうと>>続きを読む