むさんの映画レビュー・感想・評価

む

ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019年製作の映画)

3.8

PTSDはベトナム帰還兵が多く発症したことで知れ渡ったほど、ベトナム戦争は多くの人に傷を残した。
知ることがない遠い国のわたしたちでも身近に感じることができる良い映画だと思う。

抑揚のない仕事で出世
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.7

マックスのことになると意地悪な小学生みたいになっちゃうマット
家庭の差、世代の差、恋人がいない者との差が出てくるのもよかった


グザヴィエドランの作品が万人受けするとは思わないけど、感情をぶつけ合う
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.6

ヤクザお茶目すぎてかわい
単調かなーと思ったけど後半面白かった!

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.7

展開がどんどん変わってワンシチュエーションなのに飽きがこない!
しっかり伏線張ってくるのいいなあ

高いところ苦手なわけじゃないけど、足にめっちゃ汗かきながら観てた
なんかちょっと後味悪い
(こういう
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関心領域(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

この作品が訴えているのは、知っているか知らないかのその先
関心を向ける人はその場から去る、何か力になろうと危険を冒す
初めは常に関心を向けようとスクリーンに注意を払うのに、慣れから無関心になりかけてし
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.7

芸術家にとって不幸であることがクリエイティビティの源なんだろうか
特に風刺作家から始まった彼女のキャリアや、ムーミンに登場する影のあるキャラクター、刺さるセリフたちからもトーベの苦悩が見てとれる

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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

900mark!

なんか?なところ多かったな
必ずしも力を使ったからといって入れ替わるわけじゃないんだとか
ダー・ベンはバングル2つで死んじゃうのにカマラは大丈夫なんだとか
時空の直し方がちょっとご
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.7

声をあげれば、誰かが手を差し伸べてくれる。


9年の時はどれだけ人に前を向かせる力があるんだろうか。
大切なものを失って絶望し、責められないものを責め、それでも目前の小さな芽を大切に育てていくのにど
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.6

お仕事映画だった!

生きるって死にたくなくなってしまうくらい遊ぶことなのか。
置かれた場所は関係ないんだ。

これが現代のストーリーだったらどうなってただろう
画の美しさと、ファッションと、紳士の仕
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

面白い!
恋愛しなければいけない世界、してはいけない世界
両極端を見せているようで現代の婚姻社会の皮肉がふんだんに盛り込まれている


必要に迫られてパートナーを見つけるとするならそれは果たして幸せか
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

最初に昨夜とか字幕出てくるから時系列ごっちゃになってしまったけど、ポケーっと観てたら完全に翻弄された!
ワルたちが集うこの時代の映画だいすき


船の上のシーンだけ幼少期に何度も観たような気がする
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.6

あんまり面白くないと思ったけど終わり方がとってもよくて泣いちゃった🥲
妻への愛、子への愛とっても素敵

AIというかロボットの方が暮らしてるところも行動も人間っぽくて混乱する

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.6

思ったより鈴木亮平1本で勝負してる映画
全体微妙だとしてもそれだけで評価上がってしまう
役作りへの執念がハンパなすぎる
ボディビルの大会出たいんか?ってくらいめちゃくちゃ絞ってる体
もっこりが関与する
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聖なる証(2022年製作の映画)

3.6

食べない少女、めちゃくちゃ食べるフローレンスピューの対比がよい
なんだか食べないことが神聖で、食べることが卑しいことのように感じてくる

仏教にも即身仏があるように、信仰のために死ぬというほど人間の信
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Winny(2023年製作の映画)

3.8

この作品を観たエンジニアがED法を発掘し、Qiita上に発表したことで今トレンドになっている
20年遅れた開発が前に進むかもしれない


ということで隣で解説しまくるエンジニアを隣に置き鑑賞
わたしも
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.7

さすがグレタカーヴィグ、わたしのツボ
なんでも話してバカやれる親友最高だよな
個人的に高校時代が存在しないから共感はできないけど、カラフルでどんどん失敗していく青春うらやましいな

ティモシーいい役す
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.8

IMAXで鑑賞
IMAXで観るべきか?と問われたらわたしなら迷わずYesと答える
爆発から映画の雰囲気がまったく変わる、それを痛烈に味わうために臨場感は不可欠だ

主要な物理学者を簡単に予習してから観
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

タイトルの後ろで名曲流すところから見事にタランティーノ
ファーゴオマージュっぽいシーンもあって楽しい

福原かれんの日本語きけるのうれしすぎ!
アトランタファンにはたまらん役者陣ですぜ…

ホームでタ
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.2

明日生きられるかどうかの世界で、音楽は必要のないものだろうか。
音楽は生きる希望を与えた。音楽は人を動かした。
音楽って素晴らしいものなんだ。


ライフイズビューティフルでも思ったけど、こんなのラッ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.4

IMAXレーザーGTで鑑賞
国内最高峰で観て大正解だ!映画って正方形なんだっけ?てかむしろ縦長!?

ポールアトレイデスとティモシーシャラメが青年になっていた
前作のいつ死んでしまうかわからないハラハ
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正欲(2023年製作の映画)

3.7

生きづらいと感じている人、それを理解できない人の構図がリアル
こんなにつらいと感じる人が多いなら、世界って誰がつくったんだろう(大抵の人が不自由なく生きていける形、うまく回っていく形になったのはわかる
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.7

キーラナイトレイきれいすぎて見惚れる…
キャリーマリガンの映画デビュー作、セリフ少ないけどしっかり存在感がある
なにより若さ溢れる彼女の演技を観られるのが素敵だ

18世紀の婚活バトル

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.8

暗闇の使い方が好き
とくに新幹線のシーン、すごく図って表情を隠したのが巧み

心境の移り変わりとか、演技より脚本で見せているのがいい

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.7

音楽がそれだけでずっと聴いていたくなるほど素晴らしいので、演奏シーンの演出はやや過剰でうるさく感じる。


自分が10代の頃、夢を追って、大きすぎる壁にぶつかって、もがいて乗り越えるパワーが足りなくて
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.6

誰も見ていない、好きな音も奏でられない、強そうな奴に媚びへつらって命を繋いでいる
クソみたいな世界の中で、音楽だけが呼吸できるツールだった
音楽を通して彼らは生きていた

構成が好きだなあ


3年が
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.1

繰り返される緊張の瞬間。見える希望。
2人の表情もすごくいい。
観終わったあと、始めはスカッとした気持ちになるのに考えれば考えるほど心にモヤモヤが募っていく

家に帰ったら、家族がご近所さんの息子の就
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.7

体調不良と低気圧でぐえーってなってたから素直な気持ちで観られた

ラテン音楽よい!!
敵なし・みんなハッピー
自分には何もないって思っても、誰もが特別
自分が羨む人にも、背負ってるものはある

まわり
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犬王(2021年製作の映画)

4.0

うおおお、湯浅政明の表現がまたブラッシュアップされている!!!
感情の表現、彼だからこそアニメだからこそできるそれは素晴らしすぎる

脚本もだいすき
1番はアヴちゃんの声が大好き、森山未來の芝居とアヴ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

裁かれることによって、今までの人生の全てが
2人の関係の全てが晒される

裁判って真実が明かされるところじゃなく、同情させた方がが勝ちのゲームみたいな不公平さがいつもある

全員演技すごい、とくにダニ
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.7

レナード・バーンスタインの生きていることを心から喜び楽しむような指揮。
それをかなり巧みに表現したブラッドリークーパーは役者として超一流だけど監督としても素晴らしいレベルまでいってるのではないだろうか
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

さすが知り合いがある年のNo.1に挙げるだけあって、予想よりずっとおもしろかった


みんなお金持ちに憧れるけど、お金持ちのしがらみと人生のトレース感は不自由さしか感じさせない
部屋に入るときの礼儀、
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きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

3.7

素敵な言葉の詰め合わせみたい
もうすぐこの世界からいなくなってしまう2人だからこその甘くて切ない言葉

純粋ラブストーリー刺さる期です
影響されてネイルもブルーブラックにした…

灼熱/灼熱の太陽(2015年製作の映画)

3.8

最後のエピソード、黒髪から金髪の子が生まれるの?メンデルの法則?って思ってあんまり頭に入ってこなかったけど
他はめっちゃよかったなあ
ただ好きな人をその気持ちだけで愛せたらいいのに


顔の認識能力低
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.6

前日にセリ鍋の魅力を散々語られてちょうどすぎるタイミング…!

海外に行ったときとかに感じる、いつ騙されたり盗まれたりするかわからない緊張感で前半は満たされてたけど
人って思うより素晴らしい

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

最近自分が考えていることに絡めて至極個人的な感想を述べるならば

好奇心が強い女性にとって安易に男性についていくことは悪か?(性に関して)経験を増やしていくことは罪か?

ベラにとっては否、彼女にとっ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

期待よりずっとずっと面白い!

日本でしか作れない映画だなあ!
直属の上司とか先輩にしか意見言いにくい環境、
チームワーク熱いとこ、
手塚治虫っぽさあるイラスト…


広告業界あんなにハードなら面接落
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